岡山~香川~岡山の旅 part.2

こんばんは。
9時前頃、岡山から無事帰宅しました。
濃い~3日間でした。
かなりヘロヘロです。(汗)
記録として残しておきたいこともあり、
今日のブログでは昨日の一日を振り返ります。
昨日はがんばって朝早く起き、
朝ご飯を食べる時間もなく出かけました。

レンタカーの営業所に行くのに、
倉敷駅から水島臨海鉄道というのに乗る。
SUICAが使えないので切符を買い、改札に入る時に、
たまたま横におられた男性に「○○駅に行きたいんですけど、どのホームですか?」と尋ねた。
「単線だからどこに行くのもこのホームですよ。
 都会から来たんですね。」と。
電車に乗って話をしたら、横浜在住で、岡山や千葉にはお仕事でしばしば行くとのこと。
名刺をくださったら、某企業のおエラいさんでした。(驚)
そう言えば、一昨日、菊地瑠架さんのところに行く時も、
同じ質問をして同じ答えが返ってきたのでした。
降りた駅から営業所まで歩きに歩いた。
途中迷いながらもスマホのナビでたどり着く。(汗)
道中、力道山の看板を見た。

車に乗り込み、瀬戸大橋を渡って香川県に向かう。
なんとも気持ちの良いお天気の下、長ーーーい瀬戸大橋は圧巻。
そして視界に入ってくる瀬戸内海の島々に癒される。
大橋の途中にあるPAに入り、じっくり橋を見る。
ホントは縦に撮りたかったが運転中は撮れない。

第一目的地に向かっている時に気になる看板を見た。
四国村”だ。
7~8年前、坂田和實さんが「四国村はいいですよ~。」と絶賛されていたのを思い出す。
突然行こうと思い立ちUターンして向かう。
へっぴり腰で渡った吊り橋。
一人乗っただけでギシギシと揺れるし、
大きな隙間の空いた足場板で、踏み外したら片足がはまってしまいそうに怖い。
他の道もあったが、ここはトライ!

移築された数多くの建物がおもしろい。






ひゃー、登坂・・・。(汗)

マジか・・・。(汗)


安藤忠雄さん設計のギャラリーもあった。

ギャラリーの外は段々に水が張られている。







いたるところで巧みに石が使われている。


植物に癒される。



ザーっと流れる水の音にも癒される。

森林浴で癒される。

なんだかものすごく癒される。

この水辺に来た時、
ジョン・エヴァレット・ミレイの『オフィーリア』を思い出した。
この絵は、私が大学生の時にロンドンのテートギャラリーで見て感動して泣いた。
連日、何度も何度も見に行きました。

は~、なんて気持ちの良い気候なんでしょう。



かなりの道のり、山坂を歩き、元の吊り橋のところに戻ってきた。
あの橋、よく渡ったなぁ・・・と思う。

朝ご飯抜きでお腹ペコペコだったが、
景色や天候が気持ちよすぎて頑張れた。
出口すぐのところに移築された洋館のカフェがあった。

とりあえず遅い朝ご飯。
11時半頃・・・。

道中、いろいろ行程を考えると、
当初行くはずだった丸亀市にあるうどん屋さんには行く時間がない。
最も行きたかった〝いのくまさんの美術館”もあきらめる。
うどん県にいながらにしてうどんを食べないのか・・・。
サンドイッチを食べながら、この周辺でおいしいうどん屋さんがないか食べログを見る。
あった! しかも今いる敷地内に〝わら家”さんがあった。(苦笑)
水車がカラカラと回り、よいたたずまいのお店。


うどんは別バラ♪

次なる目的地〝イサムノグチ庭園美術館”。
見学予約制で、予約していた10時に間に合わず午後1時に変更してもらう。
撮影はこの場所のみ許可されている。
中は哲学さえ感じられる石の庭。


そして〝ジョージナカシマ記念館”へ。
昔からジョージナカシマの〝コノイドチェア”が好きで、
一度は行ってみたかったところ。

お客さんは私一人で、
事務局長の男性がマンツーマンで解説をしてくださる。
アメリカのロックフェラー邸を日本の吉村順三さんが設計し、
数寄屋大工・中村外二さんが施工し、
ジョージナカシマの膨大な数の家具が入ったという模型も見せていただいた。
今をときめく千葉ご出身の建築家・中村好文さんは吉村事務所から独立され、
東金にある八鶴亭の玄関は中村外二さん施工。
知っている名前が出てきてうれしい。
展示は撮影できないので、1階のカフェを撮った。
ちなみにこちらの桜製作所と、銀座にある桜ショップでは、
ギャラテンでもお世話になっている小泊良さんが個展を何度も行っています。
麻布の〝桃居”さんもジョージナカシマの什器ですね。

高松弾丸ツアーである。(汗)
次は香川県庁の前に車を一瞬停める。
丹下健三さんの建築だ。
言えば係の人が解説してくださるらしいが時間がないので、一瞬だけ。


そして、行きたかった〝まちのシューレ”へ。
ほしいものがたくさんあってウズウズした。
ちょっとだけ買い物をしてすぐに車に乗る。
4時半、フェリーに乗って岡山に戻る。

瀬戸大橋を渡っている時、ゆっくりじっくり瀬戸内海を見たかった。
乗船客たちはみな屋内の客席にいたが、
寒くてもなんでも誰もいないデッキに出てテンションアップ↑↑↑

〝鬼ヶ島”とあった!

はー、瀬戸内、ものすごくいい。
穏やかな海に浮かぶ島々。
昨日は曇っていたので、淡くぼんやりとした景色がよい。

カモメが目の前でピタっと止まってくれた♪

一度は行ってみたい直島をかすめる。
今、瀬戸内芸術祭開催中で、とても行きたいが時間はない。

西の空に日が沈んでいく。
幻想的だ。

ムリを言って夜に十河隆史さんのアトリエにお邪魔する。
作品を見せてもらったり、いろいろ話をしました。

7時半を過ぎたので、急いで車に乗り、
8時半頃レンタカーを返却。
最寄りの駅までタクシーに乗ろうと思ったがタクシー通らず。
またスマホのナビで迷いながら歩いて駅に着く。
40分後に電車が来るらしい。(汗)
切符売り場がなく無人駅。
ホームはひとつだとわかったので、延々と待つ。
お腹は空くし独りぼっちだし侘しい。

倉敷には10時前に着いた。
そうだ。昨夜行った〝酒とおばん菜 野の”さんへ行こう。
スマホのナビでまた歩く。
途中、ライトアップされた大原美術館が闇夜に浮かび上がる。
写真撮った1分後くらいに、パっと消えた。びっくりした。

野のさんの入り口で
「また来ました~。お腹すきました~。」とニヤリ。
どれを食べても美味しい。
昨日に引き続き、ビールとワインを飲みながら深夜にあれこれ食べた。(汗)
民芸や現代作家の器、アンティークや絵やオールド絨毯が配されたインテリア、心地よいBGM・・・。
テンでもお世話になっている内田鋼一さんも食事に来たことがあるのだそう。
野のさんともたくさん話ができて楽しい夜でした。


大谷哲也さんの器で出た♪

ホテルに帰ったのは日付が変わる少し前。
とにかくよく歩いた一日でした。
大浴場に行くゲンキは残っておらず、
そのまま顔だけ洗って爆睡。
・・・とまあ、昨日(厳密には一昨日)の報告でした。
さっき睡魔に襲われ少しだけ仮眠をとったおかげで、日付が変わってしまいました。(苦笑)
長々とここまで読んでくださり、ありがとうございます。
おやすみなさい。
 

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