『型』展 増田良平さんの型絵付けの技法 & ”シタール”の『バターチキンカレー』 & 本日『大人の書の会』

 

 

こんにちは。

 

 

 

今日は良いお天気ですが、風が冷たいですね。

 

ってか、2~3年前からこの時季、

クシャミ連発するも、花粉症じゃなくて風邪だ!と豪語していたのですが、

もう今年は認めます。(苦笑)

花粉症ってツラい・・・。(汗)

 

 

 

 

 

 

 

新企画『』展、2日め。

 

 

今回のテーマは”型”。

増田良平さんの型 × kata kataさんの型

呼応し合う二つの型をお楽しみください。

 

 

増田良平さん

 

豊かな原生林や海が広がる沖縄本島の北部”やんばる”という地域に

那覇近くから2年前に引っ越した増田良平さん。

そこには絶滅危惧種の希少で珍しい生き物がたくさんいて、のどかというよりは、ワイルドなイメージ。

その集落では行事や地域の役割など、都会では考えられないような密な繋がりと付き合いがある。

こうして、自分の作陶以外のやらなければならないことが激増して忙しくなり、

仕事の時間が限られてきたと言います。

また、お勤めする奥様やお子さんのために、毎日、掃除や食事づくりなど家事もこなす。

良平さんはもともとバリバリ仕事をしたいというタイプではなく、

かえって絶対的な”母性”を手に入れたような喜びを感じるのだそう。

今や、冷蔵庫の中の食材をうまく使いきってしまうとうれしいというほど料理がおもしろいのだとか。

そういう意味でも、食器を作るということに新たな魅力を感じて、

なんだかとても楽しそうなのです。

 

良平さんの絵付けは、細かく切り絵にした新聞紙に色土を塗り成形した土に転写し

周囲に色土を塗るという手のこんだもの。

筆で描いた方がずっと早いけれど、切紙の型の線や面が独特の絵柄を生む。

また、良平さんの絵の世界観がとてもユニーク。

描かれるモチーフは、やんばるに移ってきてから、

自然界の動植物が増えたのかと思いきや、ヒトが多くなったとのこと。

ここでは大海に出て大きな魚を捕ってくる人が一番偉い。

高齢の男性は、日焼けで顔はシワシワだけど、身体は筋骨隆々で元気で勇ましい。

作陶している良平さんのことを地元の人たちは、

嫁に働かせていつも粘土で遊んでいると思われているとか。

今までの既成概念を覆されるようなこの土地の住民たちに

驚きと畏敬の念を覚えずにはいられず、彼らへの関心が高いのでしょう。

”生きる”ことへのたくましさや価値観と向き合いながら、

良平さんの創作活動がこれからどんなふうに変化していくのか興味津々。

今回、良平ワールドのいろんなアイテムが勢ぞろいします。

お楽しみに!

 

 

kata kata さん

 

東京造形大学のテキスタイルデザイン科で同級生だった

松永武さんと高井知絵さんの夫婦ユニット”kata kata”。

二人は大学2年生の時にすでに”kata kata”を結成、

学祭でオリジナルの手ぬぐいを作って販売したところ、売れに売れた!

このことをきっかけに、型染めを仕事として生計を立てていくことを意識し始め、

卒業後独立して14年が経過、今に至ります。

 

染めのモチーフは、日々の暮らしの中でピンときたものを作ってみる。

そのもののカタチを長い時間をかけてどんなふうにしようか考えながら頭の中で遊ぶ。

絵にウソがないよう図鑑などで生態を調べつつ生っぽくならないよう、

自分たちの線になるようあれこれ発想してみる。

そこにストーリーがあるようにモチーフを組み立てる。

そのできた独創的な図案がなんともユニークで愛着がわくような温かみに満たされています。

思わず「カワイイ!」と口をついて出てしまいます。

 

今回、型染めだけではなくプリントの作品も展開。

後者は何でも描けるという自由度があり表現の幅も増えますが、

前者は型紙の図案がひとつながりになっていなければならない

(切れてバラバラにならないよう)という制約があります。

でも、そんなルールの中で頭を使って作るのが楽しいと言います。

型染めながら”型にはまらない”とでも言うのでしょうか。

お二人の染めの世界はパラダイスです!

 

昨年誕生したお子さん”虎丸”くん。

なんでも、それ以降、武さんは虎ばかり作っていると知絵さんが苦笑い。

そんな愛がまた新しい生き生きとしたモチーフを作り出すのでしょう。

 

 

 

昨日は、にぎやかな一日でした。

閉店後、良平さんとごはんに行きました。

知絵さんと虎丸くん、お熱でダウンらしく、松永さんは大急ぎで帰られました。

お大事に~!

 

 

 今日は増田良平さんの絵付けの技法について少し。

・・・ということで・・・。

3年前の良平さんの展覧会の時に書いたブログをそっくりそのままコピペしました。(苦笑)

2016年4月時点の内容です。あしからず。

 

それでは、どうぞ~。

↓↓↓

 

 

まずはQuestionです。
はい。コレ、何でしょう?
スツールではありませんよ。
この答えは後ほど。

 

 

はい。本題です。

キュートな絵柄は言うまでもないのですが、
この絵は筆で描かれたものではないのです・・・。

昨年、沖縄の良平さんのアトリエに行きました。
その時の様子はこちら→
沖縄は同じ日本とは思えない景色が広がっています。
景色もだが、人も、沖縄~という感じです。
あ、で、技法の話です。
ケース毎に同じ形に切られた新聞紙のピース。

魚とか船とかチョウチョとか花とか・・・。

このハサミで切ります。

ハサミのタコができている。(笑)

これらのピースに色土を塗る。
  ↓
線の模様を竹串で削る。
  ↓
線につけたい色を重ね塗りする。
  ↓
器に色面を貼り付ける。
  ↓
全体(背景)の色を塗る。
  ↓
貼った色をはがす。
  ↓
紙に塗った色が器に転写される。
  or
全体の色を塗った後に紙を貼る手順でやると、
模様が上に出っぱる表現もできる。
・・・・・と、
途方もない手間を経て作られているのがおわかりいただけましたでしょうか。
「筆で描けばいいじゃん」と思うでしょ?
もちろん筆で描いた方がずっと早く簡単にできるでしょうが、
良平さんのこの技法だからこその魅力、
ぜひとも肉眼で実際に見て触っていただきたいと思います。




「ココにチョウチョの型を使ったんですよ~」と良平さん。

良平さんの作風に合わせてネイルしてみました~♪

はい、さきほどの質問の答えです。
陶芸をされている方はご存知ですね。
こちら〝蹴轆轤(けろくろ)”。
良平さん作の原始的な轆轤です。

角柱に紐を巻いてすべらないようにし、
そこの根元を足で蹴ってロクロを回すのです。
10年以上前に企画展でお世話になった長谷川奈津さんも蹴轆轤で制作。
腰を酷使して辛いと聞いた覚えがあります。

 

 

 

 

 

 

3月1日(金)~9日(土) ただし4日(月)はキレドのランチのためカレーは休みです。 

月替わり期間限定カレーランチ 『バターチキンカレー』

 

今回は、カレーの名店・”シタール”さんの一番人気カレーです。

 

バターチキンカレーを出すカレー店は多いですが、

シタールさんのコレは特別美味しい!

 

香ばしく焼いたタンドリーチキンをトマトクリームベースのまろやかで濃厚なルーで煮込んであります。

辛さも控えめなので、お子様やお年寄りにも召し上がっていただけます。

 

しばしばテレビでも紹介されているシタールさん、

いつも行列必至。

オーナーシェフ・増田泰観さんとのご縁で、

テンで提供いたします。

そして、ただいま、お店を改装中で、仮店舗で営業されていますが、

晴れて3月7日にオープン!

さらにたくさんのお客様に美味しいカレーを提供していかれます。

 

付け合わせはアチャール。

インドの漬物、ピクルスです。

増田さん直伝のレシピに基づきオモダが心をこめてお作りしています。

 

ラストオーダー:4時 (ただし、品切れ次第終了します)
1000円

 

ぜひお召し上がりくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、ただいま

月イチカルチャー『大人の書の会』中。

小筆で書く日常の書を習う講座。
きれいなだけではない、人柄を感じさせる、品のよさを感じさせる、
そんな“大人の字”を学びましょう。

 

講師・西尾修一さんによる興味深い書にまつわるお話、

美しいだけではない個性と品格のある文字を習います。

 

今月は、5日(火)にも講座があります。

参加ご希望の方はご連絡くださいね。

 

 

 

 

 

 

 

また、明後日4日(月)は、月イチランチ『kiredo kitchen』の日です。
世界各国の珍しい野菜を年間に約150種類を育てる農家kiredoのランチです。

栗田貴士さん自ら、自作の野菜を一番おいしく調理します。

 

今月はチコリーの仲間のラディッキオロッソが主役。

独特の苦みがチーズと豚肉によく合う、イタリアの郷土料理です。

 

そのほか、フルーツカブやルッコラの花芽など、サラダに合う野菜がたくさん!

 

シーズン最後の冬野菜と序盤の春野菜のコラボを召し上がってください!

 

コレ、私の大好きな組み合わせです♡

 

12:00~、13:30~  各時間帯10~15名
ご予約をいただいた方優先でお席を確保できますので、お決まりの方はご連絡をくださいね。

 

ランチセット(前菜・スープ・パスタ・コーヒー):1,500円

 

 

 

 

 

 

 

 

さきほど、ロサンゼルス在住の友人Mちゃんから送られてきた画像。

今日からラファエルナバスさんの個展。

ラファさん in LAです。

よろしく伝えてもらいました♫

 

 

鼻が電球のライト♡

 

 

 

 

 

本日もみなさまのご来店をお待ちしております。

 

 

 

ではでは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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