『夏の日本酒と酒の肴の会』@南青山

こんばんは。
ボウちゃん、今朝も定位置にいました♪

昼、自宅から徒歩20秒のバス停に行ったら、
gallery takamine”の小野さんもバス停にいた。
早朝、市に行き、午後から千葉の店に出勤すると。
今月末のイベントの話をしながら土気駅に行き、
電車に乗って小野さんは蘇我で降りた。
私はそのまま電車で表参道へ。
みゆき通りの日蔭側を体力を消耗しないよう、ゆっくりゆっくり歩く。
ギャルソン、ラブレス、プラダ、ヨウジ、イッセイ、・・・。
大網には絶対ないハイファッションなショップを横目にゆっくりゆっくり歩く。
ふと、街路樹の白い花が目に入った。
エンジュの可憐な花と豆科なのでサヤエンドウのような実がぶらさがっていました。
癒される。

ギャラテンでも食事会等でお世話になっている
料理研究家・林幸子さんのアトリエへ。
今日は、林さん主催の『夏の日本酒と酒の肴の会』でした。
昼間から呑む♪
来月、またまた出るおつまみのレシピ本から今日のお酒に合うお料理担当。

お酒担当は、川崎にある酒店“坂戸屋”の武笠陽一さん。
お酒についていろいろ楽しいお話をしてくださる。
武笠さんは、料理とお酒のマリアージュを楽しむことこそ大切だとおっしゃいます。
林さんと武笠さんの綿密な打ち合わせと準備があり、
お酒単独でテイスティングした後、
それに合う料理をいただいてまたお酒をテイスティング。
おもしろいようにお酒の味わいが変わります。
さすが、林さんと武笠さん!

・・・というわけで、レジュメを見ながら今日のレポです。
お勉強したことを記録しておかなければすぐに忘れてしまいます。(汗)
①“夏向きの酒”
右から
『天遊琳 夏純』
 三重県・タカハシ酒造
 県産加工用米60%精米
 スイカやメロンの青い香り、さわやかな酸、磯を感じる含み香
 
『東北泉 夏吟醸』
 山形県・高橋酒造店
 酒母:山形県産美山錦55%精米
 麹・掛米:秋田県大潟村産美郷錦55%精米
 さわやかな酸、少し複雑でエッジのあるボディ、余韻に少し蜂蜜
『悦凱陣(よろこびがいじん) 純米吟醸ブルーボトル無濾過生』
 香川県・丸尾本店
 徳島県産山田錦60%精米
 さわやかでシャープな酸、豊潤なコク、ほのかな柑橘香

肴『茗荷の柚子味噌焼』
 『鯵のたたきカルパッチョ』

②“穏やかな酒”
『超王祿 純米無濾過生詰』
 島根県・王祿酒造
 富山県産五百万石60%精米
 おだやかな酸、キレ、ミネラル感、スパイスを感じる余韻

こちらの杜氏さんは“出雲の鬼”と呼ばれているそう。
1本の仕込みタンクから5種類の酒を取り分け☆の数で表されています。
“中取り”、“直汲”、“原酒限定”、“生詰”、“本生”で、
左にいくほど希少な酒とのこと。

肴『イサキの握りずし風』

③“豊潤な酒”
『長珍 純米吟醸うすにごり』
 愛知県・長珍酒造
 麹:兵庫県産山田錦50%
 掛米:兵庫県産山田錦55%精米
 ミルキーな乳酸的コク、豊かなボディ、ほのかに白胡椒、粘性

肴『ブルーチーズとリンゴの生ハム巻 島オクラとササゲ』

④“円熟の酒”
『丹沢山 山廃純米足柄山田錦18BY』H18年醸造もの
 神奈川県・川西屋酒造店
 足柄産山田錦60%精米
 ほのかな熟成茶葉香、落ち着いた乳酸的コク、優しい余韻

肴『帆立と春菊のみそグラタン』

⑤“最近の武笠さんがハマっている蔵付酵母”
『はなぶさ 入魂きもと純米無濾過生原酒』
 三重県・森喜酒造場
 伊賀産無農薬栽培山田錦60%精米
 おだやかで骨太、何層もの深い奥行、隠れたスパイス感

肴『あさりピリ辛和え』
 『生姜のスパゲティ』

それぞれの酒をワインに当てはめると、こんな感じとのこと。
①はスパークリング。
②はソーヴィニヨンブランのような軽やかな白。
③はシャルドネのようなパンチの強い白。
④は枯れたピノノワールの赤。あるいは、ほうじ茶や中国の熟成茶。
また、それぞれのお酒は、
冷や、お燗、炭酸割りでテイスティングしました。

いや~、勉強になったなぁ。(慢心)
こんな楽しくて美味しいお勉強なら喜んで励みます。
またの機会を楽しみにしています♪
林さん、武笠さん、ありがとうございました。
あ、9月30日、テンにて林幸子さんによる食事会を予定しています。
10月の企画展は、水墨画の荒井恵子さんと陶の苫米地正樹さんの2人展。
苫米地さんの器を使って、あるテーマの下、林さんにお料理を作っていただきます。
詳細は後日お伝えいたしますが、
ぜひ!という方、この日は空けておいてくださいね。
おやすみなさい。
 

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