別れの儀式

こんばんは。
お盆ですね。
大好きな人が天国に旅立ちました。
3日前の深夜、突然倒れたという連絡があり、病院に駆けつけました。
変わり果てたその姿を見たときはとてもショックで、涙さえ出ませんでした。
2日間にわたってご家族と一緒にICUに立ち入らせていただき経過を見守っていました。
昨日の早朝、息を引き取りました。
この2日の間、人の生き様と死に様を考えさせられました。
どんな人生を送ってきたのか、
死に直面した時、どういう自分で最期を迎えるのか、
また、その人を愛する人たちが残された時間をどう向き合って過ごしていくのか。
余命が1日足らずと宣告され、
周囲の者は覚悟を決め、心の準備をしようと努める。
周囲の者はただ悲しみに暮れることも許されず、
息を引き取った直後も泣いている暇もないほど、
やらなければならない事柄が次々と出てくる。
霊安室から葬儀場に行きました。
“湯灌の儀”というものがあることを初めて知りました。
ご家族とその儀式の席に。
納棺師の人たちが丁寧に説明をしながら、
遺体を洗い流し、白装束を家族のみんなで一つ一つ着せていき、
棺にみんなで納めるのです。
これが赤の他人であれば(私の場合は他人ではありますが、慕っている他人以上の存在)、
考えるだけでも腰がひけて恐ろしい場であるはずですが、
なにか不思議なまでに神聖で心のこもった温かく大切な時間でした。
こうして徐々にあの世に送り出すという心構えをしていく過程のひとつなのかもしれません。
大好きな人をなくした失望感と、
この数日間に私が体験したほとんど初めてでショッキングなできごとの連続で、
昨日は帰宅後、放心状態になってしまいました。
ブログを滞らせず、気持ちを切り替えようと今日は一生懸命書きました。

金曜はお通夜で、土曜は告別式。
逝ってしまった彼への感謝の気持ちをこめて
その両日は受付でお手伝いをさせていただくことにしました。
ギャラテンは両日ともに営業いたします。
金曜は私だけ早退、
土曜はスタッフ二人に店の営業を任せて私は留守をさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご容赦くださいますようよろしくお願いいたします。
またここ数日いただいたメールの返信も滞り、大変失礼いたしました。
明日からは私も気を引き締めて過ごしてまいります。
では。
 

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