こんにちは。
午前中は雨ですが、
午後は晴れて4月頃の陽気になる予報。
2月とは思えない20℃超えだそうです。
今月の企画『colore』展、
会期終盤、明日が最終日となりました。
ピンク、ブルー、イエロー、ホワイト、ブラック、・・・
色と色のコンポジションがワクワクします。
明るいラテン気分で、イタリア語で色・colore。
寒い2月、カラフルな春を待ちましょう。
苫米地正樹さん
三重県四日市で作陶する苫米地正樹さん。
通称”べっちー”は、人たらし。
愛嬌たっぷり、マメでサービス精神旺盛で誠実。
気が付けば人の懐にフッと入っている。
一方、作品は、ビシっとキマった造形に墨色の貫入と鮮やかな色の対比は緊張感さえ感じられます。
べっちーが子どもの頃から好きなターコイズブルーの象徴とも言えるネイティブアメリカン(インディアン)を求めて、
最近、アリゾナのホピ族に会いに行ったのだそう。
フェニックス空港からパワースポットのセドナやルート66にある古い町並みが残るスタッフフラッグなど寄り道をして、
そこを抜けると広大な平原にまっすぐに伸びた道路をただひたすら走っていくと現れるのがメサという浸食された大地。
遠くから見ると山頂が平らな山に見えるメサ、それがホピ族の居留地。
ホピ族の陶器は、手びねりで作り野焼きしたもの。
表面はツルツルの石で撫でて仕上げ、そこに植物や動物の毛で作った筆で模様が描かれる。
また昔から守り続けられている儀式のニーマンカチーナというダンスを観たり、
現地の工芸品などにも触れ、お目当てのカチナドール(精霊の形の木彫人形)も入手でき、大満足の旅だったとか。
壮大な景色と伝統的な文化はとても心に残り、帰国して自分の生まれ育った四日市に何かないかと考えました。
萬古焼きの蚊遣り豚が四日市で生産量が多いことから、最近では知人の陶芸家やアーティストに声をかけて、
あの蚊遣り豚の形をそのままに、独自の個性を生かした作品の展示をするようになりました。
日本にある昔ながらのいろんなものを新しくアレンジして楽しくおもしろく後世に伝えられたらと考えているそうです。
プライベートでは趣味でアート作品を作っていて、それが何かは内緒ですが、気になる方は在廊日におたずねくださいね。
作家在廊日:1日(土)・2日(日)・3日(月)
ruinunoさん
三浦半島の最南端・三崎で”ruinuno”として、ストールを制作する大類尚子さん(以下ルイさん)。
お父様はアートディレクターの大類信さん。
彼の奔放で楽しそうに仕事をされている姿を見ながら育ったルイさん、自ずとアートを目指し東京造形大学に進学。
大学では織や染色などテキスタイルデザインを学ぶ。
ルイさんの卒業制作がある方の眼にとまり、デザイナー三宅一生率いる三宅デザイン事務所での勤務を経て独立。
ルイさんのストールは、軽くて薄くて暖かいウールガーゼの生地に、赤や黄色や水色などカラフル。
それらは接着剤も縫い目もないニードルパンチで生地に定着されたモチーフ。
一面に施されたいろんな色のモチーフは、巻き方によって表情を変え楽しくなります。
それらの色遣いは、三崎港の海や夜のネオンからインスピレーションを得るのだとか。
三崎で出会ったいろんなジャンルの人たちは、それぞれが自立し、確固たるアイデンティティを持ち、生き生きとしている。
そんな環境にいるとルイさん自身も刺激を受け、捜査う意欲が高まるのだと言います。
ルイさんは一見少女のようなキュートな女性なのですが、3人のお子さんの母。
母になる前までは、アーティスティックなモノづくりをしていたのが、
母になってからは、どこか気の抜けた柔らかな感じに変化。
今では、日本の希少な技術とコラボし、かつ大人の凛とした、上質に自分らしくまとうストールを目指して作っています。
今回、アート×クラフトなストールやアクセサリーが勢ぞろい。
どの色を選びますか?
作家在廊日:8日(土)
ついに明日が最終日です。
どうぞお見逃しなく!
さて、今日は
『おむすびランチ・おむすびテイクアウト』の日です。
大好評”おむすび茶屋 さつき”さんの美味しい美味しいおむすびです。
宮下治子さんは、千葉県香取郡神崎にある酒蔵”寺田本家”に勤めながら地域の生産者さんたちと知り合っていきました。
2年前に独立し”さつき”を立ち上げました。
食をとおしての人生体験や様々な人々との出会いを通じて、
そして、田畑(大地)に触れ、料理は命そのものであり、
食べることの喜びと、食の産み出す無限の力を表現・追求していきたい。
そんな治子さんは、小さなキッチンカーでおむすびの出張販売、
旬の料理教室を営むようになりました。
治子さんのおむすびは、
太陽・大地・海の恵みが、お米一粒一粒で結ばれ、まさに命のご馳走。
生産者さんたちが丹精込めて作った魚やおかかや手作りの具、
白米や玄米、お好みに応じてホッコリ結びます。
塩:自然海塩
海苔:有明産
味噌:こうざき自然塾の熟成発芽玄米麹味噌
酒粕:寺田本家の熟成酒粕
椎茸:西伊豆産の干し椎茸
昆布:こんぶ土居の真昆布
鰹節:タイコウの一本釣り鰹節
他具材:全て国内産、添加物を使わず手間ひまかけて作っています。
治子さんのおむすびをランチ@カフェで、
テイクアウトで ご提供いたします。
なお、いずれもご予約をいただいた方に優先して提供。
(当日の飛び込みだと食材不足でお断りすることもありますので、ご予約を!)
カフェでのランチは、
お好みのおむすび、漬物、吸物のセットで、おむすび代金+350yen
12:00~、13:30~で、定員が各10~15名でご案内。
テイクアウトは、
お好みのおむすびをパックします。
テイクアウトのお受け取りは当日16:30まで。
予約方法は、以下の(白米 or 玄米)×具材の組み合わせ、
各々の個数をお選びください。
A:白米
B:玄米(プラス50yen)
a:鯖香熟漬→350yen(玄米+50yen)
越田商店の40年熟成漬汁に漬けた鯖は臭みがなく豊かな風味。さつき一番人気。
b:ネギ味噌→300yen(玄米+50yen)
ピリッと辛口、ネギと味噌の旨みとコクが合います。
c:梅とごま塩→300yen(玄米+50yen)
昔ながらの酸っぱさ、しょっぱさ。樽の中で3年熟成した梅干をごまの香りで包みます。
カフェでのお召し上がりの味噌汁と漬物のセットがおむすび+350円となります。
また、テイクアウトの6個入りの箱をご希望の方は50円いただきます。
少し多めに食材を用意しています。
ランチ・テイクアウトをご希望の方は、今すぐお電話くださいね。
tel:0475-78-3068
昨日の月イチカルチャー『薬膳料理教室の会』のご報告です。
薬膳は、中医学に基づき、生薬を使ったものだけではなく、
選んだ穀物・野菜・肉・魚・乳製品等を材料として料理。
心身ともに健康、病気の予防、回復、保健を目的とした食事。
ひいてはアンチエイジングにつながります。
薬膳のエキスパート・田村直美さんによる料理のデモンストレーションと講義の後、
台湾茶とともに試食します。
今回のテーマは”閉経後から壮年期の薬膳”。
東洋医学では、閉経前後におこるエイジングの症状を、大まかに言うと腎の機能低下とします。
東洋医学で言う腎とは、西洋医学の腎臓とは少し異なり、生命の根源となる機能をさします。
生命エネルギーの源を貯蔵し、成長、発育、生殖の基礎となり、水分を管理し、
骨・脳・髪を育むとも言われ、
腎の機能が弱まると、骨粗しょう症、腰痛、ひざ痛、白髪、歯が弱くなり、健忘症になったりします。
酸素を深く吸い込んで体内に吸い込む納気という機能もあり、肺が行う呼吸を腎がサポートし、
酸素を深く吸い込んで体内に取り入れる手伝いをします。
この機能が弱まると、息切れしやすくなったり、呼吸が浅くなったりします。
腎は耳と二陰に穴を開くと言われ、耳・尿道・生殖器官・肛門の機能維持もしています。
耳鳴り、聴力低下、排尿や排便のトラブルなども腎の機能低下によるものとされます。
一般的に言われる老化現象と言われるもので、腎を補うことで症状を改善し、ゆっくり年を重ねていけます。
人間の身体は、陰と陽の両方がバランスをとって健康を維持しています。
腎の陰の働きは主に水分代謝のコントロール、陽の働きは主に身体を温める機能で、陰陽両方の機能があります。
どちらの機能がより弱まっているかを見極め食材を選びましょう。
補腎効果のある代表的食材は、木の実類、黒い食材(黒豆、黒米、黒木耳、ごま、海藻類)、
粘りや渋みのあるもの(山芋、餅米、蓮の実、銀杏、牡蠣など)
ほてり、寝汗、めまい、耳鳴り、乾燥肌、便秘、舌の色が紅く苔が少なめなどの熱の症状がある人は、
水分不足の腎陰虚かもしれません。
身体を冷ます機能がある寒・涼性の鹹味(かんみ)の海苔、昆布、海藻類、イカ、牡蠣などを多くとり、
睡眠をしっかりとること、
トマト、ビーツ、クコの実、ほうれん草、金針菜、豆乳、豚肉、山芋、黒木耳、梨、桃、ぶどう、胡桃なども多めに摂りましょう。
血を消耗させやすいPC、携帯画面、テレビの観過ぎ、夜更かしも避けましょう。
逆に腰や四肢が冷えたり、頻尿、不眠、疲労感があり、息切れしやすく、舌の色が淡く、苔が白い人は、
腎陽虚で身体を温める機能である陽気が不足しているのかもしれません。
身体を冷やさないことが大切です。
温性のラム肉、牛肉、鶏肉、エビ、生姜、シナモン、ニラ、にんにく、しょうが、ねぎなどの食材を上手に利用しましょう。
冷えのぼせのように、陰陽両方が不足している場合もあります。
陰と陽は、相互変換しやすくもありますので、腎陰虚、腎陽虚、両方のタイプの方もいます。
どちらかが弱まっていれば、もう片方にも影響します。
自分がどちらのタイプにより傾いているか、季節によっても変わります。
食生活の他にも、1日一回ゆったりと腹式呼吸をすることで、腎の納気を強くすることができ、
また程よく日光、月光、外気にあたり、自然から陰陽の恵みをバランスよく受けることで、
心身ともに健康で、ゆっくり歳を重ねることができます。
ウェルカムティー
『山桃のホットジュース』
抗酸化作用、健胃、整腸作用
(器:苫米地正樹さん)
『小松菜のとろろ昆布と海苔のおひたし』
・小松菜:肺を潤す。食物繊維が豊富で、腸を潤し便通をよくする。高血圧の予防効果。
・とろろ昆布:食物繊維、ミネラルが豊富で、余分な脂肪を吸着して排出する。
免疫力を高める。
・海苔:血のめぐりをよくする。身体の余分な熱を冷ます。
コレステロール降下作用。
(器:今井一美さん)
『温か豆腐のネギソース』
・豆腐:身体を潤す。便秘の改善。
・ネギ:気の巡りを促進し、血行をよくする。
発汗作用があり、節々の痛みを伴う風邪の予防によい。
(器:大谷哲也さん)
(器:苫米地正樹さん、井内素さん)
『ニラの入ったイカと黒木耳の酢味噌和え』
・イカ:イカ墨は血行をよくする。補肝、補腎効果がある。
・黒木耳:食物繊維が多く血液浄化作用があり、高血圧、動脈硬化に効果。
鉄分が多くビタミンと一緒に摂取すれば効率が高い。
・ニラ:足腰を温める。胃腸を温め機能を活発にする。気の巡りをよくする。
(器:佐藤尚理さん)
『口水鶏(よだれ鶏)』
・鶏肉:身体を温め、エネルギーを補う。虚弱体質の改善。
(器:苫米地正樹さん)
(器:増田良平さん)
(器:苫米地正樹さん)
『卵スープ』
・卵:病中病後、高齢者の栄養補給に。五臓を補う。補心効果。
(器:ウエダキヨアキさん)
『焼きバナナ』
・バナナ:食物繊維が豊富で便を通す。
身体の熱を冷まし、カリウムが豊富で血圧降下作用、疲労回復に効果。
・シナモン(桂皮)
(器:苫米地正樹さん)
今月のお茶
『黒豆茶』
抗酸化作用、生活習慣病予防、血液改善効果
(器:苫米地正樹さん)
(器:戸出雅彦さん、内田鋼一さん、坂井千尋さん)
まかないランチでパワーチャージ。
次回は、3月11日(水)を予定しています。
春のデトックス料理がテーマ。
ぜひご参加くださいね。
本日もみなさまのご来店をお待ちしております。
ではでは。
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