こんにちは。
一昨日、昨日は異例の暑さでしたが、
今日は涼しくてカイテキ~♪
シランの花が咲きました。
今月の企画『cheers!』展、
ついに本日が最終日です。
今展のタイトル”cheers!”は、「乾杯!」という意味の他に、
「おぉ!」「おぅ!」「おっす!」「ちぃーす!」と言ったカジュアルな挨拶に使われます。
小高善和さんの靴、doucattyの手染めの布。
作品⇔使い手の信頼(=モノの確かさ)に基づく親しみをテーマにしました。
小高善和さん
私の周りでは、小高さんが作る靴を愛用している人がどんどん増殖中。
なにより、私自身が1年のうち300日くらいは小高さんの靴を履いています。
ある日のテンの玄関に脱がれた靴のほとんどが小高靴ということもよくあるほどです。
外出時に知らない人から「それ、小高さんの靴ですよね。」と声を掛けられたという話もたまに耳にします。
どんなにヘビロテで使おうが、ソールばかりかアッパーの革部分のメンテナンスがなされ、
より愛着がわき、長く履き続けていくことができます。
小高さんの企画展はテンではおなじみとなり、毎年買い足されていく方も少なくありません。
そのことは、実直かつストイックによりよい靴づくりに邁進する小高さんが日々重ねてきた仕事の賜物なのでしょう。
小高さんのコメント
「実は靴をつくる途中で手が止まることが多いです。
履く人のことを考えてのことと、より良いものをつくりたいという気持ちから
常に何か良いアイデアを思いつかないか、もっとよくならないかと、
寝ても覚めても頭のどこかでシステムが起動している感じです。
gallery tenの企画展に参加するようになって変わったことは、
靴をつくる量がそれ以前に比べ圧倒的に増えたことです。
バックオーダーのプレッシャーが劇的に増えて変わったことで、
以前は手が止まり考えていたものが、今はつくりながら考えるようになりました。
同じ工程を繰り返すことで一つ一つの作業スピードは上がり、安定感もでますが、
もう一歩深いところの問題にたどり着き、それを解決し、さらに進む、というサイクルを繰り返し今があります。
また、つくりながら考えることで靴以外にも暮らしの中でもっとこうした方がよくなるのでは、と閃くこともあります。
『手が導いてくれる』という師匠の言葉を実感する日々です。
工房で靴づくりのワークショップをやりつつ、自分の作品づくりをする。
また、育児や地域の活動などの役割を果たしながら、少しでも長い時間を仕事に打ち込みたいと葛藤しつつ作品づくりをする。
これらのことは展覧会前後の忙しい時も同じスタンスで行っています。
時には相反する関係を受け止め、咀嚼し、生み出されたものが、今自分がつくっている靴です。」
今会期中、4日以外は在廊し、みなさまの靴づくりや足の悩みなどに対応いたします。
小高さんが、いつも気さくに誠実に接してくださるので、お気軽に声をおかけくださいね。
また、過去にお買いいただいた小高靴の修理やメンテナンスも承ります。
田原幸浩さんと琴子さん
沖縄県南城市で”捺染(なせん)”という技法でひとつひとつ手で布を染めています。
いつも朗らかなお二人が生み出す作品は、おおらかで躍動的で明るくて楽しくて鮮烈でポップで素朴でモダンで・・・
いろんな要素が沖縄の海のように溶け合い輝いています。
手仕事にはいろいろありますが、作者の息遣いまで感じられるような作品を、
私たちが常に肌に触れて使えるということ。
それはたまらなく愛着を覚える体験で、味気ないのっぺりとした工業製品を使うのとは大きく違う感覚だと思います。
手ぬぐいやストールの斬新な絵柄やカラーが、使う人の気分を和ませたりテンションアップさせたりしてくれます。
田原夫妻のコメント
「自分たちの手で作ること。
楽しく作れること。
作りながら考えること。
考えた時にドキドキすること。
自分たちのスタイルで作ること。
手に取ってくれた人に伝わること。
作ったものが、誰かの生活とともにあること。
自分がほしいものを作ること。
doucattyを立ち上げてから、11年間そう作ってきました。
これからもずっと作っていく人生であるはず。
気持ちいい素材にカラフルな色をしみこませて、今日も作っています。」
小高さん、本日在廊。
靴や足のお悩み相談など、また、小高さんの人となりに触れに、ぜひおいでくださいね。
なお、小高さんの靴は、会期が終了しても常設で展示し、随時お買い求めやご注文を承っておりますが、
小高さんがおられる時の方が、いろいろな細かい点もご相談いただけますので、
お時間が許せば、今日いらしてください。
テンのカフェで、
カレーランチ、薬膳、おばんざいで大活躍の
椎名勇さんの水牛土鍋。
2点、常設に加わりました!
椎名さんの土鍋にはシリアルナンバーがついています。
長年使っている間に落として割れてしまった等の場合も、
そのナンバー毎に椎名さんのノートにサイズが控えられており、
蓋だけとか本体だけを作っていただくことができます。
そして2点中のうちのひとつのナンバーが「1111」。
ゾロ目で縁起よし♪
ご希望の方はお早めにお求めくださいね。
明日から30日までお休みをいただきます。
次は5月1日にスタートする『カップ大集合』展。
9名の個性あふれるカップが勢ぞろいします。
どうぞお楽しみに!
今月営業最終日、
ぜひお出かけくださいませ。
ではでは。
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