舞良雅子(テキスタイル)・石原稔久(陶) 2人展 準備中

こんにちは。

今日は搬入等があり、午後から店に来て作業しています。

来週月曜から始まる
舞良雅子さんと石原稔久さんの展覧会に向けて、
涼しくなったこともあり、はりきってやっています♪

とりあえず、HPやフライヤーのコラムをそのままコピーします。

舞良雅子さんの布の彫刻

岩手・盛岡で独創的なテキスタイルづくりを展開されている舞良(もうりょう)雅子さん。

舞良さんは、いろいろな視点でおもしろいものを作りたいという想いから、

ただ“織る”というだけではなく、
“縫う”“縮める”ことで、テキスタイルの可能性を具現化しようとされています。

ウール、シルク、コットン、リネン、・・・その素材のもつ特性を布にしたときに、
機能を度外視したとしても作品としてインパクトのあるもの。

たとえば彼女のストール作品は端や裾が縮絨されていたりステッチがかかっていたりして、
平たいカタチの一枚の布ではなく、立体になっています。

それは彼女が彫刻を学ばれたからか、私には布の彫刻作品にみえてなりません。

そして、それを身にまとった時、
空気をはらみ体の曲線をも内包し、ストールの表情がさまざまに変化する。

素材と色使いとアクセントと造形という要素が、
彼女の超絶技巧によって奏でられるような美しいアヴァンギャルド作品となる。

しかし、きれいに見える、肌触りがよい、長く使える、
・・・といった“使う”ためのことがらがきちんとあとからついてきている。

これも舞良作品を惹きつける大きな魅力なのです。

その感性は、身につけるウエアのみならず、スクリーンやオブジェにまで及びます。

舞良さんのテキスタイルの挑戦は、用途のあるものにとどまらず、“表現”の追及。

きっと年々、新しい表現が生まれていくことでしょう。

石原稔久さんの
input output

福岡の石原稔久さんのアトリエ、2度めの訪問。

田園風景の中、広い敷地に、作業場、電気窯、薪窯、ギャラリー、ご自宅があります。


私よりずっと若い石原さんを漢字一文字で表すなら、“士”だと思う。

まっすぐな眼差しで確固とした信念を的確な言葉と作品で表現する彼に大きな説得力を感じるのです。

作風とか技術とか機能性といった目の前に見えているモノだけではない禅の精神性のような気が宿っている。

それは石原さんというひととなりを知ったからそう思うのかもしれませんが、
そう思わせる人物だということも言えます。

躊躇なくいろんなジャンルの人たちと対等に情熱的に交流し、
そこで生まれる全てのものをスポンジのように吸収し、

重くなったスポンジをギュっと絞って惜しげもなく放出する。
そしてまた新しい何かを吸収する。

無限の可能性を秘めているというよりは、もうすでに体からチョロチョロにじみ出ているのです。

熱いオトコであると同時に頭がキレるというかスマートさも持ち合わせる人だ。

石原さんは武蔵野美術大学で彫刻を専攻。

陶芸家のお父さまの影響もあり、卒業後、笠間の窯業指導所で陶芸を学ぶ。

悠久の昔の土器が好きだという彼は、現代の土器をつくる。

器もつくるし、人形もつくる。
ストーリーから挿絵まで絵本もつくる。

新しいことに果敢に挑戦していきたいという熱意が
また次なるなにかを創りだすということを容易に想像できる。

今回、都内で料理の活動をされている“夕顔”の藤間夕香さんによる季節料理を石原さんの器でいただく食事会を行います。

彼の器の“ウツワ”の大きさ深さが実感できる機会、ぜひご参加ください。

昨夜帰宅したときにはいなかったカエルちゃん。
今朝、夫を送るときも、昼、私が出勤するときも
また同じ場所にいた。

今朝の車の中での会話。
私:「これだけ毎日おったらかわいなってきたなぁ。
   名前つけたろかぁ。」
夫:「そこまで愛着もってしまったら、いなくなった時寂しいよ。」

でも、今日、私は“ケロッピ”と命名しました。
カエルって何食べるんだろう・・・。
おいしいものあげたい。

では。

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