こんにちは。
今日はお日さまが出てよいお天気です。
ボケのツボミがつきました♪
『しっぽり』展、12日め。
会期終了まで残すところあと3日。
落ち着いた様子でありながら、
緊張感が漂うというよりは、
少し湿り気を帯びた心に染み入るような様をイメージしました。
荒井恵子さん。
いつもニコニコ~とまぶしい笑顔とケラケラ~と高らかな明るい声の荒井さん。
常にブルドーザーのような活力とスポンジのような吸収力を秘め、元気いっぱい。
年中あちらこちらに走り回っている体力と気力は計り知れず、
パワーは衰えるどころか年々増してきています。
昨年5月、越前和紙の里・福井県武生で、
”紙の神様”を祀る岡太神社大瀧神社の1300年祭がありました。
その4年前にオファーを受けた襖絵32面のプロジェクトの大仕事を成し遂げ、
また昨年末の篠田桃紅空間での個展も盛況に終わりました。
今年来年も国内外での展覧会の予定が目白押しですが、
とにかく泉が湧くようにどんどん描き続けていきます。
昨年は何度も何度も福井の岩野平三郎製紙所の職人さんの中に入って、
和紙を漉くという作業を自ら体験することで、
今まで見えていなかった紙のポテンシャルに気づき感動するとともに、
次の作品への展開にワクワクするという情熱が高まる。
また、3年前に荒井さんの元に来た100種類の墨は、
モノトーンの墨の世界に多様な”色”をもたらし、新しい作品を生み出してきました。
百の墨を摺るのには2か月を要します。
ひとつひとつ摺るという行為は脈拍を打つかのように延々と続いていき、
そこから教わることが多いのだそうです。
その時に感じたものを、呼吸するように軽やかに描く。
いくらでも描き続けていくことができ、
その時間軸の中でリズムが変化していくのが楽しいと言います。
荒井さんの身体と心から表されるものには躍動感とともにキーンと研ぎ澄まされた落ち着きも存在します。
今回、膨大な量の作品から、テンでお見せしたいものを厳選して展開いたします。
ご高覧くださいませ。
作家在廊日:1日(金)2日(土)3日(日)4日(月)11日(月)14日(木)
三笘修さん
大分県日田市で生まれ育ち、大学で東京、その後、愛知、滋賀でやきものの仕事をし、
12年前に故郷に帰りました。
それまでは、躍起になって作陶をした時代がありましたが、
今では、生活の中での営みとして、家族と語らい、自然を楽しみ、仕事する。
そんな自分に楽で自然体な暮らしの延長としての作陶。
5年前に三笘さんのアトリエを訪れましたが、
低い山並みや川に囲まれた、どこか懐かしい日本の原風景が広がっていました。
体中包まれるような温かでホッとする環境。
三笘さんは、食材、料理が美しく見えることを意識して制作していると言います。
彼の作品には、”侘び寂び”の精神が息づいているように思います。
ムダをそぎ落とし、要るものしかない、というフォルム。
李朝の陶磁を彷彿とさせるような”洗練”も感じられる。
また、飾らないのに内側からにじみ出る艶やかさもある。
何とも言えないカタチや質感や色は、もちろん三笘さんの意図によって作られたものですが、
五感にスッとムリなく入ってくる自然な優しさがあります。
三笘さんの今年のテーマ。
雑然とした自分の頭の中を整理して、自分の考えていることを的確な言葉で相手に伝えること。
整理できれば、自分の作る器についても、きちんとコトバにでき、相手にも伝わるのかなと。
でも、彼の作品を観ていれば、言葉以上の精神性が語りかけてくるような気がします。
きっと今後も、ずっと変わらず淡々と作り続けていくのでしょう。ずっとずっと・・・。
今日は、三笘修さんの朧(おぼろ)釉シリーズをご紹介します。
この艶やかで柔らかで青磁のような青緑とでもいうのでしょうか。
凛とした美しい姿の器です。
稜花形の美しい浅鉢。
ここに色とりどりの炊き合わせなんかを盛ったらステキでしょうね。
9720yen
この長方皿、何の変哲もないのですが、存在感大。
6480yen
口縁がピリっとエッジが効いていて小気味いい。
大:7560yen、小:4320yen
昨日の月イチ『おばんざいランチ』のご報告です。
喜屋武小夜子さんと小川洋子さんのユニット”teamBB”によるお料理。
現在80歳以上の人たちが昔当たり前のように作っていた日本の伝統食を
小夜子さんと洋子さんが丁寧に正直に作ったものを食べていただくことで伝承していこうというランチです。
献立のベースは”まごはやさしい”。
ま→豆
ご→ゴマ
は→わかめなど海藻
や→野菜
さ→魚、海老など
し→椎茸などキノコ
い→芋
一本釣りのカツオの漁獲量は今では全体の1%に満たないそうですが、
そのカツオの鰹節でとる出汁は一味も二味も違います。
また、旬の有機野菜や旬の確かな食材、
手作りや昔からの製法にこだわった発酵食品や発酵調味料を使います。
素材が良さを活かしたシンプルな創作おばんざい料理です。
今回の献立
『ごぼうと胡桃の葛和え』
『蒸しねぎときのこの酒蒸し』
『さつまいもと人参のいよかんサラダ』
『大根餅』
『ちぢみほうれん草のお浸し』
『うるちともちの玄米ごはん ひじきごま塩と』
『焼き鮭のみそ汁』
『ヤーコンの甘酢漬け』
お弁当
来月は3月10日(日)を予定しております。
ぜひお召し上がりくださいね。
さて、明後日14日(木)は、
『おむすびランチ・おむすびテイクアウト』の日です。
大好評”おむすび茶屋 さつき”さんがまたまた登場!
ほぼレギュラーランチになりつつあります♪
宮下治子さんは、千葉県香取郡神崎にある酒蔵”寺田本家”に勤めながら地域の生産者さんたちと知り合っていきました。
2年前に独立し”さつき”を立ち上げました。
食をとおしての人生体験や様々な人々との出会いを通じて、
そして、田畑(大地)に触れ、料理は命そのものであり、
食べることの喜びと、食の産み出す無限の力を表現・追求していきたい。
そんな治子さんは、小さなキッチンカーでおむすびの出張販売、
旬の料理教室を営むようになりました。
治子さんのおむすびは、
太陽・大地・海の恵みが、お米一粒一粒で結ばれ、まさに命のご馳走。
生産者さんたちが丹精込めて作った魚やおかかや手作りの具、
白米や玄米、お好みに応じてホッコリ結びます。
塩:自然海塩
海苔:有明産
味噌:こうざき自然塾の熟成発芽玄米麹味噌
酒粕:寺田本家の熟成酒粕
椎茸:西伊豆産の干し椎茸
昆布:こんぶ土居の真昆布
鰹節:タイコウの一本釣り鰹節
他具材:全て国内産、添加物を使わず手間ひまかけて作っています。
治子さんのおむすびをランチ@カフェで、
テイクアウトで ご提供いたします。
なお、いずれもご予約をいただいた方に優先して提供。
(当日の飛び込みだと食材不足でお断りすることもありますので、ご予約を!)
カフェでのランチは、
お好みのおむすび、漬物、吸物のセットで、おむすび代金+350yen
12:00~、13:30~で、定員が各10~15名でご案内。
テイクアウトは、
お好みのおむすびをパックします。
テイクアウトのお受け取りは当日16:30まで。
予約方法は、以下の(白米 or 玄米)×具材の組み合わせ、
各々の個数をお選びください。
A:白米
B:玄米(プラス50yen)
a:鯖香熟漬→350yen(玄米+50yen)
越田商店の40年熟成漬汁に漬けた鯖は臭みがなく豊かな風味。さつき一番人気。
b:肉味噌→350yen(玄米+50yen)
熟成発芽玄米麹味噌を使ったコクのある具材です。
味醂と米飴で爽やかな辛味に仕上げました。
c:梅とごま塩→300yen(玄米+50yen)
昔ながらの酸っぱさしょっぱさ。樽の中で3年熟成。
梅干しをごまの香りで包みます。
カフェでのお召し上がりの味噌汁と漬物のセットがおむすび+350円となります。
また、テイクアウトの6個入りの箱をご希望の方は50円いただきます。
予約例
カフェで食事(12:00~)→ B×a×1個、B×d×1個
テイクアウト→ A×a×2個、B×c×1個、B×d×3個、・・・。受取予定時間も。
メールにてご連絡ください。
なお、必ず確認のメールを返信します。
返信がない場合は、再度メールかお電話をいただけますようお願いいたします。
気持ちの良い晴天です。
ぜひお出かけくださいませ。
ではでは。
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