注染とは・・・

こんにちは。

今日も暑いです。

そして、今日から熱い高校野球千葉大会が始まります。
今朝は千葉テレビで、マリンスタジアムでの開会式を見入ってしまいました。
すでに涙を二筋ほど流して、出勤ギリギリの時間まで観ました。

昨日はスタッフMさんが恒例の私のランチを作ってくれました。

トーストしたバゲットに“フムス”というペーストを塗っていただく。
フムスは中東の料理だそう。
本来は、ひよこ豆を原料にするところ、今回は大豆で作ってくれました。

あー、Mさんが私の嫁だったらなぁ・・・。

先日も少し触れましたが、
現在、にじゆらさんの手ぬぐいを染め上げる伝統技法の“注染”について、
もう少し詳しくお伝えしようと思います。
 
文章はにじゆらパンフレットより抜粋、
写真は大阪・堺の染色工場に行ったときに撮ったものです。

以下の工程のDVDを店内では放映しております。

注染とは

注染とは、その名のとおり、染料を注ぎ、染める技法。
二十数メートルほどの生地(=一疋と数え二十五枚分の手ぬぐいになります)を
ジャバラ状に重ね合わせ、
その上から染料を注ぎ、
一度に二十五枚の手ぬぐいを染めています。

注染には多くの工程があり、
一つ一つの作業は
職人の経験と勘に頼るところも多く、
熟練を要する匠の世界といえます。

職人の手作業だからこそ表現できる、
繊細でやさしいぼかしやにじみの
何とも言えない風合いが魅力です。

1.糊置き(板場)

 生地を糊付けの台の上に敷き、
 木枠をかぶせ、型紙を固定します。
 その上から防染糊をこすりつけます。
 この作業を一疋=手ぬぐい二十五枚分繰り返します。

2.注染(壺人)

 折り重なった状態の布を染め台に置き、
 必要のない部分に染料が流れださないように
 糊で土手を作り、
 その中にドヒンと呼ばれるじょうろで染料を注いでいきます。
 “ドヒン”は注染用に特別につくられたもので、
 染液が漏れずに注げるように、
 注ぎ口に工夫がされています。

 染料は均等に、効率よく浸透させるために、
 染台に設置されている減圧タンクで吸引しながら注いでいきます。
 下からポンプで吸引するため、
 生地の目(すき間)をつぶすことなく染め上げることができ、 
 生地の柔らかな肌触りを保つことができます。
 一通り終わると布を裏返し、
 反対側からも同じ作業を繰り返します。
 これにより、裏表なくキレイに染められます。

3.水洗い(川)

 染めが一通り終わると
 川と呼ばれる洗い場へ向かいます。
 先の工程で、重なり、くっついている状態の
 防染糊と余分な染料とを洗い流します。
 移染をしないように素早く洗い流すのがコツです。

4.乾燥(伊達)

 生地を十分水洗いした後、
 脱水をかけ、色が変色しないように天日で乾燥させます。

手ぬぐい、毎日の暮らしで大活躍です。
職人の手仕事を身近に感じて使いましょう。
どうぞご高覧ください。

では。

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