『cheers!』展 あと3日 & doucattyの染め & 本日 小高さん在廊! & 昨日の『薬膳料理教室の会』 & 本日『おばんざいランチ』

 

 

こんにちは。

 

 

雲ひとつない青空。

そして暑くなってきました。(汗)

 

 

 

庭のクロバナロウバイが咲き始めてきました。

彫刻のようだ・・・。

 

 

 

 

 

今月の企画『cheers!』展、会期も終盤、

残すところあと3日となりました。

 

 

今展のタイトル”cheers!”は、「乾杯!」という意味の他に、

「おぉ!」「おぅ!」「おっす!」「ちぃーす!」と言ったカジュアルな挨拶に使われます。

小高善和さんの靴、doucattyの手染めの布。

作品⇔使い手の信頼(=モノの確かさ)に基づく親しみをテーマにしました。

 

 

小高善和さん

私の周りでは、小高さんが作る靴を愛用している人がどんどん増殖中。

なにより、私自身が1年のうち300日くらいは小高さんの靴を履いています。

ある日のテンの玄関に脱がれた靴のほとんどが小高靴ということもよくあるほどです。

外出時に知らない人から「それ、小高さんの靴ですよね。」と声を掛けられたという話もたまに耳にします。

どんなにヘビロテで使おうが、ソールばかりかアッパーの革部分のメンテナンスがなされ、

より愛着がわき、長く履き続けていくことができます。

小高さんの企画展はテンではおなじみとなり、毎年買い足されていく方も少なくありません。

そのことは、実直かつストイックによりよい靴づくりに邁進する小高さんが日々重ねてきた仕事の賜物なのでしょう。

 

小高さんのコメント

「実は靴をつくる途中で手が止まることが多いです。

 履く人のことを考えてのことと、より良いものをつくりたいという気持ちから

 常に何か良いアイデアを思いつかないか、もっとよくならないかと、

 寝ても覚めても頭のどこかでシステムが起動している感じです。

 gallery tenの企画展に参加するようになって変わったことは、

 靴をつくる量がそれ以前に比べ圧倒的に増えたことです。

 バックオーダーのプレッシャーが劇的に増えて変わったことで、

 以前は手が止まり考えていたものが、今はつくりながら考えるようになりました。

 同じ工程を繰り返すことで一つ一つの作業スピードは上がり、安定感もでますが、

 もう一歩深いところの問題にたどり着き、それを解決し、さらに進む、というサイクルを繰り返し今があります。

 また、つくりながら考えることで靴以外にも暮らしの中でもっとこうした方がよくなるのでは、と閃くこともあります。

 『手が導いてくれる』という師匠の言葉を実感する日々です。

 

 工房で靴づくりのワークショップをやりつつ、自分の作品づくりをする。

 また、育児や地域の活動などの役割を果たしながら、少しでも長い時間を仕事に打ち込みたいと葛藤しつつ作品づくりをする。

 これらのことは展覧会前後の忙しい時も同じスタンスで行っています。

 時には相反する関係を受け止め、咀嚼し、生み出されたものが、今自分がつくっている靴です。」

 

今会期中、4日以外は在廊し、みなさまの靴づくりや足の悩みなどに対応いたします。

小高さんが、いつも気さくに誠実に接してくださるので、お気軽に声をおかけくださいね。

また、過去にお買いいただいた小高靴の修理やメンテナンスも承ります。

 

 

doucatty

田原幸浩さんと琴子さん

沖縄県南城市で”捺染(なせん)”という技法でひとつひとつ手で布を染めています。

いつも朗らかなお二人が生み出す作品は、おおらかで躍動的で明るくて楽しくて鮮烈でポップで素朴でモダンで・・・

いろんな要素が沖縄の海のように溶け合い輝いています。

手仕事にはいろいろありますが、作者の息遣いまで感じられるような作品を、

私たちが常に肌に触れて使えるということ。

それはたまらなく愛着を覚える体験で、味気ないのっぺりとした工業製品を使うのとは大きく違う感覚だと思います。

手ぬぐいやストールの斬新な絵柄やカラーが、使う人の気分を和ませたりテンションアップさせたりしてくれます。

 

田原夫妻のコメント

「自分たちの手で作ること。

 楽しく作れること。

 作りながら考えること。

 考えた時にドキドキすること。

 自分たちのスタイルで作ること。

 手に取ってくれた人に伝わること。

 作ったものが、誰かの生活とともにあること。

 自分がほしいものを作ること。

 

 doucattyを立ち上げてから、11年間そう作ってきました。

 これからもずっと作っていく人生であるはず。

 気持ちいい素材にカラフルな色をしみこませて、今日も作っています。」

 

 

 

小高さん、会期営業日は全日在廊予定です。

靴や足のお悩み相談など、また、小高さんの人となりに触れに、ぜひおいでくださいね。

 

 

 

今日はdoucatty・田原夫妻が染めをする工程をご紹介します。

大変な工程があることがわかりますが、

田原さんならではの絵柄の楽しさを味わうにあたり、

こんなふうに作られていると知るとより趣き深いですね。

 

 

アルギン糊に染料を混ぜた色糊で、手描き染め。

 

 

 

 

その後乾かして、手製の蒸し器(超オリジナル!笑)で10分蒸して、

熱固着します。

 

 

 

大量の水とお湯で色糊を落とします。

 

 

 

できあがり。

 

 

 

 

 

 

 

ただいま、月イチカルチャー『薬膳料理教室の会』。

 

薬膳は、中医学に基づき、生薬を使ったものだけではなく、
選んだ穀物・野菜・肉・魚・乳製品等を材料として料理。
心身ともに健康、病気の予防、回復、保健を目的とした食事。
ひいてはアンチエイジングにつながります。
薬膳のエキスパート・田村直美さんによる料理のデモンストレーションと講義の後、
台湾茶とともに試食します。
今回のテーマは“身体の毒を出し肝を補う薬膳”。

 

春は陽気が活発になり、細胞生成、成長に向けて動き出す季節。

そして風邪(ふうじゃ)の影響で肝に影響を及ぼし感情の起伏も激しくなります。

風邪を入れず、肝に溜まった毒を出し、腎のろ過機能を向上させ、

身体の老廃物、不要なものを出してくれる、

春ならではの野菜・山菜と滋養のつくお肉で、

デトックス、リラックス、新陳代謝をよくする料理をご紹介。

 

 

 

『春のハーブティー』

・クコ:実は枸妃子(くこし)、葉は枸妃葉(くこよう)、根は地骨皮(じこっぴ)などと呼ばれる。

  抗酸化作用、美肌効果、生理痛、生理不順、更年期障害、血行をよくする、

  貧血予防、肝臓に脂肪が蓄積、糖の吸収、血糖値の急上昇、

  コレステロール値の上昇を抑える、肝機能を高める。

・ミント:暴飲暴食時の消化、腹痛や胸やけ、胃けいれんなどの症状を緩和。

  鎮静効果があり、精神的な緊張を和らげ、イライラをしずめ、心身のリラックス効果。

・オレンジ:身体にこもった余分な熱を収める。

  ビタミンCが豊富。気の巡りをよくする。

 

 

 

 

『イカとセロリの酢の物』

・イカ:イカ墨は血行をよくする。補肝、補腎効果がある。

・セロリ:気の流れをよくし、イライラを解消。

  身体の余分な熱を冷ます。

  膀胱炎、高血圧予防、肝機能を高めるので、二日酔いにも有効。

  便秘の解消やコレステロールを下げる。

・フェンネル:消化を助け、胃腸に溜まったガスを除く。

  消化不良や便秘、お腹が張っている時などに効果的。

  利尿・発汗作用があり、浮腫に有効。眼精疲労にも有効。

 

 

 

『自家製コンビーフ』

・牛肉赤身:膵、胃の働きを調える。気血を補い体力の回復に有効。

  筋力をつける。エネルギー不足による水分代謝低下の改善。

 

 

 

 

 

 

 

『マスタードソース』

コンビーフのソースとして、卵、マスタード、砂糖、塩、片栗粉で

油を使わないマヨネーズのようなものを作りました。

 

 

 

 

『三つ葉と筍のスープ』 (コンビーフのゆで汁使用)

・三つ葉:ビタミンA・Cが多く含まれ、神経の興奮をしずめる作用がある。

・筍:痰を取り除き、気のめぐりをよくする。

  体内にこもった熱を収めイライラを解消する。

  食物繊維が豊富で整腸作用がある。

 

 

 

『豆腐と白玉粉のよもぎ団子』

・豆腐:身体の余分な熱を収め、乾燥による便秘、

  皮膚、鼻、目の乾きに有効。

・よもぎ:血行促進、殺菌、止血作用。

  冷えが原因の腹痛、月経不順、下痢に効果。

  香り成分にはリラックス効果があり、自律神経、ホルモンバランスを整える。

 

 

 

 

 

『筍ピクルス』

直美さんお手製

 

 

 

『阿里山茶』

 

 

 

 

まかないでデトックス♪

 

 

 

 

 

 

 

そして本日は、

月イチ『おばんざいランチ』の日です。

 

喜屋武小夜子さんと小川洋子さんのユニット”teamBB”によるお料理。

 

現在80歳以上の人たちが昔当たり前のように作っていた日本の伝統食を

小夜子さんと洋子さんが丁寧に正直に作ったものを食べていただくことで伝承していこうというランチです。

 

献立のベースは”まごはやさしい”。

ま→豆

ご→ゴマ

は→わかめなど海藻

や→野菜

さ→魚、海老など

し→椎茸などキノコ

い→芋

 

一本釣りのカツオの漁獲量は今では全体の1%に満たないそうですが、

そのカツオの鰹節でとる出汁は一味も二味も違います。

また、旬の有機野菜や旬の確かな食材、

手作りや昔からの製法にこだわった発酵食品や発酵調味料を使います。

素材が良さを活かしたシンプルな創作おばんざい料理です。

 

 

今日の献立

・にらとしらすのレモン和え

・丸ごと大根サラダ

・じゃがいもと桜エビのお焼き

・豆腐と蓮根と鶏肉のつくね

・新玉ねぎのステーキ

・エンドウ豆とシメジの煮びたし

・ふきの炊込みごはん

・葉玉ねぎのみそ汁

・ミニトマトとあやめ蕪の糠漬け

 

 

ただいま、ゲンキいっぱい仕込み中!

 

 

 

 

 

1800円 15食限定につき、ご予約の方を優先いたします。

本日、お席に空きがあります。

ランチご希望の方は今すぐお電話くださいね。

tel:0475-78-3068

 

 

 

 

 

今日もみなさまのご来店をお待ちしております!

 

 

 

ではでは。

 

 

 

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