小高善和(革靴)・KORA KAPDA(ストール・服)2人展 5日め & KORA KAPDAの“カディ”にこだわる訳 & “はなう”さんの『牛スジカレー』再入荷

こんにちは。
昨日から急に冷え込んでいます。
みなさんお風邪などひかれていませんでしょうか。
季節の変わりめは、不安定な天候が続きますので、体調管理には気を遣わなければなりませんね。
小高善和(革靴)・KORA KAPDA(ストール・服)2人展、5日め。
今日も小高さん、KORAのIさんが在廊してくださいます。
双方とも気さくに丁寧にお話してくださるので、気軽にお声をかけてみてくださいね。
4月は何かと気忙しい時期ですが、
そんな時こそ、のんびりする時間を持って
心身ともにリラックスすることが必要になってきますね。
リラックスする方法はいろいろあるでしょう。
ゆっくり時間をかけて美味しいものを食べる。
お風呂に浸かって温まる。
思う存分読書や音楽やDVDなどを楽しむ。
エステやマッサージに行く。
気楽な旅をする。
・・・・・
と、心身を緩めるのには多種多様。
直接体に触れるストールや服や靴。
今企画展のテーマは『wear』。
ただ“着る”とか“着ける”という意味合いだけではなく、
その行為から人にもたらす心地よさが、私たちの心身の健康につながると信じます。
そういう意味では、今回のお二方の作品は、
まさにその役割を担うアイテムだと思うのです。
今日は、KORA KAPDAの“カディ”素材についてお伝えします。
前回の企画展の際、コラムに書いた内容です。
KORA KAPDAが“カディ”にこだわるわけ
ブランド名の“KORA KAPDA”は、ヒンドゥー語で生機生地、未晒し糸のままの織物のこと。
インドの広大な大地の恵みと伝統が生み出すコットン素材“カディ”の心地よさをストールや服に生かすものづくりをしています。
1930年頃、時代とともに手間のかかるカディよりも当時インドを植民地支配していたイギリス製の機械綿織物布が普及し始めたとき、
インド独立の父であるマハトマ・ガンジー氏によって、インド人が自給して経済的に自立できるようにと“スワデシー(自国製品愛用)”運動を呼びかけました。
“カディ”は、手で糸を紡ぎ、手で巻き取り、手で織る・・・。
生地1メートル分の糸を紡ぐだけで一日かかるとも言われるほど。

しかし、このとてつもない多くの人の手を経てできあがった生地は他にはない優れた特徴をもちます。
糸の撚りが甘いので、肌触りが柔らかく、吸湿性、速乾性が高く、夏は涼しく、冬は暖かく感じられるのです。
そして、手で紡いでいるので、糸の太さが均一でなく、それがかえって表面の独特の表情を生みだします。洗うと表情も風合いも増します。

また、例えば、太い糸で織られた布はカジュアルで、細い糸のそれはドレッシーになるというイメージの傾向がありますが、
KORA KAPDAの服づくりには、この細番手の糸で織られた布を使うことで、ナチュラルながらもプレスするときちっとしたスタイルを楽しめるところも魅力の一つです。
カタチはいたってシンプルですが、ドローストリングやボタンなどのディテールに工夫があり、いろいろな着方ができます。
ストールも大きさや形状のバリエーションがあり、薄地なのでグルグル巻いても心地よいボリュームを出しやすい。
今回、在廊の3日間では、巻き方によって一枚のストールが多様に楽しめるということを、写真やデモンストレーションで紹介していただきます。
(↑ 前回は日程を設けてストール講習をしていただきましたが、今回は在廊日はいつでもお問い合わせください。)

1年中活躍するアイテムのストール、いつも同じ巻き方ではなく、スタイリングのヒントを得るよい機会ですね。

さて、このカディは、コットン素材とは言え、膨大な手数をかけて作られる希少なもので、シルクより高価になるものも少なくありません。
インドでは一般市民には手の届かない高級品で、ガンジーの遺志を受け継ぐ布として数多くの政治家たちが着用していますが、一番需要の高いのが日本とのこと。
日本人ほどこの手仕事を評価する民族は他にはいないと言うのです。
これは日本のブームや流行という一言で表すのではなく、価値を認めて“買う”ことで、その素晴らしい作品と技術をすたれさせずに守っていくということを意識したい。
このことは、インドのカディについてだけではなく、我が国の伝統工芸をはじめとする文化全般にも同様のことが言えるでしょう。

今回ストールに新しいディテールが加わったものが増えました。
真ん中あたりで一か所結んであります。
これは何でしょう・・・。
この答えはまた後日。

今朝、“はなう”さんにカレーの追加をいただいてきました。
ホキ美術館のエントランスには既に開館を待っておられる方もあり。
美術館の入館チケットは、その日であれば何度も出入りができます。
これから気候がよくなってくるので、
隣接する昭和の森公園を散策して、絵を観て、ランチをして、絵を観て、お茶して、・・・と
一日中楽しめますよ。
おすすめは、美術館でイベントが開催されている日に合わせて行かれること。
美術館で展示されている錚々たる画家さんによるトークショーや、
美術館の斬新な建築を設計の方によって館の内外を巡ってレクチャーを受けられます。
美術館とギャラテンは車で5~6分。
ぜひハシゴしてみてください!

以前、企画展でもお世話になった“hanatutumi”のミキコさんからお花が届きました。
昨年、千葉からあきる野に移住。
まわりは広大な自然あふれる場。
農場を作って、美しい野草たちに囲まれる暮らしをされています。
こんな自然の草花たちにも癒されますね。

観たい映画が2本。
和食ドリーム』と『だれも知らない建築のはなし』。
どちらも絶対観たい!
絶対観たいのなら忘れないでしょ!と思われるかもしれませんが、
それが忘れるんですよ。(汗)
ブログを私物化してすみませんが、備忘録のため、ここで発表しておきます。
すぐにポ~んと忘れてしまうので、時期が近づいて来たら、
どなたか私に「覚えてる?」とお声をかけてくださいませ。(苦笑)
では、楽しい日曜の午後をお過ごしくださいませ。
 

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