“にじゆら”の手ぬぐい & 昨日のkiredo kitchen

こんにちは。
朝はカラっと晴れて爽やかな陽気でしたが、
また雲が出てきました。
夜、家の窓を開けて風を通していると、
鈴虫の合唱がサラウンドで聞こえてきます。
小さい秋がそこに来ています。
ムラサキシキブの実が、美しい高貴な色になりました。

今月の企画展、
芝原人形の『後の雛』展、
6人の作家による『手ぬぐい』展、
会期も終盤にさしかかりつつあります。
今日は、“にじゆら”さんの手ぬぐいをご紹介します。
“注染(ちゅうせん)”という江戸時代から大阪・堺で伝わる技法で染められたにじゆらの手ぬぐい。
この技法については、以前のギャラテン企画展でお伝えした内容をコピーしてご紹介します。
 
文章はにじゆらパンフレットより抜粋、
写真は大阪・堺の染色工場に行ったときに撮ったものです。
注染とは
注染とは、その名のとおり、染料を注ぎ、染める技法。
二十数メートルほどの生地(=一疋と数え二十五枚分の手ぬぐいになります)を
ジャバラ状に重ね合わせ、
その上から染料を注ぎ、
一度に二十五枚の手ぬぐいを染めています。
注染には多くの工程があり、
一つ一つの作業は
職人の経験と勘に頼るところも多く、
熟練を要する匠の世界といえます。
職人の手作業だからこそ表現できる、
繊細でやさしいぼかしやにじみの
何とも言えない風合いが魅力です。
1.糊置き(板場)
 生地を糊付けの台の上に敷き、
 木枠をかぶせ、型紙を固定します。
 その上から防染糊をこすりつけます。
 この作業を一疋=手ぬぐい二十五枚分繰り返します。


2.注染(壺人)
 折り重なった状態の布を染め台に置き、
 必要のない部分に染料が流れださないように
 糊で土手を作り、
 その中にドヒンと呼ばれるじょうろで染料を注いでいきます。
 “ドヒン”は注染用に特別につくられたもので、
 染液が漏れずに注げるように、
 注ぎ口に工夫がされています。
 染料は均等に、効率よく浸透させるために、
 染台に設置されている減圧タンクで吸引しながら注いでいきます。
 下からポンプで吸引するため、
 生地の目(すき間)をつぶすことなく染め上げることができ、 
 生地の柔らかな肌触りを保つことができます。
 一通り終わると布を裏返し、
 反対側からも同じ作業を繰り返します。
 これにより、裏表なくキレイに染められます。




3.水洗い(川)
 染めが一通り終わると
 川と呼ばれる洗い場へ向かいます。
 先の工程で、重なり、くっついている状態の
 防染糊と余分な染料とを洗い流します。
 移染をしないように素早く洗い流すのがコツです。

4.乾燥(伊達)
 生地を十分水洗いした後、
 脱水をかけ、色が変色しないように天日で乾燥させます。


“にじゆら”の手ぬぐいのバリエーションがとても豊か。
多くのアーティストとコラボレートすることによって、
いろいろなテイストが楽しめるのです。

3年以上前からヘビロテで使っているコレ。
左が新品、右が使用中のもの。
いいアジ出ています。
使って洗って干して、また使って洗って干して、・・・
こうして手ぬぐいが育っていきます。
愛着もわいてきますね。

先日、東京支部長のTさんが来てくださいました。
にじゆらブランドの会社“ナカニ”の社長・中尾さんとは、
大学卒業後就職した大企業で同期だったとか。
中尾さんは家業の染め工場を継ぐために会社を辞め、
従来の染めの仕事に革新をもたらす“にじゆら”を立ち上げ、今や大活躍。
数年前、ナカニが関東に進出する機に、Tさんに白羽の矢が立ったのだそうです。
Tさんも大阪ご出身で、メールで何度もやりとりしていましたが、
お会いしたのが初めてとは思えないほど、親近感を覚えました。
昨日は月イチランチ“kiredo kitchen”でした。
chiqonさんのランチョンマットでスタンバイ。

今回のメイン野菜

バターナッツの生のスライスを食べたら、
熟れる前のメロンとか柿の味がしました。

昨日のランチセット
アミューズ:焼きハラペーニョと島オクラ 水ダコのマリネ


スープ:バターナッツと塩だけのポタージュ

パスタ:バターナッツとささげとレーズン フェンネルのパスタ



夕方、まかないをガッツリいただきました。
栗田野菜、栗田シェフの手にかかり、より活かされる。
シンプル調理ながら、
火入れ手段や火入れ加減、塩の効かせ方、野菜と他の食材とのコンビネーション、
美味しさを追求した料理を毎回楽しませてもらっています。
来月も楽しみです♪
今朝、ボウちゃん、いつもの枝にいて、
スマホを向けたらピュ~っと飛んで門扉のテッペンに。
「今週、ゴミ当番。忘れんなよ!」と言ったかどうか・・・。(笑)

明日から17日(木)は定休日です。
次の営業は18日(金)。
18日は月イチカルチャー『薬膳料理教室の会』。
19日は月イチランチ『おばんざいの会』。
いずれも予約制ですので、ご希望の方はメールでご連絡くださいね。
あ、また晴れてきました。
ギャラテン冷房中。
ぜひお運びくださいませ。
ではでは。
 

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