『しっぽり』展・三笘修さんの碗 & ”葉菜”シェフ・吉田哲平さんの『黒胡麻とゴボウのチキンカレー』 & 本日『心を整える一文字の会』 & 明日『楽々日本史の会』

 

 

こんにちは。

 

 

 

雨上がりの今日。

春のようなポカポカ陽気。

ここのところ、雪が降るほど冷え込んだり、桜の頃のように暖かくなったり、

寒暖差が激しいですね。

体調を整えなければなりません。

 

 

 

 

 

 

しっぽり』展、7日め。

 

 

落ち着いた様子でありながら、

緊張感が漂うというよりは、

少し湿り気を帯びた心に染み入るような様をイメージしました。

 

 

荒井恵子さん。

 

いつもニコニコ~とまぶしい笑顔とケラケラ~と高らかな明るい声の荒井さん。

常にブルドーザーのような活力とスポンジのような吸収力を秘め、元気いっぱい。

年中あちらこちらに走り回っている体力と気力は計り知れず、

パワーは衰えるどころか年々増してきています。

 

昨年5月、越前和紙の里・福井県武生で、

”紙の神様”を祀る岡太神社大瀧神社の1300年祭がありました。

その4年前にオファーを受けた襖絵32面のプロジェクトの大仕事を成し遂げ、

また昨年末の篠田桃紅空間での個展も盛況に終わりました。

今年来年も国内外での展覧会の予定が目白押しですが、

とにかく泉が湧くようにどんどん描き続けていきます。

 

昨年は何度も何度も福井の岩野平三郎製紙所の職人さんの中に入って、

和紙を漉くという作業を自ら体験することで、

今まで見えていなかった紙のポテンシャルに気づき感動するとともに、

次の作品への展開にワクワクするという情熱が高まる。

また、3年前に荒井さんの元に来た100種類の墨は、

モノトーンの墨の世界に多様な”色”をもたらし、新しい作品を生み出してきました。
百の墨を摺るのには2か月を要します。

ひとつひとつ摺るという行為は脈拍を打つかのように延々と続いていき、

そこから教わることが多いのだそうです。

 

その時に感じたものを、呼吸するように軽やかに描く。

いくらでも描き続けていくことができ、

その時間軸の中でリズムが変化していくのが楽しいと言います。

荒井さんの身体と心から表されるものには躍動感とともにキーンと研ぎ澄まされた落ち着きも存在します。

今回、膨大な量の作品から、テンでお見せしたいものを厳選して展開いたします。

ご高覧くださいませ。

 

作家在廊日:1日(金)2日(土)3日(日)4日(月)11日(月)14日(木)

 

 

 

三笘修さん

 

大分県日田市で生まれ育ち、大学で東京、その後、愛知、滋賀でやきものの仕事をし、

12年前に故郷に帰りました。

それまでは、躍起になって作陶をした時代がありましたが、

今では、生活の中での営みとして、家族と語らい、自然を楽しみ、仕事する。

そんな自分に楽で自然体な暮らしの延長としての作陶。

5年前に三笘さんのアトリエを訪れましたが、

低い山並みや川に囲まれた、どこか懐かしい日本の原風景が広がっていました。

体中包まれるような温かでホッとする環境。

 

三笘さんは、食材、料理が美しく見えることを意識して制作していると言います。

彼の作品には、”侘び寂び”の精神が息づいているように思います。

ムダをそぎ落とし、要るものしかない、というフォルム。

李朝の陶磁を彷彿とさせるような”洗練”も感じられる。

また、飾らないのに内側からにじみ出る艶やかさもある。

何とも言えないカタチや質感や色は、もちろん三笘さんの意図によって作られたものですが、

五感にスッとムリなく入ってくる自然な優しさがあります。

 

三笘さんの今年のテーマ。

雑然とした自分の頭の中を整理して、自分の考えていることを的確な言葉で相手に伝えること。

整理できれば、自分の作る器についても、きちんとコトバにでき、相手にも伝わるのかなと。

でも、彼の作品を観ていれば、言葉以上の精神性が語りかけてくるような気がします。

きっと今後も、ずっと変わらず淡々と作り続けていくのでしょう。ずっとずっと・・・。

 

 

 

 

今日は、三笘修さんの美しい碗をご紹介します。

 

葵の花のような形、

薄づくりで手の中でスッと納まる安堵感、

柔らかなこっくりとした白。

この白は、釉薬に米の藁の灰が使われており、

その灰を使うことによって釉薬が乳濁して白くなるそうです。

気品のあるうっとりするような麗しい器です。

 

φ17cm  7560yen

φ12cm  4320yen

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2月1日(金)~10日(日)  

月替わり期間限定カレーランチ 『黒胡麻とゴボウのチキンカレー』

 

今回は、南インド料理”葉菜”のシェフ・吉田哲平さんのカレーです。

 

トマト、ココナッツベースに黒胡麻を加えたゴボウ入りのチキンカレー。

身体を芯から温め元気をつけてくれる特製カレーです。

 

付け合わせは『大根のアチャール』

白胡麻を使った大根の漬物です。

 

ラストオーダー:4時 (ただし、品切れ次第終了します)
1000円

 

ぜひお召し上がりくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

ただいま、『心を整える一文字の会』の講義中。

”書は人なり、文字は人となり”という言葉があります。

あたりまえのよう書いている文字に実は

書いている人の生まれ持った気質や、

ついやってしまう生き方のクセ、

その時の心身の状態が表れているということをご存知でしょうか。

 

また、文字にはその時その時の想いがこもります。

ちょっと想像してみてください。

大好きな人に想いを伝える手紙を書く時、

どうしても入りたい会社へ履歴書を書いて送る時、

理不尽な想いをしてしまい苦情の手紙を書く時、

・・・・・

考えてみると、文字ってその時々で変わっていると思いませんか?

 

今回の会では、筆跡診断からなりたい自分に近づくアドバイスをされている伊藤億子さんによって、

文字のおもしろさや自分の名前の大切さを知っていただき、

たった一文字、気持ちを込めて文字を書くだけで心が整う方法をお伝えします。

たった一文字書くだけで・・・?

私たちが何か緊張する場面で、

手のひらに指で”人”と何度か書いては飲み込む動作をしますね。

それが具体的にどうなるということではありませんが、

そのことで自分に大丈夫!という暗示をかけ心を整えるというアレです。

 

この模様は明日のブログでご報告いたしますね。

 

 

 

 

 

 

明日は、月イチカルチャー『楽々日本史(近・現代史)の会』の日です。

 

大人の教養として、もう一度日本史を学んでみませんか。
今と未来を意識した日本史の講義。
今回のテーマは、

”琉球処分と北海道併合”

内国植民地と国境の確定。

参加ご希望の方は本日17時までにご連絡くださいね。
講師:齋藤永良さん
会費:1500円 

 

 

 

 

 

 

 

 

先日、懐かしい写真が出てきました。

7年前、ギャラテンの大網店がオープンした時、

記念の食事会を行ったもの。

料理研究家・林幸子さんには、

それ以降たくさんイベント等でお世話になっています。

 

林さん、初々しい♡

テンの食器棚、ガラガラ~。

 

 

現在、食器棚にはギッチリ器が詰まっています。

歴史だ・・・。

 

 

 

 

 

 

よいお天気です。

ぜひお出かけくださいませ。

 

 

 

 

ではでは。

 

 

 

 

 

 

 

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