こんにちは。
ちょっと暑いくらいの陽気の今日、
出勤道中のコンビニの駐車場はどこも車でいっぱい。
行楽日和です。
真っ赤なヒガンバナ
今企画展、
芝原人形の『後の雛』展、
6人の作家による『手ぬぐい』展、
残すところあと3日です。
今日は、芝原人形四代目・千葉惣次さんの蒐集と著書になっている
東北の伝承切り紙についてご紹介します。
その前に、Questionです。
現在、カフェの窓に掛かっている切り紙の一番右のもの。
ビルの外側から見たらこんな感じ。
コレ、何のモチーフでしょうか?
この答えは今日のブログの最後に発表します。
本題に入ります。
ギャラリーとカフェの境の天井に吊るしているこれらの切り紙。
『切り透かし』
展示の天井から吊っているこれらの切り紙。
『網飾り』
それらは、東北の神社でひとつひとつ切られた縁起物の紙飾りです。
このご本は、3年前に出された千葉惣次さんの著書です。
現在、来年出版される第二弾の執筆中。
これらの紙飾りは、
神主が氏子に授与する切り紙。
神を迎える行事、新しき年を祝い、神主が心身を清めて刻むのです。
これらは神社神社によって決まった型があり、
それぞれの氏子の神棚に一年飾られ、年末に取り換えられます。
神々がこれを標に降臨されるという『御幣』
一昨年だったか、馬喰町の“ART+EAT”さんで、
この本の撮影をされた大屋孝雄さんの写真展があり出かけました。
こちらは、昨年、多摩美術大学美術館で開催された『東北のオカザリ』展の図録です。
上記の著書や千葉さんのコレクションをもとに展示され、千葉さんの講演なども行われました。
当館では過去最大の動員数を記録したという展覧会です。
こちらは昨年出た“暮しの手帖”。
6ページにわたり、
千葉惣次さん・真理子さんの記事が紹介されています。
テンの本棚にありますので、ご興味のある方はご覧くださいね。
さてさて、さきほどのQuestionのAnswerです。
答は、この千葉さんのコレクションを紹介した著書の中にあります。
ここでは江戸の玩具がたくさん掲載されています。
答はこちら。
『とんだりはねたり』
浅草の名物で、高さ3センチくらいの小さな人形。
割竹の中心にタコ糸を何重にも巻き付け、
その上にかぶりものをつけた和紙人形を固定。
巻き付けた糸の間に細竹を差し込み、ピンとはじいた時に人形と台座が飛びあがって一回転。
そのときに被り物が飛び本体の人形が現れて着地するという仕組み。
からくり人形ですね。
これは、広重の絵草紙の表紙や当時の様々な文献にも登場するそうです。
シルバーウィーク真っ只中。
美味しいケーキやコーヒーをご用意してお待ちしております。
ぜひおいでくださいね。
ではでは。
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