本日の営業について

 

 

おはようございます。

 

 

台風の影響で、千葉の各所、いろいろ弊害が出ています。

 

 

テンでは、昨日の午前中は電気も水道もガスも問題なく使えたのですが、

午後、突然断水してしまいました。

現在、電気はきていますが、断水状態が続いています。

 

 

本日の営業に関してのおしらせです。

 

断水につき、カフェの営業は休止いたしますが、ギャラリーの営業は行います。

トイレが流せない状況となっており、お使いいただけません。

 

私の自宅のある土気でも、一部の地域を除いて、ずっと停電状態が続いています。

昨日の日中は、電車が止まって出社できなかった夫が、

私以上に暑さに弱いワンコのフルを車に乗せてあてもなくドライブして過ごしました。

夜は、比較的涼しい地域の土気であること、比較的涼しい木造漆喰の家で、

家の周囲に水を打ったり、ひんやりシーツを敷いたり、

いろいろ策を講じてなんとかやりすごしました。

今朝はヤカンにお湯を沸かし、そのお湯を2往復浴室に運び、水と混ぜてシャンプーしました。

 

日頃、電気、水、ガスなどがあたりまえのように使えていたことに

改めてありがたいことなのだと痛感しました。

 

今、充電をするため店に来て、このブログを書いていますが、

今日の営業はスタッフに任せ、私はフルと車の中で過ごします。

老犬でいろいろ支障があるため、

ペットホテルなどに預けられず苦渋の決断です。

ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

それから、この周辺にお住まいの皆様、

停電でお困りの方がたくさんいらっしゃるかと思います。

今日はカフェは営業しておりませんが、

店内に電源コンセントがたくさんありますので、

充電するのに来てください。

また、wifi環境も整っています。

先ほども申しましたが、トイレは使用できませんのでご了承ねがいます。

 

 

 

また、明日の午前中に予定しております

月イチカルチャー『薬膳料理教室の会』について。

 

本日午後2時の時点で、まだ断水状態がつづいているようであれば、

明日の会は中止とします。

今日中に水道が復旧したとしても、この近辺のスーパーで食材の調達ができないため、

まずは午後2時の判断といたします。

 

 

 

 

 

 

 

今月の企画『passione』展、会期中盤。

こちらは引き続き展開しておりますので、ぜひご覧いただきたいと思います。

 

 

掛井五郎さんの熱 × 小泊良さんの熱

ぶつかり合い、同調し合い、

熱い熱い熱が発せられる展覧会になればと思います。

 

 

掛井五郎さん

 

来年90歳になられる掛井五郎さんの作品からほとばしるパワーには驚きの連続。

静岡で生まれた掛井さんは、絵の上手だったお兄様の影響もあり、

東京藝術大学にて彫刻を学ばれました。

以降、70年近くずっとずっと精力的に創作を続けておられます。

錚々たる芸術家とともに日本のアート界を牽引してこられた大御所ともいえる方ですが、

謙虚でにこやかで自然体。

 

掛井さんのアトリエやご自宅には所せましと壁にも床にも多くのアートにあふれています。

ブロンズの彫刻や油彩画もさることながら、

菓子箱やトイレットペーパーの芯がユニークに変身した作品に目を奪われる。

壁にかかっている絵も、カレンダーの裏に描かれていたり、

暮らしの中にある身近なものが画材となるのです。

なんと以前私が手土産にお持ちしたものの外箱と包装紙がアートに化けてプレゼントされ、大感激!

掛井さんの手から生み出された全ての作品に、

大人たちがとっくの昔に失ってしまったピュアで生き生きとした情熱が息づく。

どの作品も今にも動き出してきそうな躍動感と迫力が感じられます。

そう、それらは”生”。

生きている、ナマである、内から何かが生まれ出る、

・・・そんな感覚をダイレクトに覚えます。

掛井さんは食欲旺盛なのだそう。

きっとそれもご自身の”生(元気)”の源となっているのでしょう。

 

今回、彫刻、版画、ドローイング、ブローチ、作品集など、

掛井五郎さんのあらゆる作品の一端を展開いたします。

2年前、五郎さんのご長男・隆夫さんが財団を立ち上げられ、

膨大な作品の管理や展示手配を。

初日は隆夫さんが在廊され、お父様のことなどのお話を伺えますので、ぜひおいでくださいませ。

 

 

 

小泊良さん

 

静岡出身、沖縄在住の小泊良さん。

年々活躍の場を広げ、いまや国内外でひっぱりだこの小泊さん。

その人気の理由を私なりに分析すると・・・・・。

絶妙な絵のテンポとバランスと間、造形美、潔いシンプルな線、

コッテリしているけど後味よし、器としての安定感、色彩、

・・・・・と、作為のない作為が、私たちのカラダに心地よくスッと入ってくるのだと考えます。

 

小泊さんはいつ会ってもテンションが平らだ。

でも内に秘めたる熱いものが感じられる。

発表の場がものすごい勢いで増えてきているのに比例して、

それぞれの展覧会で必ず出される新作も増えます。

絶えず新しいものを作りたいという小泊さんから常にフツフツと湧き上がってくる何か。

アイデアなのか経験なのか元々持ち合わせた能力なのか・・・・・。

もちろんそれらもあるのでしょうが、そもそも器に絵を描き始めたきっかけは、お子さんの絵本だそう。

子ども向けの明解で単純な絵が、小泊さんの手にかかるとたちまちクールな魅力に昇華する。

アトリエに行った際、出されたお茶とお菓子。

カップは小泊さん作、小皿は息子さん作。

息子さんの皿は何の違和感もなく、そこに描かれた絵は確かに小泊イズムでした。

二人の絵は、独自の空気を放っていて互いに溶け合っていることを目の当たりにし興味深く見入ったのでした。

テンでは3回めの小泊展。

今回はどんなおもしろいものが見られるのか楽しみでしかたがありません。

 

 

今日は、作品の紹介をパスさせていただきます。

会期後半になりましたので、

遠方の方、いらっしゃれない方には、通販も承っております。

ご連絡ください。

 

 

ぜひご高覧くださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

残暑が厳しいです。

停電中のご家庭、熱中症などには十分お気をつけください。

 

 

 

ではでは。

 

 

 

 

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