こんにちは。
スカっと晴れた気持ちの良いお天気ですね。
新企画『しっぽり』展、3日め。
落ち着いた様子でありながら、
緊張感が漂うというよりは、
少し湿り気を帯びた心に染み入るような様をイメージしました。
荒井恵子さん。
いつもニコニコ~とまぶしい笑顔とケラケラ~と高らかな明るい声の荒井さん。
常にブルドーザーのような活力とスポンジのような吸収力を秘め、元気いっぱい。
年中あちらこちらに走り回っている体力と気力は計り知れず、
パワーは衰えるどころか年々増してきています。
昨年5月、越前和紙の里・福井県武生で、
”紙の神様”を祀る岡太神社大瀧神社の1300年祭がありました。
その4年前にオファーを受けた襖絵32面のプロジェクトの大仕事を成し遂げ、
また昨年末の篠田桃紅空間での個展も盛況に終わりました。
今年来年も国内外での展覧会の予定が目白押しですが、
とにかく泉が湧くようにどんどん描き続けていきます。
昨年は何度も何度も福井の岩野平三郎製紙所の職人さんの中に入って、
和紙を漉くという作業を自ら体験することで、
今まで見えていなかった紙のポテンシャルに気づき感動するとともに、
次の作品への展開にワクワクするという情熱が高まる。
また、3年前に荒井さんの元に来た100種類の墨は、
モノトーンの墨の世界に多様な”色”をもたらし、新しい作品を生み出してきました。
百の墨を摺るのには2か月を要します。
ひとつひとつ摺るという行為は脈拍を打つかのように延々と続いていき、
そこから教わることが多いのだそうです。
その時に感じたものを、呼吸するように軽やかに描く。
いくらでも描き続けていくことができ、
その時間軸の中でリズムが変化していくのが楽しいと言います。
荒井さんの身体と心から表されるものには躍動感とともにキーンと研ぎ澄まされた落ち着きも存在します。
今回、膨大な量の作品から、テンでお見せしたいものを厳選して展開いたします。
ご高覧くださいませ。
作家在廊日:1日(金)2日(土)3日(日)4日(月)5日(火)11日(月)14日(木)
三笘修さん
大分県日田市で生まれ育ち、大学で東京、その後、愛知、滋賀でやきものの仕事をし、
12年前に故郷に帰りました。
それまでは、躍起になって作陶をした時代がありましたが、
今では、生活の中での営みとして、家族と語らい、自然を楽しみ、仕事する。
そんな自分に楽で自然体な暮らしの延長としての作陶。
5年前に三笘さんのアトリエを訪れましたが、
低い山並みや川に囲まれた、どこか懐かしい日本の原風景が広がっていました。
体中包まれるような温かでホッとする環境。
三笘さんは、食材、料理が美しく見えることを意識して制作していると言います。
彼の作品には、”侘び寂び”の精神が息づいているように思います。
ムダをそぎ落とし、要るものしかない、というフォルム。
李朝の陶磁を彷彿とさせるような”洗練”も感じられる。
また、飾らないのに内側からにじみ出る艶やかさもある。
何とも言えないカタチや質感や色は、もちろん三笘さんの意図によって作られたものですが、
五感にスッとムリなく入ってくる自然な優しさがあります。
三笘さんの今年のテーマ。
雑然とした自分の頭の中を整理して、自分の考えていることを的確な言葉で相手に伝えること。
整理できれば、自分の作る器についても、きちんとコトバにでき、相手にも伝わるのかなと。
でも、彼の作品を観ていれば、言葉以上の精神性が語りかけてくるような気がします。
きっと今後も、ずっと変わらず淡々と作り続けていくのでしょう。ずっとずっと・・・。
本日、荒井さん、在廊!
ぜひいらしてくださいね。
今日は三笘修さんの四方皿をご紹介します。
角がカキ―ンと尖った私の好みのカタチ♡
シャープな中に、味わいのある釉薬の黄味掛かった深い緑や茶の肌が美しいです。
三笘さんの作品は、たたらづくりにした平たい粘土を型に押し付けて作られています。
鋳込みならではの鋭敏なフォルムや、絶妙な厚み(薄さ)、重量感(軽さ)が魅力です。
28.5cm角 19440yen
18.5cm角 7560yen
11.5cm角 3780yen
7cm角 2700yen
2月1日(金)~10日(日) ただし明日・4日(月)はキレドのランチのためカレーは休みです。
月替わり期間限定カレーランチ 『黒胡麻とゴボウのチキンカレー』
今回は、南インド料理”葉菜”のシェフ・吉田哲平さんのカレーです。
トマト、ココナッツベースに黒胡麻を加えたゴボウ入りのチキンカレー。
身体を芯から温め元気をつけてくれる特製カレーです。
付け合わせは『大根のアチャール』
白胡麻を使った大根の漬物です。
ラストオーダー:4時 (ただし、品切れ次第終了します)
1000円
ぜひお召し上がりくださいませ。
明日4日(月)は、月イチカルチャー『kiredo kitchen』の日です。
世界各国の珍しい野菜を年間に約150種類を育てる農家kiredoのランチです。
栗田貴士さん自ら、自作の野菜を一番おいしく調理します。
今月の主役はサボイキャベツ。
ちりめんキャベツともいうちぢれが特徴のキャベツです。
霜に当たるほどにおいしくなるキャベツで2月が旨みが最高潮になります。
少しの豚肉、チーズと一緒に蒸し煮にするのがナポリ風。
これだけで驚きの美味しさになります。
そのほかにはちぢみほうれんそうや紅菜苔など。
2月、甘みがひきたつこの時季ならではの美味しさを味わってください。
12:00~、13:30~ 各時間帯10~15名
ご予約をいただいた方優先でお席を確保できますので、お決まりの方はご連絡をくださいね。
ランチセット(前菜・スープ・パスタ・コーヒー):1,500円
清々しいお天気の日曜の午後、
どうぞお出かけくださいませ。
ではでは。
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