『生きとし生けるもの 5』展 会期終盤! & 本日 横道佑器さん在廊! & 本日『薬膳料理教室の会』 & 明日『おばんざいランチ』

 

こんにちは。

 

 

今朝は曇っていましたが、

どんどん晴れてきました。

今日も暖かい一日になりそうですね。

 

 

 

 

 

 

生きとし生けるもの 5』展、会期終盤となりました。

 

実在・架空の生きとし生けるものをテーマに、いろいろなジャンルの作品が勢ぞろい。

一年の最初をゲンキいっぱいに賑やかに展開します。

 

金井俊子(千葉)

 こんなぬいぐるみ、見たことがない!

 ユニークでダイナミックな動物たち見参。

 

田村拓也(滋賀)

 升目をカラフルなマーカーで塗りつぶされた絵。

 一度観たら忘れられなくなる魅力あふれるヒトヒトヒト。

 

本濃研太(神奈川)

 段ボールを巧みに貼り合わせた彫刻。

 デフォルメされた動物たちがなんとも愛らしい。

 

森田郷士(滋賀)

 鉛筆とボールペンで描かれる緻密な線と点が織りなす絵。

 独創性に満ちたヒトの造形美。

 

横道佑器(大阪)

 かぎ針で一目一目編まれた動物たちは手を入れてパペットに。

 フォルムや色遣いのディテールが斬新かつ秀逸。

 

ラファエルナバス(愛知)

 2018年の干支・犬の陶オブジェ。

 ラファワールド全開!

 

Tiny knots(東京)

 イランのカシュガイ族がひとつひとつ織ったギャッベ。

 動物やヒトや樹木など生き生きとした織柄に癒されます。

 

 

 

今日は横道佑器さんが大阪から駆け付けてくださいます。

午後3時頃から在廊予定です。

会いにいらしてくださいね。

 

 

また、Tiny knotsのギャッベの座布団、

本日追加で到着!

あったかアイテム、お気に入りをお選びください。

 

 

 

 

 

今会期も残すところ、あと4日。

早いというか速い・・・。(汗)

 

終盤になっていまさらですが、

今日から3日間かけて、作家のみなさんを少しずつご紹介します。

 

 

金井俊子さん。

生まれも育ちも千葉県成田。

地元の名門・成田高校は、文武両道を掲げています。

ハンマー投げの室伏広治さん、マラソンの増田明美さんをはじめとする、

陸上、野球、などスポーツ界に多くのアスリートを輩出しています。

俊子さんが高2のころ、高校野球にハマり、それ以降、現在も夏には球場に応援に出かけるそうです。

そのことがきっかけで、ユニフォームに興味を持ち、

文化服装学院に進学し、卒業後はユニフォームのデザインの仕事を30年ほど続ける。

 

娘さんの二一奈さんは、テディベアのジャンルでとても有名な作家さん。

彼女の影響もあり、着せ替え人形を作ったりするのが楽しくなってきました。

ユニフォームという限定された縛りの中でお仕事されてきた俊子さん、

人形を作るのが自由で楽しくなってきました。

シュバイツァーの博愛主義に共感し、アフリカにわたり獣医になりたいと思ったこともあるほど、

動物が大好き。

今では、その動物をぬいぐるみで表現されているというわけです。

 

 

 

お話をいろいろ伺っていると、とても明るく豪快な方。

過去にもいろんな破天荒事件があったようですが、

とにかく”今を楽しむ”ことが大切だとおっしゃいます。

昼間はドライブしたりいろいろ外出し、めいっぱい楽しむ。

夜7時頃就寝、夜中2時頃起床。

そこから朝までぬいぐるみの制作をするのだそうです。

たぶん、今日か明日、いらっしゃる予定です。

ぜひご本人とお話ししてみてくださいね。

 

 

 

 

以前にもお世話になった時のコラムとして本濃さんのことを書いたものをご紹介。

gallery ten の玄関にいつも鎮座しているウチのワンコの彫刻作品。
小さいお子さんはおっかなびっくりですが、大人も子供もまずはこれを見て笑みがこぼれます。
10年以上前にも企画展“生きとし生けるもの”でお世話になった本濃研太さんに作っていただいた彫刻作品なのです。

本濃さんは、大学の文系学部を卒業後、アートの専門学校に進学。
卒業後は、アート作品を作りそれでしっかり生計をたてるという目標を持ちました。
身近にあり、大きくて材料費がかからない段ボールを使って、何かを作ってみようと思い立ちました。

 
安っぽい材料で安っぽくならない本濃さんの作品。
対象となるモノや人の本質を突くようなデフォルメされた独特な造形と、
ふんだんに使われたアクリル絵の具のシブくて鮮やかな色使いと描画が、
芸術力、作品力を裏打ちしています。
彼のユニークな作品に惹かれるのは、
もしかしたら、ひょうきんでシュールな感覚が癒しの効果を生んでいるのかもしれません。
いくら見続けても飽きないばかりか、次第に胸が温かくなってくるのです。
今、飛ぶ鳥落とす勢いで活躍中の本濃さんですが、
屋外展示のための巨大な彫刻制作や、音楽、演劇、ファッションなどとのコラボも展開。
北海道出身で、大地に息づく自然や動物たちを感じて大人になった本濃さんの彫刻作品は、
どれものびのび、イキイキしていて、自由奔放である。
その躍動感あふれる作品は、舞台美術の分野でも注目されました。
どんどん本濃ワールドが広がってきていますが、
最近は実際に使えるものを作りたい衝動にかられるのだそう。
たとえば、ブックカバー、スマホケース、Tシャツ、・・・など、道具としてのアートを。
とかくアートと言えば少し敷居の高い手を出しにくいものと思われがちですが、
身近に使ってしまえば、純粋にアートを楽しめるようになるのではないかという気がします。
芸術の入り口に立つきっかけとなるのだと思います。
今後、どんなふうに躍進していくのかが楽しみです。

 

 

 

 

そして、こちらも以前のコラムでご紹介したものです。

『横道佑器さんを探る糸口』
大阪・豊中に横道佑器さんを訪ねました。
佑器さん、彼のお母様、私は、高校の同窓生。
すごいご縁です。
佑器さん、大学は志望した建築科に進むも、
感覚のずれに気づいてから通学できなくなり、ほどなくして退学。
その後2年間ほどは、家の中に引きこもって、過ごしていたそうです。
ある日、とあるウェブサイトで、かわいらしい編みぐるみを見つけました。
幼少期から、ぬいぐるみが好きだった彼は、
つくりたい衝動にかられ、すぐに本を買い求めて小さいクマの編みぐるみを作ってみました。
懐かしい風合いと、綿状の素材から立体ができることにおもしろさを感じて、
オリジナルの作品をつくるまで、のめりこんでいきました。
 
彼の作り出すものは意思を持った架空のキャラクターで、
よくあるファンシーなぬいぐるみなどとは一線を画します。

それにしても、突然こんなものを作ってしまうなんて信じられない。
彼の中の潜在的な何か、あるいは、体験や記憶、影響を受ける何かが絶対あるはずだと、
その原因を紐解きたくなりました。
たくさん話をしているうちに、「コレだ!」と腑に落ちたことがらにつきあたりました。
小学生のころ毎年一度は家族で沖縄に出かけました。
ご両親がダイビングをしている間は、お店のスタッフとお留守番。
港のそばの小さな浜辺で、妹さんと貝殻を拾っていたある日のこと。
藻のような緑色の極めてゆっくり動く物体を見つけました。
それがウミウシだと教えてもらい興味を持ち、ウミウシの図鑑を買ってもらいました。
見たことのない色と形の仲間に憧れて、毎日眺めていたそうです。


私が勝手に想像していたウミウシは、黒くてグニョグニョしたナマコのようなもの。
佑器さんに見せてもらった図鑑に出てくる物体は、こういうものが苦手な私には凝視できるものではありませんでした。
でも、「はっ。」としたのです。
どのページに載っているウミウシも、
緑やピンクや黄色や赤や青など、一色のも、多色のものも、目が覚めるような色のボディ。
これが佑器さんのものづくりの原点だと確信しました。
そして、外観からは見えない編みぐるみの内部を見て驚かずにはいられませんでした。
編みぐるみをつくるなかで、動かしたい想いが強くなったそうで、
ぬいぐるみのような存在感を残しつつも片手で操る人形(パペット)になっています。
皮膚の内部には、絶妙な位置に編んだ玉状のものが内部にいくつも取り付けられています。
その玉は、パペットが座るときに安定するための肉付けのためだけではなく、
入れた手の甲に触れ、しっくりと優しく包んでくれるのです。
突然に、祐器さんの眠っていた才能が開花したのだと思いました。
作家として活動を始めてまだ一年と少し。
でも、すさまじいパワーと芸術性を秘めている祐器さんの作品に強く惹かれるのです。
ぜひ、触って体感してください。

 

 

 

 

 

 

ただいま、月イチカルチャー『薬膳料理教室の会』。

薬膳は、中医学に基づき、生薬を使ったものだけではなく、
選んだ穀物・野菜・肉・魚・乳製品等を材料として料理。
心身ともに健康、病気の予防、回復、保健を目的とした食事。
ひいてはアンチエイジングにつながります。
薬膳のエキスパート・田村直美さんによる料理のデモンストレーションと講義の後、
台湾茶とともに試食します。
今回のテーマは“体を温め脂肪を燃焼する薬膳”。

 

忘年会、新年会とイベント続き、そして運動不足になりがちです。

体を中から温め、代謝を上げて、太りづらい体質を作りましょう。

 

この模様は明日のブログでご報告いたしますね。

 

 

 

 

 

さて、明日は『おばんざいランチ』の日です。

 

喜屋武小夜子さんと小川洋子さんのユニット”teamBB”によるお料理。

 

現在80歳以上の人たちが昔当たり前のように作っていた日本の伝統食を

小夜子さんと洋子さんが丁寧に正直に作ったものを食べていただくことで伝承していこうというランチです。

 

献立のベースは”まごはやさしい”。

ま→豆

ご→ゴマ

は→わかめなど海藻

や→野菜

さ→魚、海老など

し→椎茸などキノコ

い→芋

 

一本釣りのカツオの漁獲量は今では全体の1%に満たないそうですが、

そのカツオの鰹節でとる出汁は一味も二味も違います。

また、旬の有機野菜や旬の確かな食材、

手作りや昔からの製法にこだわった発酵食品や発酵調味料を使います。

素材が良さを活かしたシンプルな創作おばんざい料理です。

1800円 15食限定につき、ご予約の方を優先いたします。

ご希望の方は、本日の17時までにご連絡くださいね。

 

 

 

 

 

週明けはまた寒波が襲ってくるそうです。

体調管理には十分お気を付けくださいね。

 

 

 

ではでは。

 

 

 

 

 

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