こんにちは。
今日は曇りですが、
気温はそんなに低くなく、過ごしやすいですね。
世間では今日から3連休。
みなさん、どのようにお過ごしのご予定でしょうか。
こちらは、昨日から新企画が始まっております。
すこしずつ作品をご紹介していきます。
杉村徹さん。
杉村作品の真骨頂とでも言いましょうか、
壁の棚です。
今は展覧会としての展開ですので、
一つの壁にいくつも取り付けていますが、
小さな壁に一つ、
大きな壁に一つ、少しリズムをつけて二つ、
・・・と、
この棚があるだけで壁から空間に発する空気(雰囲気)を創りだします。
形やサイズもいろいろで、
また材も、クルミ、ウォルナット、サクラ、タモ、クリなどいろいろ。
正面から見ると、
木の枝が貼りついている感じ。
既存の壁に棚などを取り付ける際、
L字の金具などで棚の底面と壁面を固定します。
この杉村さんの棚は、
棚の底面に小さなマッシュルームのような欠き込みがあり、
壁に打った釘をそこに引っ掛ける仕組みです。
横板の両端2か所を留めているだけ。
そのことで、
どんな壁にも作り付けのような棚が
簡単に取りつくのです。
ギャラテンの壁は漆喰の塗り壁なので、
太い釘が打てません。
ホームセンターで売っているような針のような太さの釘で留めています。
壁紙のお宅であれば、ネジをきってある細めの釘でOKです。
そして、横板と縦板の取り付きも魅力。
横板の側面のホゾ(材を接合するための突起)を
縦板の側面のホゾ穴に入れ、
ホゾの切れ目に、クサビを打って固定。
杉村さんのこの最も基本的な構造も、意匠のうちの一つとなっています。
それから、ただ同じ厚みの材を組んでいるだけではなく、
壁から離れるほどに薄く削られ、
全体のシャープさや洗練さが生まれるのです。
彫刻的というか、シンプルながら造形が美しい。
そして、KUROMAME light。
昨日閉店してから
店内のダウンライトを全部落として
暗い中で撮影してみました。
日本の住宅では、
今でもリビングやダイニングで
蛍光灯の明々とした青白い光の照明を使われていることが多いです。
白熱灯や電球色のオレンジの温かい光で、
いかにくつろげ、リラックスできるかということがわかります。
最初は暗すぎると違和感を覚えるかもしれませんが、
それに慣れると、蛍光灯の光がしんどく感じるようになります。
薄暗くして、
テーブルの上、
床の上、
壁に、
間接照明を当てると
とたんに部屋に奥行きと温かさが生まれますね。
本日のカフェのスウィーツ
ブルーベリークリームチーズパイ
モンブラン
イチジクタルト
楽しい連休をお過ごしくださいませ。
では。
杉村徹さんの壁の棚 & KUROMAMEさんの照明

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