こんにちは。
玄関の前に植わっているツリバナの実がはじけていました。
私の最も好きな植物のうちのひとつ。
花の時も可憐で小さな白い梅のよう。
こうして確実に秋に近づいてきていますが、
なんかここ最近、また暑くなってきています。
気温の変化が大きいので、みなさま、ご体調にはお気を付けくださいね。
さて、山岸厚夫(漆)・井内素(陶)2人展
今日で7日めです。
また少しずつ作品のご紹介をします。
山岸厚夫さん。
“応量器(おうりょうき)”です。
これは禅宗の修行僧が使用する食器。
この口のすぼまったカタチの器を“てっぱつ(鉄鉢)”とよく言いますが、
もともとは鉄か土でできたものを使っていたそうです。
漆を塗ったものは鉄とみなすらしく、この黒塗りの入れ子の器が一般的。
こちらは実際に禅寺に納められているもの。
この小さなパーツがセットされています。
一番大きな鉢の底が丸いので、
置いたときに安定しません。
さきほどの皿は、
その上に鉢を置いて安定させるためのものだったのです。
これにはただの機能上の理由ではない意味がありました。
この一番大きな鉢は、
“頭鉢(ずはつ)”と呼ばれ、
お釈迦さまの頭を表し、
それを大切に扱うため、
直に置いてはいけない。
そして、これにはお粥が供されるが、
この鉢に口をつけてもいけないため、
匙でいただくというものです。
箸も、手の中で転びにくいように、
平たく作られています。
こちらは山岸さんオリジナルの応量器です。
家庭でも気軽に使えるよう、底は平たくなっています。
山岸さんに伺ったのですが、
自分の適切な量に応じた器ということで、
このような指標もあるそうです。
両手を開いて親指と人差し指で円を作った大きさがめやすだと。
すみません、何の器にするためのめやすか忘れました。(汗)
例えば、この器なら、手の円より椀の方が大きいので、
私には多すぎる量。
これなら椀が小さいので、少なすぎる量ということだそうです。
すみません。何の指標かわからなければ意味がわからないですよね。(苦笑)
福井の山岸さんのアトリエにお邪魔した時に、
連れて行っていただいた永平寺で買い求めたDVD。
ギャラテンの本棚に置いてあります。
ご興味のある方は、貸し出しますのでお申し付けくださいね。
井内素さん。
私が数年前、金沢のギャラリーで買い求めた井内さんのカップ。
これがとても使いやすくて、
カフェではヘビロテです。
今回同じシリーズを入荷しましたが、
左側の背の低い方の黒は完売しました。
3か月後に、再入荷します。
飯碗。
手に持った時の
手びねりならではの感触や
薄さ加減や重さ加減が
ちょうどよい。
今月期間限定カレーランチ、
昨日ワークショップでお世話になった
福岡拓さんの薬膳キーマドライカレーは今日までです。
ぜひご賞味ください!
召し上がって美味しいと思われた方、
冷凍パックも在庫がある分、テイクアウトを承ります。
一昨日、フルリールのMさんが、
「オモダさんの好きなの入ったので持ってきましたよ。」
といただきました。
コレ、“ムーランルージュ”というひまわり。
ステキです♪
そして、結構前にお隣“ロントン”で買い求めたもの、
初めて日の目を見ました。
花器に見立てて使いたかったのです。
みなさんに、問題です。
コレ、何でしょう?
この質問をドヤ顔でいろんな人に質問してみました。
9割の人が、即正解。
もっと驚いてもらえるとほくそ笑んでいたのに、
あっさり答えられてがっかり。
答。
消防士さんが使うホースの先っぽ。
銅でできていて、少し緑青をふいてきていて、よいのです。
よくない?よいでしょ。よくないか・・・。まあ、いいや。
明日から木曜までお休みを頂戴します。
金曜からはまた新企画が始まります。
お楽しみに!
では。
山岸厚夫(漆)・井内素(陶)2人展

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