『型』(増田良平・kata kata)展 最終日! & 昨日の『薬膳料理教室の会』

 

 

こんにちは。

 

 

ここのところ、ずっと良いお天気ですね。

 

 

 

ユキヤナギの花が咲き始めてきました。

かわいらしい・・・。

 

 

 

 

 

まずはQuestionです。

先月、帰阪した時に行った”atelier persimmon”さんで衝動買いしたコレ。

重くて持ち帰れず、送ってもらうことにし、昨日届きました。

さて、これは何でしょう?

 

 

 

ヒント。

商店などで使うものです。

この答はブログの最後で。

 

 

 

 

 

 

今企画『』展、ついに本日最終日です!

 

今回のテーマは”型”。

増田良平さんの型 × kata kataさんの型

呼応し合う二つの型をお楽しみください。

 

 

増田良平さん

 

豊かな原生林や海が広がる沖縄本島の北部”やんばる”という地域に

那覇近くから2年前に引っ越した増田良平さん。

そこには絶滅危惧種の希少で珍しい生き物がたくさんいて、のどかというよりは、ワイルドなイメージ。

その集落では行事や地域の役割など、都会では考えられないような密な繋がりと付き合いがある。

こうして、自分の作陶以外のやらなければならないことが激増して忙しくなり、

仕事の時間が限られてきたと言います。

また、お勤めする奥様やお子さんのために、毎日、掃除や食事づくりなど家事もこなす。

良平さんはもともとバリバリ仕事をしたいというタイプではなく、

かえって絶対的な”母性”を手に入れたような喜びを感じるのだそう。

今や、冷蔵庫の中の食材をうまく使いきってしまうとうれしいというほど料理がおもしろいのだとか。

そういう意味でも、食器を作るということに新たな魅力を感じて、

なんだかとても楽しそうなのです。

 

良平さんの絵付けは、細かく切り絵にした新聞紙に色土を塗り成形した土に転写し

周囲に色土を塗るという手のこんだもの。

筆で描いた方がずっと早いけれど、切紙の型の線や面が独特の絵柄を生む。

また、良平さんの絵の世界観がとてもユニーク。

描かれるモチーフは、やんばるに移ってきてから、

自然界の動植物が増えたのかと思いきや、ヒトが多くなったとのこと。

ここでは大海に出て大きな魚を捕ってくる人が一番偉い。

高齢の男性は、日焼けで顔はシワシワだけど、身体は筋骨隆々で元気で勇ましい。

作陶している良平さんのことを地元の人たちは、

嫁に働かせていつも粘土で遊んでいると思われているとか。

今までの既成概念を覆されるようなこの土地の住民たちに

驚きと畏敬の念を覚えずにはいられず、彼らへの関心が高いのでしょう。

”生きる”ことへのたくましさや価値観と向き合いながら、

良平さんの創作活動がこれからどんなふうに変化していくのか興味津々。

今回、良平ワールドのいろんなアイテムが勢ぞろいします。

お楽しみに!

 

 

 

kata kata さん

 

東京造形大学のテキスタイルデザイン科で同級生だった

松永武さんと高井知絵さんの夫婦ユニット”kata kata”。

二人は大学2年生の時にすでに”kata kata”を結成、

学祭でオリジナルの手ぬぐいを作って販売したところ、売れに売れた!

このことをきっかけに、型染めを仕事として生計を立てていくことを意識し始め、

卒業後独立して14年が経過、今に至ります。

 

染めのモチーフは、日々の暮らしの中でピンときたものを作ってみる。

そのもののカタチを長い時間をかけてどんなふうにしようか考えながら頭の中で遊ぶ。

絵にウソがないよう図鑑などで生態を調べつつ生っぽくならないよう、

自分たちの線になるようあれこれ発想してみる。

そこにストーリーがあるようにモチーフを組み立てる。

そのできた独創的な図案がなんともユニークで愛着がわくような温かみに満たされています。

思わず「カワイイ!」と口をついて出てしまいます。

 

今回、型染めだけではなくプリントの作品も展開。

後者は何でも描けるという自由度があり表現の幅も増えますが、

前者は型紙の図案がひとつながりになっていなければならない

(切れてバラバラにならないよう)という制約があります。

でも、そんなルールの中で頭を使って作るのが楽しいと言います。

型染めながら”型にはまらない”とでも言うのでしょうか。

お二人の染めの世界はパラダイスです!

 

昨年誕生したお子さん”虎丸”くん。

なんでも、それ以降、武さんは虎ばかり作っていると知絵さんが苦笑い。

そんな愛がまた新しい生き生きとしたモチーフを作り出すのでしょう。

 

 

 

 

早くも今日が最終日です。

にぎやかな展覧会だったので、寂しくなります・・・。

どうぞお見逃しなく!!!

 

 

 

 

 

 

そして、昨日の月イチカルチャー『薬膳料理教室の会』の報告です。
薬膳は、中医学に基づき、生薬を使ったものだけではなく選んだ穀物・野菜・肉・魚・乳製品等を材料として料理。
心身ともに健康、病気の予防、回復、保健を目的とした食事。
ひいてはアンチエイジングにつながります。
薬膳のエキスパート・田村直美さんによる料理のデモンストレーションと講義の後、
台湾茶とともに試食します。
今回のテーマは“身体に溜まった毒を出して、細胞を活性させ、花粉症にも効果が期待される薬膳”。

 

春は肝を補い溜まった毒を出す季節です。

春の食材をふんだんに使って、

冬に冷えた身体を温め、気血水を巡らせ、五臓六腑の機能を高め、

身体に溜まった毒を出して、細胞を活性させ、花粉症にも効果が期待されるお料理をご紹介。

 

 

 

 

『ハト麦と梅干しのお茶』

・ハト麦:作用が穏やかで、胃腸の働きを整え、身体に溜まった余分な水分、

  毒素を出す。むくみがちで胃弱な方にもおすすめ。

・梅干し:梅は三毒(食べ物・水・血の毒)を絶つと言われています。

  疲労物質を外に排出し、栄養の消化吸収をよくし、水分代謝を整える。

 

 

 

『サバとヨーグルトのディップで春野菜』

・鯖:血液の流れをよくして、血栓の予防効果。

  疲労回復、老化防止効果。気、血を補いイライラを防ぐ。

・ヨーグルト:粘膜を丈夫にする。老化予防、美肌、整腸作用。

・アスパラ:気を補い、熱をとり、口の渇きと咳を和らげる。

  利水作用があり膀胱炎、排尿以上などの不調におすすめ。

・芽キャベツ:気を補い消化を助け、疲労、食欲不調、胃腸不良に効果。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『小豆と鶏レバーのシチュー』

・小豆:体内の余分な水分を排出し、むくみを取り排毒作用がある。

  母乳の出をよくする。

・レバー:肝機能を高め、肝の血液を増やし、貧血や視力低下に効果。

 

 

 

 

 

 

 

『ヨモギの外郎』

・よもぎ:血行促進、殺菌、止血作用。

  冷えが原因の腹痛、月経不順、下痢に効果。

  リラックス効果があり、自律神経、ホルモンバランスを整え効果につながる。

 

 

 

 

 

 

『阿里山茶』

 

 

 

 

参加者Nさんからいただいた

千葉県鴨川名産の『あんもり』。

 

 

 

まかないランチでパワーアップ↑↑↑

 

 

 

 

 

 

 

さて、冒頭のQuestionの答です。

 

昔、フランスで使われていたレジスターでした~。

ズッシリ重く、アジのある木や真鍮にたまらなく惹かれます♡

 

 

 

蓋を開けると、内部にレシートのロールが。

 

 

引きだしを開けると、箱の奥にあるベルがチーン♪と鳴ります。

 

 

何に使うでもないけれど、ヒトメボレでした♡

特に要らないものだけど、ムダもムダではない。

・・・と私は思うのであります。

 

 

 

 

 

 

明日から月末までお休みをいただきます。

今年から月の前半を営業、後半を休業しております。

まとまった長い休みですが、今月もアチラコチラに出没します。

 

 

次の営業は、4月1日。

新企画、中田篤さんの陶と小高善和さんの靴の2人展でお待ちしております!

どうぞお楽しみに!

 

 

 

 

 

爽やかな春の午後、

ぜひお出かけくださいね。

 

 

ではでは。

 

 

 

 

 

 

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