『ダイナミックプレゼンテーションスキル』ワークショップ報告!

 

 

こんばんは。

 

 

『ダイナミックプレゼンテーションスキル』

ビジネスマンならこのワードを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

 

25日(土)と26日(日)の二日間にわたり、

今回、カナダからCecillia Yeung(シシリア ヤング)さんをお招きして、

ギャラテンにて彼女独自のスタイルのプレゼンテーション(スピーチ)のワークショップを行いました。

それはそれは濃密な二日間でした。

 

シシリアさんは、主にアジア諸国で、数多くの専門職、経営者、会社員、講師や学生、アーティスト、

人前で話す話し手としての技術を段階的・効果的な方法でトレーニングしています。

とてもユニークかつ独創的なメソッドで、不安や恐れを克服し、確固たる自信を持ち、

聴衆を魅了しインスパイアする話し方を学ぶものです。

それについては、以前、このWSの告知をした時のブログをご参考までご覧ください。

 

公私ともにお世話になっている友人・小川洋子さんと、

先月テンのカフェでおしゃべりしている時、

洋子さんのお友達のシシリアさんの話を聞いて即「私もやりたい!」と言ったことから

あれよあれよという間に今回の運びとなりました。

日本初のシシリアさんのワークショップ!

 

 

初日は、私自身が参加者だったので写真を撮ったりレポートすることができなかったのですが、

昨日は単なる傍観者で冷静にみなさんの様子を観察することができました。

参加者のみなさんのご了承を得て、たくさん写真も撮らせていただきました。

 

 

まずもって、シシリアさんの人としての魅力に触れました。

初っ端からどんどん話に引き込まれていきました。

 

 

 

そもそもは、シシリアさんが起業し自分の会社での過去の辛い体験がこのWSのきっかけとなりました。

世界中から有名で影響力のある高額なセミナー講師や講演家を呼んで、

セミナーや講演会を企画、開催していました。

彼女の仕事の中で最も難しかったのが、参加者を募ること。いわゆる集客。

そのためのプレゼンをするも、アウェイな雰囲気にさらされ、成果を得られず。

毎回、仕事前に胃痛や吐き気を覚えながらの苦しい時期を過ごしたのだそうです。

自分の会社を潰すことになるので、食べていくためには辞めるにやめられない。

心身の健康も害していく。

崖っぷちに立たされた想いでした。

シシリアさんは、どのようにプレゼンすれば人に来てもらえるのか、

プレゼンの方法を試行錯誤しながら果敢にいろいろ挑戦し克服してきたのです。

いつのまにか彼女のプレゼンの聴衆は、

クレジットカードをどんどん差し出すようになっていました。

そのうち、シシリアさんにどのようにしたらそうなれるのか教えてほしいと言う人が増えてきました。

そして、現在では、そのシシリアメソッドを伝えていくことが天職となったのです。

 

 

 

一日のワークショップの中で、何度か人前に立って発表をします。

 

最初は自己紹介から。

 

心臓がバクバクしたり、呼吸が浅くなったり、足が震えたり、顔がこわばったり、・・・。

みなさんから緊張感が伝わってくる少し硬い印象のスピーチ。

シシリアさん、洋子さん、参加者のそれぞれの率直な意見や指摘を、

各々の発表者に伝えます。

年齢を重ねると人から指摘されたりすることが少なくなります。

しかし、このような他者からの客観的な意見のフィードバックによって、

自分で気が付いていない良い面も含めて

クセや改善点などが明らかになり、自身のことを再認識することができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1時間半ほどに一度、リフレッシュのためにコーヒーブレイク。

楽しくて休憩がなくてもよいほどでした。

 

 

 

今回参加の会社員である数名の方は、

すでに何度かはこのテの研修を会社で受けてきていました。

会の最後には、このシシリアさんのワークショップがそれらと全く違うものだったと彼らは言いました。

過去に彼らが受講したものが、テクニカルな手段や方法を習う内容であったのに対し、

今回のレクチャーは、

その人自身の魅力や人間性を伝えることが信頼につながること、

緊張や不安に打ち勝つための自身のマインドコントロールの重要性、

また自分本位ではなく聴衆本位のプレゼンを行う意識の確立、

・・・そんな生身の人間によって聴衆に満足感や感動を与えるためのトレーニングでした。

 

段階的なプログラムは、あとで振り返ってみると、

伏線が張られ巧みに考えられた内容だとわかりました。

 

動画を観てそこから習ったり・・・

 

バディ(パートナー)を設け、その二人組で互いを触発し高めあっていったり・・・

 

短時間で考えを組み立てていき発表したり・・・

 

 

 

あっという間に午前中のトレーニングが終了。

ギャラテン階下にある居酒屋さんの個室に移動し、

予め準備しておいてもらった特別ランチをいただく。

まだまだ緊張感が抜けきれない雰囲気が、

このブレイクで緩んでいきました。

 

 

 

短時間のランチタイムの後、ワークショップ再開。

食後でも眠くなるヒマがないほど、

自分が前のめりに積極的になっていくのを自覚していきます。

 

 

 

 

雑念や不安や恐れを取り払うため、

イメージトレーニングの大切さを熱烈に伝えるシシリアさん。

自分がどういう自分でありたいか、

それを自分の中に植え付けるトレーニングをしました。

 

 

 

 

 

 

 

いろいろなトレーニングを積み重ねてきました。

まだまだ不安や緊張もあるけれど、

それを逃す術も体得しました。

 

 

 

最終のプログラムである5分のスピーチのため、

それぞれが集中できる場所で、プランを練っていきます。

この時点では一言も声をかけられないほどのオーラが・・・。

 

 

 

 

 

 

さあ、ここまで来たら、

スピーチをどう上手く話そうとか何をどのように話そうとか、

そんなことを一掃してアタマを空っぽにしていきます。

 

 

 

いきなりダンスタイム♪

カラダを動かしてとにかくリラックスし、

アタマとカラダをクリアにする。

 

 

ってか、洋子さんのオンステージかいっ!(笑)

 

 

いよいよ、会の成果目的(目標)の5分スピーチ。

いろんなジャンルに身を置く各々の得意分野について話をしました。

朝イチの自己紹介をした人からは想像がつかない自信に満ちたみなさんのパフォーマンスでした。

 

25日(土)の参加者:

ケイコさん(水墨画家)→絵を描くことについて

ナカジさん(発酵冒険家)→発酵について

ミホさん(紅茶教室主宰者)→紅茶について

ケンジさん(IT企業会社員)→ITについて

ノリコ(ギャラリー主宰者)→漆器について

 

26日(日)の参加者:

ツトムさん(M&A企業経営者)→石川県の魅力について

ミツコさん(タロット哲学者)→タロットについて

アサミさん(アーユルヴェーダセラピスト)→アーユルヴェーダについて

タカヨシさん(大工)→住空間と幸せについて

アヤコさん(建築家)→住宅づくりについて

アオイさん(人材派遣企業会社員)→スポーツビジネスについて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一人一人のスピーチが終わる度、

その感想を一枚ずつカードに書いていく。

 

 

 

全員のスピーチが終了後、

各々のカードを、相手に心をこめて言葉にして渡していく。

思わず胸が熱くなりました。

 

 

 

 

 

自分の元に来たカードをノートの最後のページに貼り、

あたたかいメッセージを心に刻む。

今後もこのノートを時々見て自分のお守りとする。

 

 

 

たった一日でしたが、朝から晩までずっと同じ目的を追って

懸命に一緒に取り組んできた参加者のみなさん、

ありったけの愛情と知識と感覚を惜しみなく与えてくれたシシリアさん、

そのシシリアさんの言わんとすることを一つ残らず通訳し伝えてくれた洋子さん、

もうこの時点では”同士”以外の言葉がみつからないほどの連帯感と愛着がわいていました。

 

 

 

 

朝9時にスタートし、

25日に閉会したのは7時過ぎ、

26日に閉会したのは8時前でした。

長時間でしたが、この一日がなんと短かく感じられたことでしょう。

 

 

達成感と幸福感に満たされたみなさん、

この笑顔が物語っていますね。

 

 

 

私が参加した25日の夜、心地よい疲労感。(汗)

帰宅して晩ご飯を食べながら、一緒に参加した夫と、その日のWSを振り返っていろいろ話をしました。

 

シシリアさんのパワフルで独創的かつワンダホー!なワークショップ。

そして、洋子さんの魅力や能力の高さを再確認した一日でした。

当初、シシリアさんの英語のレクチャーを、全て日本語に通訳し私たちに伝えるということが、

ダイレクトに伝わらないのではないか、時間のロスがあるのではないか、

などの懸念が少しありました。

でも、パーフェクトで感動的な通訳だった。

シシリアさんの英語でのコトバを間髪入れずに洋子さんの流暢な通訳。

流暢なだけではなく、

シシリアさんと阿吽の呼吸で、

シシリアさんの伝えたいことを的確な日本語で伝達、

しかも洋子さんならではの美しい表現で

どんどん洋子さんの中から放たれてくる。

どんなに英語が堪能でどんなにこのWSを体験していたとしても、

この役割を担えるのは洋子さん、ただ一人だと思いました。

 

私が以前勤めていた職場では、時々、国際会議やシンポジウムが行われていました。

そこでは、同時通訳者が何人か控えていて、

一人の通訳者が担当するのはたった20分。

20分経ったら次の人に交代。

それほど集中力と緊張感が要されるのです。

今回の洋子さんは、同時通訳とは言えないまでも、

シシリアさんの言葉を日本語に通訳し参加者に伝え、

参加者の言葉を英語に通訳しシシリアさんに伝える。

なんと朝9時から夜までの長時間にわたって行われたのです。

 

夜9時頃、洋子さんにメールをしました。

「疲れたでしょ? すばらしい通訳だった。」と伝えました。

 

洋子さんはそれに対して、

「先日、通訳をしている友人に相談したら、彼女が毎回唱える古いペルシャの詩を教えてくれました。

 その詩の意味は、

 ”私は神の吹く笛の筒で(空洞の部分)ただ神の音楽を聴いている”

 やっているのは神様だから、自分はただの『筒』になることに徹するの。と。

 自分が”神を通す筒”であれるよう、

 またシシリアとみなさんをつなぐパイプとして存在する。

 そのように祈ったら、大丈夫だった。」と。

もっとも、洋子さんは「私はチクワ、私はチクワっ!」と自分に言い聞かせていたそうです。(笑)

 

もう一言。

「実は、会の直前に”今日の会の後、笑顔で帰っていくみんなの顔を想像し成功”をイメージした。」

そう、洋子さんもシシリアさんのワークショップで学んだことを実践していたのでした。

神-----!!!

 

 

 

 

そして、26日の夜9時頃”今ぜき”さんへ。

シシリアさん、洋子さん、私の3人で打ち上げ。

二人がこの4日間合宿していた”エアビーアンドビー(民泊)”なる八街の一軒家の近くです。

 

 

しつらい拝見

 

紅白梅図刺繍裂

 

古いイギリスのピューター皿、

常滑野花立てに菜の花

 

 

 

お料理をいただきながら、楽しいおしゃべりがはずみました。

この二日間、たくさん英語のシャワーを浴びた私。

昼間は少しだけ英語耳が養われてきたかと思いましたが、

もうこの時間は若干の疲れと放心で、聞き取る集中力も欠け会話もたどたどしい。

シシリアさんも洋子さんも全く疲れが見えない。

シシリアさんは、ワークショップでみんなのパワーを吸収し、よりゲンキになったとか。

洋子さんも、人の真の姿に触れたこと、

覆いもない愛に満ち溢れた姿から放出されるみんなのエネルギーをもらってゲンキになったと。

ホント、彼女らはいろんな意味でスゴい。

 

 

生魚が食べられないシシリアさんのために考えられた

今関さんの心尽くしのお料理。

こんにゃく尽くしとすき焼き。

 

一、先付

蕪すり流し、田芹とうふ、ふきのとう揚煮、こんにゃくふき味噌田楽、こんにゃく磯辺揚げ

 

一、つくり

こんにゃく、ゆば

 

一、すき焼き

黒毛和牛(定番のクラシタ、希少部位のザブトン、ミスジ、ヒウチ)

粗糖、丸大豆濃口醤油、純米酒煮切り、

平飼い有精卵、わら灰造り糸こんにゃく

 

上方式”焼き”で。

 

 

 

〆は、地場産小麦(農林61号)手打ちうどん

 

一、止め椀

のげ海苔糸こんにゃく清汁

 

一、甘味

金柑蜜煮

こんにゃく黒蜜

 

 

 

今日の午後、洋子さんがシシリアさんを成田に送って行きました。

ホントにホントに感謝の気持ちでいっぱいです。

 

シシリアさんのワークショップに興味を持たれた方、

私にお声かけください。

ある程度の人数が集まったら、またギャラテンに来ていただき開講します。

この感動の会を、より多くの方とシェアしたいと思っています。

 

また、シシリアさんのWSに参加された方は、

それ以降のWSに無料で参加することができます。

何度もトレーニングを重ねていくことで、

より精度の高いプレゼンができるようになっていくと思います。

私も参加していきたいです。

それよりもシシリアさんにまた会いたい!

バンクーバーのシシリアさんのところにも行ってみたいです!

 

 

 

はー、書いたー。(汗)

長くなりましたが、感動的な二日間を思い起こしながらブログを書き進め、

今日も書きながらの良い時間を過ごしました。

 

 

 

 

おやすみなさい。

 

 

 

コメント