こんにちは。
桃の節句。
千葉県郷土人形・”芝原人形”のひいな
彫刻家・瀬辺佳子さんの雛
日ごとに春を実感する3月。
そんな3月を楽しくしてくれるカラフルな2人展のおしらせです。
3月1日(火)~14日(月)
12:00~16:00
佐藤尚理さん
沖縄・南城市で作陶。
長野出身の佐藤さん、沖縄芸術大学で彫刻を専攻。
大学院修了後、そのまま大学で助手を務める。
結婚後、ドイツに渡り、美大研究生として写真を学びました。
帰国しバイトをしながら陶芸をやってみたらおもしろくなり、現在に至る。
自宅を少しずつリノベーションし、変化を楽しみ、順応し、また変化を求める、
そんな佐藤さんの日常も一興。
佐藤さんには可愛らしさとクールさの絶妙なバランス感覚があり、
そこにヤラれてしまう訳ですが、
料理を盛るとたちまちキリっと緊張感が生まれるのも不思議。
マスキングしたり、表面加工をしたり、削ってみたり、
かなりの手の込みようで、彫刻的な要素も感じられる。
ヴィンテージのようなくすんだ色遣いがかえってモダン。
なにか言葉に表せられないくすぐったい魅力の集合体である作品だと思うのです。
ファンが多いのもうなずけます。
どうぞお楽しみに!
作家在廊日:当初1日に予定していましたが、コロナウイルスの感染拡大につき来られないことになりました。
東京在住の立岩靖久さん主宰の“KORA KAPDA”。
ブランド名の“KORA KAPDA”は、ヒンドゥー語で生機生地、未晒し糸のままの織物のこと。
インドの広大な大地の恵みと伝統が生み出すコットン素材“カディ”の心地よさをストールや服に生かすものづくりをしています。
1930年頃、時代とともに手間のかかるカディよりも当時インドを植民地支配していたイギリス製の機械綿織物布が普及し始めたとき、 インド独立の父であるマハトマ・ガンジー氏によって、インド人が自給して経済的に自立できるようにと“スワデシー(自国製品愛用)”運動を呼びかけました。
“カディ”は、手で糸を紡ぎ、手で巻き取り、手で織る・・・。
生地1メートル分の糸を紡ぐだけで一日かかるとも言われるほど。
しかし、このとてつもない多くの人の手を経てできあがった生地は他にはない優れた特徴をもちます。
糸の撚りが甘いので、肌触りが柔らかく、吸湿性、速乾性が高く、夏は涼しく、冬は暖かく感じられるのです。
そして、手で紡いでいるので、糸の太さが均一でなく、それがかえって表面の独特の表情を生みだします。
洗うと表情も風合いも増します。
さて、このカディは、コットン素材とは言え、膨大な手数をかけて作られる希少なもので、シルクより高価になるものも少なくありません。
インドでは一般市民には手の届かない高級品で、ガンジーの遺志を受け継ぐ布として数多くの政治家たちが着用していますが、一番需要の高いのが日本とのこと。
日本人ほどこの手仕事を評価する民族は他にはいないと言うのです。
これは日本のブームや流行という一言で表すのではなく、価値を認めて“買う”ことで、その素晴らしい作品と技術をすたれさせずに守っていくということを意識したい。
このことは、インドのカディについてだけではなく、我が国の伝統工芸をはじめとする文化全般にも同様のことが言えるでしょう。
このカディの心地よさを一度知ると手放せなくなる魅力があります。
ぜひ身につけてお試しくださいね。
また会期中は、インドで撮影した制作工程を動画でご紹介いたします。
作家在廊日:1日(火)2日(水)5日(土)6日(日)14日(月)
本日、立岩靖久(KORA KAPDA)さんが在廊されます。
ぜひ会いにいらしてください。
今日は、KORA KAPDAさんのストールや服が作られるカディ素材についてご紹介します。
以下、以前、KORAの立岩さん方がインドに同行し取材協力された通販誌から引用させていただきます。
”カディ”の良さは、実際に触れてみていただくのが一番です。
ぜひこの文章をお読みになり、ご興味を持たれましたら、
ご来店いただき体感してくださいね。
日本からインドの首都デリーまで約10時間。
さらに飛行機でコルカタ(西ベンガル州の州都)まで約2時間。
向かったのは、そこからさらに北にあるムルシダバード地方。
カディの生産現場は、紡ぎと下りの村に分かれていました。
マハートマー・ガーンディー、言わずと知れたインド独立の父。
獄中でチャルカー(糸車)を静かに回しているポートレートは、あまりにも有名です。
この時、腰に巻いていた布(ドーティー)こそが、この“カーディー”。
インド独立のシンボルとして、特別な意味を持っています。
“カディ”は、手紡ぎ手織りの完全なハンドメイド布のことです。
インド独立の父であるマハトマ・ガンジーが深く関わっています。
獄中でチャルカー(糸車)を静かにまわしているポートレートは、あまりにも有名です。
この時、腰に巻いていた布(ドーティー)こそが、このカディです。
当時、イギリスの統治下にあったインドには、機械織りの衣料があふれていました。
「機械が織った布ではなく、自分たちの手で紡ぎ織った布をまとい、
経済的な自立を図ろう。」
と、民衆の前に立ち、“スワデシー(自国製品愛用)”運動を呼びかけました。
手仕事を身につけることが、貧しさから抜け出すための大きな力になるのです。
カディができるまでには、気の遠くなるような人の手を経た多くの工程があります。
生地1メートル分の糸を紡ぐだけで一日かかるとも言われています。
インドでは、古くから、紡ぎは女性、織りは男性の仕事と決まっているそうです。
綿花から種を取り除き熱湯で洗い、さらに石鹸のタネと呼ばれるものを加えて汚れを取る。
↓
洗った後の綿花をほぐし、平たい篠綿(スライバ)に整えた後、
繊維を揃えて棒状にしていく。
糸を紡ぐ前にしておかなければならない下拵えだ。
↓
糸に紡いでいく女性たち。
細さによって紡ぐ人が異なるらしい。
↓
石の容器に糸を擦りつけるようにしながら糊付けをする。
↓
織機に掛ける前の工程のひとつ。
糸を伸ばしているのだが、何本もの糸巻から均等に糸を引き出すテクニックを要する。
↓
織りを始める前に、何千本もの経糸を通していく綜絖(そうこう)通しの作業には、
恐ろしいほどの手間と根気が必要だ。
↓
昔ながらの地機で織りあげられるカディは、
肌に寄り添うような風合いが自慢。
カディは、糸の撚りが甘いために、肌触りが柔らかく、吸湿性、速乾性に優れ、
夏は涼しく、冬は暖かく感じられること、
また、手で紡いでいるので糸の細太ができ、表面に凹凸した独特の表情があります。
機械で引いた糸は機械の引っ張る力に耐えるために糸を細くするのには限界があります。
手で引くカディの糸はとても細く繊細。
機械では出しえない独特の質感を生みます。
洗うと表情も風合いもぐっと増します。
会期中は、紡ぎ織る工程の現地での動画を放映しています。
ぜひご覧くださいね。
さて、今日から通販を承ります。
昨夜から佐藤さんの作品のお問い合わせのメールをたくさんいただいています。
また、最近、メール送受信ができないケースがいくつかありました。
以下の内容を十分ご確認ください。
通販をご利用いただく方へのお願い
◎基本的には、メールにてのお問い合わせでお願いいたします。
4日以降は、詳細についてのお問い合わせ等、お電話をいただいても対応いたします。
0475-78-3068
◎インスタグラム等のDMはタイムリーに確認できないため、上記の方法でご連絡ください。
◎仮に同じ作品のお問い合わせがあった場合は、ご購入決定の旨をご連絡いただいたメールの先着順とします。
◎メールの返信は、できれば即、遅くとも12時間以内にいたします。
たまに受信設定で届かないことがありますので、設定の変更、あるいは未着の旨のお電話をいただければ助かります。
◎メールでのお問い合わせは以下の内容をご記入ねがいます。
①ご氏名
②発送先の都道府県名
③携帯電話番号
④お問い合わせ内容
◎通販決定の際は、お支払い方法は、指定の銀行振り込みのみです。
ご入金確認次第、発送いたします。
なお、お取り置き後の店頭でのお支払いはクレジットカード(1万円以上)、paypay等のご利用が可能です。
◎不良品でない限り基本的に返品を承りかねます。
じっくりご検討の上、お買い上げ願います。
作品を一点ずつご紹介することができないのと、
また今日もご来店いただく方がお買いになることもあるため、
ひとまず、現段階の作品ラインナップの引きの画像をお伝えいたします。
昨日、追加で納品した作品もありますが、
その中で今ある在庫も含めた画像です。
今日もご来店のお客様がいらっしゃいますので、
接客の合間をみてメールの着順に対応いたします。
少し時間をいただくかもしれませんが、お待ち願います。
お問い合わせの際、
できましたら画像に印をつけたものを添付いただけると助かります。
<例>
(画像に矢印などマークしたものを添付してください)
これらは昨日の追加で入荷した作品です。
欠品したものがたくさんあります。ご了承ねがいます。
現時点の在庫です↓↓↓
一応画像をナンバリングしておきます。
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
3月については、以下のとおりで営業いたします。
現在、コロナウイルスの感染者数が落ち着いてきましたが、
新しいオミクロン株も感染者が出始めてきており、まだまだ油断ができません。
コロナウイルスの感染防止対策として、
カフェはお休みしています。
書・日本史・薬膳料理教室・英会話のカルチャークラスも休講します。
時短営業で12:00~16:00とします。
今回は、来店予約制はとらず、会期中、自由にご来店ください。
一時的に店内が密になる場合は、
ご入店人数を規制し、玄関のところでお待ちいただくこともあります。
◎ご来店になるお客様へのおねがい
マスクをご着用ください。
店の玄関に置いてあるジェルで手指を消毒してください。
店内でご覧になっている他のお客様とはなるべく距離を保ってください。
会期中、ご来店になれない方のため、
3日め以降、通販を承ります。
作品は少しずつ、このブログでご紹介いたします。
また、常設作品に関してはオンラインストアのページを設けております。
こちらも徐々に作品をアップしていっています。
併せて覗いてみてくださいね。
現在、テンのカフェが休業中でランチの提供がないため、
ここ最近の会期の初日、
作家さんや常連のお客様や友人たちや私たちスタッフのために
簡単なお昼ご飯を準備しています。
昨日もテンと同ビル内の”cafe Rythm”・伊藤さんにお弁当を作っていただきました。
ウチのアニ☆オトは
日に日にヤンチャ度が加速的に増しています(汗)。
動きが機敏で、悪さをしたりケンカしたり、1秒たりとも目が離せません。
天国のフルは、きっと笑いながらこの様子を観察しているのでしょう。
ちょっとクールダウンするのは、夫の股間。
数日前までのぬるま湯に浸かっているような大人の二人暮らしがウソのようです。
テレワークしながらワンコたちに目を配る夫。
おとなしく寝てくれたと思ったら、
ガーガーゴーゴー イビキの音が
オンラインのミーティング中に聞こえてくるのが気になるらしい(苦笑)。
会社の人には、妻(私)が昼寝で大イビキかいていると思われているのか(汗)。
今日も佳き一日でありますように・・・。
ではでは。
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