サブロウさんのガラス成形技法 & 24日(金)『薬膳料理教室』・25日(土)『おばんざいランチ』ご予約受付中! 

こんにちは。
暑いです。
ついに千葉も梅雨明けしました。(汗)
暑いは暑いのですが、例年に比べたら、朝晩が若干涼しい気がします。
・・・が、暑い。
今朝は曇っていたので、
玄関を出てから庭木を見る余裕がちょっとだけあり。
可憐な薄ピンクのシモツケソウが咲いていました。
ホント、植物には癒されますね。

今日はワンコのフルの定期検診で、
夫とフルに病院へ行く足で大網へ送ってもらう。
車の走行距離、ジャスト2万キロのメーターを後部座席から撮る。
ゼロが並ぶのは気持ちがよい。

modernity”展、
菊池昌子(染)・サブロウ(ガラス)2人展、今日を含めてあと5日間。
今日はサブロウさんのガラス作品を制作する技法について。
いわゆる“キルンワーク”と呼ばれる技法です。
“キルン”は“窯”のこと。
吹きガラスを作る時には高温の炉に溶けたガラスを鉄の竿の先に巻きつけて・・・
という技法は誰もが想像できる成形技法だと思います。
“キルンワーク”は、多くの工程を経て、窯に入れて焼成していきます。
キルンワークにもいろいろな技法がありますが、
以下、サブロウさんの制作過程をご紹介します。
まずは、ガラス板を作ります。
その板を、カッターで切り込みを入れてコツンと叩いてピースをつくります。

四角い枠の中にいろんな大きさのピースをパズルのように配していきます。
ピースとピースの間に、色のついたガラスの粉で埋めていきます。
それを窯で焼成すると、色の目地の柄がついたガラス板ができます。
サブロウさんは、この模様で水面をイメージしています。

焼いた時に地板に貼りつかないように蒔いていた粉を落とす。

いろんな形の器の型。
これらは石膏で作られることが多いですが、
石膏なら一度焼成したら壊してガラスを取り出すので廃棄処分になる。
サブロウさんは、その石膏型の代わりに、
自分で粘土でロクロをひいたりタタラを造ったりして、素焼きの型を作っています。
これなら何度も使えてコストが抑えられること、廃棄物を出さないことに貢献しています。

その型の上に、板状のガラス板を載せる。
このまま窯に入れて焼成。
熱が加わり、重力のまま型のとおりに溶けて固める。

磨いたり研いだりする工程もあり。



このようなキルンワークによってサブロウさんのガラス作品ができあがります。
これだけの多様な工程で、一般的に吹きガラス等の作品より高価になってしまうのは納得できますね。
ですが、サブロウさんは、なるべくいろんな人に作品を使ってもらいたいと言う想いから、
コスト削減の工夫をすることで、比較的リーズナブルな価格が実現しています。
・・・で、先日のブログでも触れましたが、同じ型でも金額が異なる理由の答え。
下の写真は、上:5940円、下:7020円。
この差は、板状にする時に、パズルのようにピースを配する手間の差なのです。
ってか、初日、私はこれらを同じ金額だと勘違いし、
まとめていろんな柄の器を買ってくださったものの計算を
上の金額×点数で販売してしまったことに後で気がつきました。(泣)

はい。まとめです。
ガラスの成形技法は多種多様で、他にもいろいろありますが、
テンのカフェで使っているガラス作品で
代表的な3つの技法をご紹介します。
なお、作家さんのお名前をクリックしていただくと、
ギャラテンの過去の企画展のページに飛びます。
そこからコラムをご覧いただけば、技法についても少し述べていますので、ご参照まで。
吹きガラスによるもの
左から、河上智美さん、松岡洋二さん、今村知佐さんの作品。

ピンブロウによるもの。
左から、艸田正樹さん、谷川亜樹さん。
今、リンクしていて気がついたのですが、このお二人の企画展の撮影現場はどちらもホキ美術館でした。

こちらは、サブロウさんと同じキルンワークによる。
ハシヅメミツコさん。

明日から23日(木)は定休日です。
次の営業は24日(金)です。
24日は、月イチカルチャー『薬膳料理教室の会』です。
今回のテーマは『夏の恵みで熱を冷まし水分補給をし血脈をきれいにする料理』。
夏の身体のケアを怠れば秋に響く。
秋の身体のケアを怠れば冬に響く。
・・・・・。
身体は食べるもので整えられる要素が大きいです。
結局は日頃の食べ物次第で、健康にも不健康にもなる。
講師の田村直美さんの東洋医学的な見地からの食物の理論と、
スーパーに売っているどこにでもある食材を使ってわかりやすくカンタンにできる料理のデモ。
少し意識を傾けることで、この蒸し暑い夏を乗り切れるかもしれません。
この講座は予約制です。
23日(木)の5時までご予約を受け付けています。
なお、休業日は電話を受け取れないため、メールにてご連絡いただけますようお願いいたします。

また、25日(土)は、月イチランチ『おばんざいランチ』の日です。
まだお席があります。
15食限定ですので、ご希望の方はご予約をお願いいたします。
こちらもメールにてご連絡くださいませ。

みなさま、楽しい休日をお過ごしくださいね。
ではでは。
 

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