本日 荒井恵子さん在廊! & 荒井恵子さんの水墨画『百の墨』シリーズ & “インデアン”の『ビーフカレー』本日最終日!

こんにちは。
カラっと爽やかに晴れた朝。
よい休日になりそうですね。
植物は、新芽も花も実も枯れていく姿までも、
全て美しい。
人間が創造できないそれぞれの存在に心打たれます。


sumi』展、
荒井恵子(水墨画)・苫米地正樹(陶)2人展、12日め。
本日も荒井さん在廊。
作者ご本人から制作その他のお話を聴かれるチャンスです。
ぜひ会いにいらしてくださいね。
今日は荒井恵子さんの『百の墨』シリーズの作品をご紹介します。
作品のひとつひとつの点は全て異なる墨で描かれたものです。
墨とひとくちに言ってもいろいろな種類があります。
原料で分類すると“松煙墨”“油煙墨”があり、
墨色も茶がかった黒、青みがかった黒、薄紫がかった黒、漆黒。
澄んだものから濁ったもの、
明るい感じのものから暗い感じのもの、
強い感じのものから弱い感じのもの、
艶っぽい感じのものから枯淡な感じのもの、
荒々しい感じのものから繊細な感じのもの、
派手な光沢のものから地味な光沢のもの、
光の反射性のものから吸収性のもの、(一部“墨運堂”社長・松井茂雄氏のコメントから抜粋)
・・・・・
の多様なバリエーションがあります。
まずは実物をご自分の眼でしっかり観て感じとっていただきたいです。







さて、その百種類の墨。
これらは昨年11月、1805年に創業したという奈良の老舗“墨運堂”さんから
100種類の墨が荒井さんのアトリエに寄贈されました。
言葉にならない大きな感動で、しばし放心状態で涙が止まらなかったという荒井さん。
これはどエラいことだと私も驚きました。
今、それら100の墨をひとつひとつかみしめるように大切に摺ったものを展示。
またガラスケースには、一部の墨も並べています。
これらの墨は荒井さんにとってダイヤモンドに値する宝物。
お金をいくら出しても買えない貴重なものです。
精神を研ぎ澄ませてこれらの墨を使って初めて描かれたものが
今回、gallery tenでおめみえしたのです。
とても光栄にうれしく思います!
ten×ten=100
勝手にギャラテンにかこつけて喜んでいます♪


それらの100の墨は、
『百選墨』という墨譜に掲載されています。




墨を作る工程も気が遠くなるほど。




こうして荒井さんのところに縁あってやってきたものは墨だけではありません。
和紙です。
岩野平三郎”さんの越前和紙。
かつては横山大観、東山魁夷など日本画の大家に愛用されてきた先代・岩野平三郎さんの和紙。
荒井さんのアトリエは、それらのさまざまな和紙とさまざまな墨のエネルギーで満ち溢れているのです。
そしてそして、荒井さん、
3年後には、福井“卯立の工芸館”のために、32面もの襖絵を描き上げます。
どんな作品になるのか今からドキドキしてきます。
荒井さんのもとには、数多くのアーティストやジャーナリスト、すばらしい画材がどんどん集まって来ます。
なぜ?どうして?
・・・・・
それは才能や感性のみならず、荒井さん自身のヒトの魅力がいろんなものを引き寄せているのだと思います。
お会いになったことがない方、ぜひ荒井さんと話してみてくださいね。
期間限定カレーランチ、
姫路“インデアン”さんの『ビーフカレー』の提供は本日が最終日です。
ぜひぜひご賞味くださいませ!


今会期の前半は今日で終了。
明日から15日(木)は休業します。
会期後半は16日(金)から再開。
16日からは半年に一度の“susuri”展も併設します。
どうぞお楽しみに!
今日もみなさまのご来店をお待ちしております。
ではでは。
 

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