池田忠利 個展 のお知らせ (11日~)

こんにちは。

昨日、高木浩二・豊永盛人・宮下香代 3人展
無事終了しました。
たくさんの方に観て楽しんでいただけたと思います。
暑い中、おいでいただき、ありがとうございました。

今日は店はお休みをいただいております。
午後から来て、昨日までの企画展作品の検品・返品作業をしております。

来週火曜11日から始まる
池田忠利さんの個展、
こちらもかなりぶっ飛んだ面白さ満載の作品が勢ぞろいします。
搬入は月曜なので、
本日は、HPやフライヤーでご紹介したコラムを掲載いたします。

自由人・池田忠利さん

池田忠利さんは真の芸術家だと思う。

今までに数多くの彼の作品を観てきたことからも、彼の言動からも、お宅の中からも、そう感じます。

佐賀ご出身の池田さん、絵を描くのが好きな子供だったそう。

7人兄弟で5人の男子のうちの4男の忠利さん。

15歳年上のご長男の龍雄さんは、幼い頃から利発で絵が抜群に上手で、
戦後まもなく上京し、美大に進学。

忠利さんが高校生のころは、
すでに、岡本太郎氏や阿部公房氏と活動を共にされ、

前衛画家としてご活躍、有名人になられていたお兄さまにあこがれていました。

現在でもなお、NHKの日曜美術館でコメントされていたり、美術館で個展をされているのを時々目にします。

忠利さんも高校卒業後、上京し、デザインの学校に進学。

デザイン会社に就職し、後に独立。
神田におられたので、古書、特に工学図書を次から次へと収集。

クライアントから依頼されるデザインの仕事だけではない、
ご自分の作品としては平面コラージュがはじまり。

マシナリーな設計図面の切り貼りで、一つの生き物のような造形ができており、ものすごくかっこいい。

そこから少し立体でコラージュしたいと思われた池田さん。

道具の部品や、千葉の外房海岸に落ちている流木や石などが、自由自在に組み合わされる。

各々につけられた作品のタイトルもウィットに富んでいて、プっと吹出してしまうものばかり。

彼の自由な発想は、常に泉のように湧き出しているようです。

池田さんは、一般人も著名人も、とにかくお友達が多い。 
人を寄せ付ける要素をたくさん持ち合わせておられるのです。

彼本来のオープンハートな性格と、人懐っこい笑顔と、旺盛な好奇心と、
豊富な知識と話題と、研ぎ澄まされた感性。

その“交友”も、彼の芸術を生む源になるとおっしゃいます。
奇想天外な作品の数々、ぜひお楽しみください。

 

膨大な量の美術書

アートで埋め尽くされたお宅

どうぞお楽しみに。

みなさま、楽しい週末をお過ごしくださいね。

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