林幸子さんの食事会、無事終了。

こんばんは。

先ほど帰宅しました。

今日は、料理研究家・林幸子さんの食事会。

今回のテーマ“おもてなし料理の盛り付けレッスン”

いらしたお客さま、いつもの感じで、
席についたら美味しいお料理が出てくると思われていたようですが・・・。

まずは、林さんから今日の料理の概要とレシピ発表。
みなさん、熱心にメモっておられます。

作り方も披露。
こちらはパテ。
型に豚バラ肉のスライスを美しく敷きつめたところに、
パテの中身を投入し、
林さんの強力なコブシで押さえつけているところ。

赤い皮の大根と白い皮の大根とオレンジスライスを重ねて
茹でた三つ葉で巻く。

こんな感じ。
おめでたい紅白だ。

12月企画展作家の鎌田克慈さん。
今朝早く家を出て小松空港から羽田から大網へ。
疲れを見せず、果敢にトライ。

テリーヌを簡単に作るため、
クリームの絞り袋を使ってラップに出し、
クルクル巻いてタコ糸で縛り茹でて仕上げる。
鎌田さん、トライ。

次は、おせちの料理の中で残りがちな酢ゴボウ。
スモークサーモンで巻くことにより、箸がのびる。
鎌田さん、トライ。

みな、必死。
鎌田さん、余裕の笑み。

今朝、築地で仕入れたクルマエビ。
ピクピク動いている。

背中にざっくり切れ目を入れる。
エビのしっぽがピクっとする。
このシーン、私はちょっとダメ。

切り込みを入れたところに、
タラコを詰める。

・・・・・とまあ、
いろいろな工程を各々が作りました。

ここで、林さんの盛り付けアドバイスを少し。

硝子の皿に青々とした葉っぱを敷き、
上に磁器の皿を載せる。
彩がきれい。

市松格子の皿に豆皿やグラスを置き、
一品ずつ盛る。
この豆皿、12月の企画展作家・山崎美和さんの作品です。

同じ内容のものを、
鎌田さんの塗りの盤に盛る。
うーん、映える。高級感も増す。

こちらも鎌田さんの塗りのお重に、
空間をいかしながら盛り付ける。

こちらは、山崎さんのドラ鉢に。
深さがあるので、料理も高さを出して盛り付ける。

匙に一品ずつ盛り、並べるのもよし。
さらには、紅白の水引を架ける。

さて、ここから、みなさんが好きな器を選び、
そこに先ほど作った料理を盛り付ける。

鎌田さん、山崎さんの器や・・・

林さんや私の自宅からせっせと持ってきた器や・・・

今朝、出勤前に、
ウチの庭で切ってきた緑なども使って・・・

みなさん、真剣!

そして、林さんが
「ココはこうした方が・・・」てな具合にアドバイスを各自に。

本日、ご参加のみなさんの力作をご紹介。

Nさん。
輪島の塗作家・高田晴之さんの盆に。

Tさん。
磁器の大皿に。

Yさん。
竹の丸盤と、備前の長方皿に。

Mさん。 
織部の大きな四方皿に。

12月WALL企画展作家・荒井恵子さん作。
右上は鎌田さんの浅鉢。
下は高木浩二さんの長方皿。

Tさん。
漆の盤の上にガラスの皿を重ねました。

Hさん。
鎌田さんの塗りの浅鉢とガラスの楕円皿に。

Hさん。
東なんとかさん(すみません、下のお名前を忘れてしまいました)の織部の長方皿に。

鎌田さん。
鎌田さんの塗りの四方盤と椀に。

この時点で、3時前。
みなさん、お腹ペコペコ。
そして私もペコペコ。
みなさん、召し上がる。
私、放心状態になりつつある。

みなさんが半分くらい食べたところで、
お雑煮。

5年寝かした昆布から煮出さずダシをとり、
京都の“山利”の高級白味噌を惜しげなくたっぷりと溶かされたこの汁。

大福。もちろん林さん作。
栗餡の中に生クリーム。
それが赤ちゃんのほっぺのような柔らかいギュウヒでくるまれている。

鎌田さんのお重に盛られた大福を
各自の小皿に入れいただく。

この頃、私、飢餓状態で朦朧としており、
気が付いたころには、みなさんの皿から大福が消えておりました。

カップも皿も、山崎さんの作品。

後半、お腹空きすぎて、何も手につかず、
全くの役立たずの私でした。

外が暗くなってきた5時前、
ようやく私たちスタッフのまかないタイム。
この頃、私はただ立って息をしているだけの存在でした。

おいしくいただきました。
特にお雑煮。
あまりの美味しさに「もうどうなってもいいっ!」と叫びたくなりました。
急に元気を取り戻しました。

そして、余った料理をそっくり大きなタッパに入れ、
味噌汁も鍋ごと持ち帰り、
今日のウチの食卓にのぼりました。
一足早く、お正月気分だ。

今、夫が帰宅していただいております。
「どれもウマいなぁ。やっぱりプロだなぁ。」と
しきりに独り言を言いながら食べています。

林幸子さま、ごちそうさまでした!

またまた近いうちに、おもしろい企画が持ち上がりました♪
詳細が決まり次第、お伝えいたします。

はー、長々とここまで読んでいただき、ありがとうございました。

おやすみなさい。

コメント