こんにちは。
今日も昨日に引き続き、暑くなりそうです。
お天道様ー、まだ4月なんですけどー・・・。(汗)
庭のヤマボウシの花がジャンジャン咲いてきました。
清楚ですねー。
イメージは修道女・・・。
今月の企画『cheers!』展、会期も終盤、
早くも明日が最終日です。
今展のタイトル”cheers!”は、「乾杯!」という意味の他に、
「おぉ!」「おぅ!」「おっす!」「ちぃーす!」と言ったカジュアルな挨拶に使われます。
小高善和さんの靴、doucattyの手染めの布。
作品⇔使い手の信頼(=モノの確かさ)に基づく親しみをテーマにしました。
小高善和さん
私の周りでは、小高さんが作る靴を愛用している人がどんどん増殖中。
なにより、私自身が1年のうち300日くらいは小高さんの靴を履いています。
ある日のテンの玄関に脱がれた靴のほとんどが小高靴ということもよくあるほどです。
外出時に知らない人から「それ、小高さんの靴ですよね。」と声を掛けられたという話もたまに耳にします。
どんなにヘビロテで使おうが、ソールばかりかアッパーの革部分のメンテナンスがなされ、
より愛着がわき、長く履き続けていくことができます。
小高さんの企画展はテンではおなじみとなり、毎年買い足されていく方も少なくありません。
そのことは、実直かつストイックによりよい靴づくりに邁進する小高さんが日々重ねてきた仕事の賜物なのでしょう。
小高さんのコメント
「実は靴をつくる途中で手が止まることが多いです。
履く人のことを考えてのことと、より良いものをつくりたいという気持ちから
常に何か良いアイデアを思いつかないか、もっとよくならないかと、
寝ても覚めても頭のどこかでシステムが起動している感じです。
gallery tenの企画展に参加するようになって変わったことは、
靴をつくる量がそれ以前に比べ圧倒的に増えたことです。
バックオーダーのプレッシャーが劇的に増えて変わったことで、
以前は手が止まり考えていたものが、今はつくりながら考えるようになりました。
同じ工程を繰り返すことで一つ一つの作業スピードは上がり、安定感もでますが、
もう一歩深いところの問題にたどり着き、それを解決し、さらに進む、というサイクルを繰り返し今があります。
また、つくりながら考えることで靴以外にも暮らしの中でもっとこうした方がよくなるのでは、と閃くこともあります。
『手が導いてくれる』という師匠の言葉を実感する日々です。
工房で靴づくりのワークショップをやりつつ、自分の作品づくりをする。
また、育児や地域の活動などの役割を果たしながら、少しでも長い時間を仕事に打ち込みたいと葛藤しつつ作品づくりをする。
これらのことは展覧会前後の忙しい時も同じスタンスで行っています。
時には相反する関係を受け止め、咀嚼し、生み出されたものが、今自分がつくっている靴です。」
今会期中、4日以外は在廊し、みなさまの靴づくりや足の悩みなどに対応いたします。
小高さんが、いつも気さくに誠実に接してくださるので、お気軽に声をおかけくださいね。
また、過去にお買いいただいた小高靴の修理やメンテナンスも承ります。
田原幸浩さんと琴子さん
沖縄県南城市で”捺染(なせん)”という技法でひとつひとつ手で布を染めています。
いつも朗らかなお二人が生み出す作品は、おおらかで躍動的で明るくて楽しくて鮮烈でポップで素朴でモダンで・・・
いろんな要素が沖縄の海のように溶け合い輝いています。
手仕事にはいろいろありますが、作者の息遣いまで感じられるような作品を、
私たちが常に肌に触れて使えるということ。
それはたまらなく愛着を覚える体験で、味気ないのっぺりとした工業製品を使うのとは大きく違う感覚だと思います。
手ぬぐいやストールの斬新な絵柄やカラーが、使う人の気分を和ませたりテンションアップさせたりしてくれます。
田原夫妻のコメント
「自分たちの手で作ること。
楽しく作れること。
作りながら考えること。
考えた時にドキドキすること。
自分たちのスタイルで作ること。
手に取ってくれた人に伝わること。
作ったものが、誰かの生活とともにあること。
自分がほしいものを作ること。
doucattyを立ち上げてから、11年間そう作ってきました。
これからもずっと作っていく人生であるはず。
気持ちいい素材にカラフルな色をしみこませて、今日も作っています。」
小高さん、会期営業日は全日在廊予定です。
靴や足のお悩み相談など、また、小高さんの人となりに触れに、ぜひおいでくださいね。
なお、小高さんの靴は、会期が終了しても常設で展示し、随時お買い求めやご注文を承っておりますが、
小高さんがおられる時の方が、いろいろな細かい点もご相談いただけますので、
お時間が許せば、今日、明日にいらしてください。
昨日の『おばんざいランチ』の様子をお伝えします。
喜屋武小夜子さんと小川洋子さんのユニット”teamBB”によるお料理。
現在80歳以上の人たちが昔当たり前のように作っていた日本の伝統食を
小夜子さんと洋子さんが丁寧に正直に作ったものを食べていただくことで伝承していこうというランチです。
献立のベースは”まごはやさしい”。
ま→豆
ご→ゴマ
は→わかめなど海藻
や→野菜
さ→魚、海老など
し→椎茸などキノコ
い→芋
一本釣りのカツオの漁獲量は今では全体の1%に満たないそうですが、
そのカツオの鰹節でとる出汁は一味も二味も違います。
また、旬の有機野菜や旬の確かな食材、
手作りや昔からの製法にこだわった発酵食品や発酵調味料を使います。
素材が良さを活かしたシンプルな創作おばんざい料理です。
今回の献立
『にらとしらすのレモン和え』
『丸ごと大根サラダ』
『じゃがいもと桜エビのお焼き』
『豆腐と蓮根と鶏肉のつくね』
『新玉ねぎのステーキ』
『エンドウ豆とシメジの煮びたし』
『ふきの炊込みごはん』
『葉玉ねぎのみそ汁』
『ミニトマトとあやめ蕪の糠漬け』
ヨーコさん、箸置きはいつもマッチョマンをチョイス。(笑)
撮影大会!
夫の晩ごはん。
来月のおばんざいランチは、
5月12日(土)です。
滋味あふれるランチ、ぜひお召し上がりくださいね。
クラフトフェア『にわのわ』。
今年も6月2日と3日に開催されます。
ただいま、前売券をテンで販売しております。
当日、チケットを買う列に並ばずスムーズに入場でき、
当日券300円が前売だと250円でお買いいただけます。
ご希望の方は、お申しつけくださいね。
今日もみなさまのご来店をお待ちしております。
ではでは。
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