『もしも利休があなたを招いたら』を読んだ

こんばんは。

毎日毎日暑いっ。(怒)

今日は10時頃起きて、午後に店に行きました。
即、故障していない方のエアコンのスイッチをつけた。
サーキュレーターの強風を顔に当てましたが、
なかなか涼しくならない。(怒怒怒)
うちわでもパタパタやるが、ダメ。

1時間ほど、何も手につかないままガマンしましたが、
今日は仕事にならないと諦め、帰ることにした。

車の中も暑く(っていうか、もはや熱く)、
ヘロヘロになって帰宅。

家で5分間、クールダウンし、
昼寝をしてやろうと布団の上に横になった。
4時間後に目が覚めた。
完璧にリフレッシュ♪

・・・というわけで、今日は特筆すべきことがありません。

昨日、電車の移動中読んだ本がおもしろかったので、
それについて少し。

『もしも利休があなたを招いたら
   ~茶の湯に学ぶ”逆説”のもてなし』

武者小路千家家元後嗣の千宗屋さんの著書。

敷居が高いと思われがちな茶の湯の世界を
宗屋さんの簡潔でわかりやすい文章で論理的に述べられています。

茶の湯は、日常の中の少しだけ非日常を味わうもので、
一般にイメージされがちな、
華麗な着物を身にまとい、
一流料亭の懐石をいただき、
名茶器を用いてなされるという(過剰なまでの)形式のことがらではない。

茶事の中でルールや作法はたくさんあるけれど、
それらは理にかなったスマートな人間関係のためのノウハウ。
型にはまるかのような基本的なマナーは、
もてなし、もてなされの尊い時間を生み出すことも確かだ。

千利休の”詫び”の精神を以て、
『足るを知り、客人を心からもてなす』
人間関係をつなぐコミュニケーションのツールが茶だと。

意図的でなく、さらりと心遣いやウィットが感じられるおもてなし。
ギャラテンでのホスピタリティの在り方を
あらためて考えさせられた本でした。

一昨日、終了したばかりの企画展でお世話になった
米田恭子さんのギャラリー”Jikonka”の東京店では、
6月の企画展でお世話になった安藤雅信さんによる
茶事のレッスンが行われています。

これは、お点前などの稽古ではなく、
茶事に招かれた人がどのように対応すればよいかのレッスン。

たしかに、そういう教室はないし、
茶の湯になじみのない人にとっては、
オトナのたしなみとして身に着けておきたい内容です。
大変興味深いので、何かの機会があれば、
ギャラテンでもそういうレッスンを企画したいと思っています。

年齢を重ね、いろいろな経験を積み、
人としての豊かな包容力と感性を培いたい。

グーグー寝てばかりでは、時間がもったいないな・・・。(苦笑)

明日はエアコンの修理が完了する予定。
仕事するぞー!

連日の猛暑。
みなさま、くれぐれもご自愛くださいませ。

おやすみなさい。

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