こんにちは。
曇り空の土曜。
鮮やかな色のラナンキュラス、
目が覚めるような美しさです。
今月の新企画『KIRARA』展、
7日め。
キラキラ眩く輝く磁器とガラス。
美を愛でる春の展覧会をお楽しみください。
高橋朋子さん
高橋朋子さんとは長いおつきあい。
まさに才色兼備を絵に描いたような女性です。
そして朋子作品もしかり。
凛とした美しさの中に知性と品性をはらんでいます。
ここのところ、次々と工芸の世界で受賞を重ね、飛ぶ鳥を落とす勢いの朋子さん。
そこから社会的な評価を意識し始め、
自身の学びへの欲求、よりよいものを生み出していくことへの想いが高まったのだそう。
美術館や気になる展覧会にはなるべく足を運び、古美術の鑑賞会などにも通っています。
陶芸の仕事と大きくかけ離れていないけれど、自分の小さな守備範囲を超えて
様々なものを五感で味わう時間が大切だと感じ、忙しいながらもっと外に出る機会を作りたいとのこと。
最近、水や光や月などを特に近しいものと感じ、
それらの自然の印象を作品の中にとりこんで制作を続けています。
自分の感覚で楽しく作ること、
その流れで、いろんな金属箔を取り入れる試験や、造形を探る作業に取り組んでいます。
作品ひとつひとつ、丁寧に向き合えるような関わり方をし、
今まで以上にさらによいものにしていきたいと言います。
ある人々の空間の中で、または暮らしの中で、そして掌の中で使いながら愛でるものであってほしい。
そんな朋子さんの、見目麗しい器やオブジェやアクセサリーが勢ぞろいします。
ぜひご高覧くださいませ。
作家在廊日:1日(日)、2日(月)、7日(土)、8日(日)、14日(土)
戸田晶子さん
体育大学で舞踊を専攻していた戸田晶子さん。
将来はダンサーになろうと思っていました。
卒業後、ダンスをしながらアルバイトをする生活を数年、何か心は満たされず悶々としていたところ、
石の彫刻をしている従妹から「ガラスをやってみたら?」と促され、
早速本屋で関連書を買ってみてビビっとくる。
まずは都内の講座に通い始め、初めて表現物としてのガラスの魅力に引き込まれました。
ガラス、特に吹きガラスには、ダンスと同様、身体性を感じると言います。
呼吸、リズム、バランス、力の抑揚、空を切る感覚、カタチへの追及、・・・・・。
美大を出たわけではないけれど、体感として、ダンスとガラスの共通の美意識が妙に腑に落ちる。
やきもの、金属、木、漆、石、石膏、布、・・・・・のあらゆる工芸品の中で、
晶子さんにとってはガラスという素材は、時間や広さを超えた世界観、
もっと言えば宇宙が感じられる素材だったのです。
そして、晶子さんの手によってなされたあまりにも美しい作品をじっと眺めていると
その宇宙に吸い込まれるような気さえします。
2年前に工房を築きました。
ガラスの工房は一年のうちの少しの期間以外は24時間ずっと焚き続ける炉を維持していく大変さがあります。
襟を正し気を引き締め、これから突っ走るという意気込みが感じられ、
とびぬけた美を見せてくれることでしょう。
作家在廊日:1日(日)、7日(土)、8日(日)、14日(土)
明日、明後日は、朋子さんと晶子さんが在廊されます。
またにぎやかな週末になりそうです♪
ぜひお二人にも会いにいらしてくださいね。
今日は、朋子さんの銀彩のオブジェをご紹介します。
星や海の中の生物のような抽象のモチーフが連なった美しい作品です。
ギラギラしていないいぶし銀の落ち着いた輝き。
今展では、壁に虫ピンなどを打ち込んで
それに引っ掛けるように展示していますが、
置いて飾るのもステキです。
また、額装すると、違った雰囲気も楽しめますね。
壁に飾る場合、
作品の裏側に厚紙やスチロールなどを仕込むと
壁から浮き上がったように掛けられます。
そうすると、ライトや自然光で照らされた作品の影が壁に落ちて
それも美しいですね。
オブジェは使って楽しむことは難しいですが、
暮らしの中でいつも視界に入り心癒されることができます。
ぜひ肉眼でこの美しさをご覧ください。
『星のことば』
38000+tax yen
『星のことば』
35000+tax yen
ただいま、月イチカルチャー『大人の書の会』のレッスン中。
小筆で書く日常の書を習う講座。
きれいなだけではない、人柄を感じさせる、品のよさを感じさせる、
そんな“大人の字”を学びましょう。
次回は、4月4日(土)、7日(火)を予定しています。
ぜひご参加くださいね。
今日は、月イチ『おばんざいランチ』の日です。
喜屋武小夜子さんと小川洋子さんのユニット”teamBB”によるお料理。
現在80歳以上の人たちが昔当たり前のように作っていた日本の伝統食を
小夜子さんと洋子さんが丁寧に正直に作ったものを食べていただくことで伝承していこうというランチです。
献立のベースは”まごはやさしい”。
ま→豆
ご→ゴマ
は→わかめなど海藻
や→野菜
さ→魚、海老など
し→椎茸などキノコ
い→芋
一本釣りのカツオの漁獲量は今では全体の1%に満たないそうですが、
そのカツオの鰹節でとる出汁は一味も二味も違います。
また、旬の有機野菜や旬の確かな食材、
手作りや昔からの製法にこだわった発酵食品や発酵調味料を使います。
素材が良さを活かしたシンプルな創作おばんざい料理です。
本日の献立
『蕪ときのこの酒粕クリーム煮』
『ごぼうのごま梅和え』
『糠漬野菜のおからサラダ』
『里芋とひじきのコロッケ』
『菜の花と小松菜のオリーブオイル蒸し』
『酒粕玄米ごはん』
『新玉ねぎのお吸いもの』
『糠漬』
今日は、すでにご予約で満席となりました。
受付を締めきっております。
また来月、どうぞお楽しみに!
さて、明日は、月イチカルチャー『楽々日本史の会』の日です。
大人の教養として、もう一度日本史を学んでみませんか。
今と未来を意識した日本史の講義。
今回のテーマは、
”条約改正と朝鮮の動乱”
明治政府は二つの課題をいかに対処したか!
講師:齋藤永良さん
会費:1500円
参加ご希望の方は、本日17時までにご連絡願います。
本日もみなさまのご来店をお待ちしております。
ではでは。
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