『生きとし生けるもの 4』展 7日め! & 横道佑器さんの編みぐるみパペット & 『スペアリブと冬野菜の薬膳カレー』 & 昨日の『おばんざいランチ』 & 明日『カラダで覚える英語の会』

 

 

こんにちは。

 

 

庭の睡蓮鉢でメダカのメダちゃんを飼っています。

最近、エサをあげても上がってこない。

寒くなってきたので下の方で冬眠(?)しているのか。

無事に冬を越してほしいです。

 

 

 

 

 

今月の企画『生きとし生けるもの 4』展、7日め!

この世界に生きる動物、植物、人間、架空の生物などをモチーフにした展覧会シリーズ。

 

キダサトコさんは、福島出身・福島いわき市在住。

幼い子供がのびのびと描いたような動物の絵付けが楽しすぎる陶の器。

思わず「カワイイ♡」と笑顔になってしまいます。

 

Tiny knotsは、神戸智恵子さんセレクトのギャッベやキリムの織物を。

イランの遊牧民・カシュガイ族によるギャッベやキリムは、

祈りや願いが込められた素朴な人や動物や木々がひとつひとつ織られています。

暖かなラグや座布団、一度使ったら離せなくなるアイテムです。

10日(火)・11日(水)に在廊予定です。

 

平島鉄也さんは、埼玉出身・埼玉春日部市在住。

鉄や真鍮を型で鋳造し、緻密な造形とユニークな動きをもつ動物や架空の生き物。

リアルなのにどこか遊び心があるオブジェやアクセサリ。

 

福田十糸子さんは、大阪出身・大阪市在住。

張り子で作られているなんとも艶めかしいヒト・ヒト・ヒト。

強烈な魅力を放つ人のオブジェに心をわしづかみにされます。

 

横道佑器さんは、大阪出身・大阪豊中市在住。

かぎ針で一目一目編み込んでいく生き物たち。

カタチ、毛糸選び、色遣い、仕組み、・・・ディテールの妙が光るあみぐるみパペット。

 

ラファエルナバスさんは、スペイン出身・愛知常滑市在住。

自由で奇抜で底抜けの明るさのあるラファエルワールドさく裂!

2017年の干支・トリのオブジェやカップなどを展開。

 

 

 

今日は横道佑器さんの編みぐるみパペットをご紹介します。

佑器さんは3年前の『生きとし生けるもの 2』展でもお世話になりました。

その時に彼について書いたブログをご覧ください。→

 

 

 

 

 

佑器さんの作品を初めて見た時は大きな衝撃を受けました。

編みぐるみというと、丸い大きな頭と胴体と手足のかわいらしいクマちゃんというイメージ。

佑器さんが初めて編み針を持ったのはつい数年前とは思えないほど、

シンプルな細編みだけで、編み図も特別の知識もなく、

編みながら造形していくのです。

そのカタチが単純ではなく、ディテール細やかなおもしろいもの。

コレはとてもとてもスゴい感性だと思うのです。

ただのクラフトというよりは、現代アート。

私の微力では佑器さんの作品を多くの人にアピールするには足りない。

でも、いつか誰かに見いだされるべき偉大なアーティストだと信じています。

佑器さんと佑器さんのお母さんと私は、大阪の高校の同窓生。

親近感も大! 絶大に応援しています!

 

佑器さんの作品は、見た目の妙だけではなく、

パペットとして手を入れて人形に息を吹き込む時、

手の感触や機能性やすわりなど、考慮されているというよりは、心遣いが感じられます。

使い手も楽しい、見る人も楽しいのです。

そして、手を入れてみる人たちの多くが、そのまま人形をハグしています。

これは、やはり自分の分身とか、子供とか、ペットとか、

何か愛おしい存在にすぐさまなっていることの証拠ではないかとも思います。

そう考えると、この人形がどれだけの人のことを癒す存在にもなり得るでしょう。

実際、施設などにボランティアで佑器さんの人形が登場したりするのです。

 

佑器さん自身、この作品たちが、自分の分身あるいは友達という感覚でいるようです。

だから、その人形を粗雑に扱ったりされると、自分の心が苦しくなると言います。

まさに生き物。

 

ぜひぜひ、実物を手に取って、体感してくださいね。

内部のある箇所を握ると「キュッキュッ♪」と声がしますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コレは佑器さんのお宅にお邪魔した時に見せてもらった、

ちょうど作っているところのゾウさん。

ただの筒状とかただの球状とかいうのではなく、

複雑な形の組み合わせであることがよくわかります。

 

 

 

 

こちらは、ラジオやテレビでもご活躍のSさんの家族の一員になった子。

ただの編みぐるみの人形ではない、家族です。

 

 

 

昨日のおばんざいランチを作ってくれたお二人。

洋子さん、フクロウくんとあっかんべー。

 

 

 

午前中、プライベートの英語レッスンがありました。

ただいま、カレーランチまでの時間つぶし中。

佑器さんのパペットを見て

「so cute! so cool!」と絶叫していました。

 

 

 

 

 

今月の月替わり期間限定カレーランチは、

『スペアリブと冬野菜の薬膳カレー』です。

1月6日(金)~15日(日)(ただし11日(水)はおばんざいランチのためカレーは休み)

月イチカルチャー『薬膳料理教室の会』の講師・田村直美さんによるカレーです。

暴飲暴食の年末年始の方も少なくないことでしょう。

体の疲労を和らげ滋養効果があるスペアリブ。

空気が乾燥するこの時季、肺を潤す白い根菜・大根や蓮根。

身体を温める香辛料を加え、豚肉と根菜の相乗効果たっぷりの薬膳カレーです。

白ゴマをトッピングし、柚子を搾っていただきます。

ラストオーダー:4時 (ただし、品切れ次第終了します)
1000円

 

 

 

このカレーを召し上がった多くの方から「美味しい!」と大好評。

薬膳の会でもカラダを整えるいろいろな効能のあるお料理をたくさん紹介してくださいますが、

どれも滋味あふれる優し~い味わい。

そんな直美さんの作るカレーもしかり。

レシピが知りたい!というご要望に応え、

直美さんにお願いしたところ快く教えてくださいました。

・・・ので、明日発表します!

 

 

 

明日は月イチカルチャー『カラダで覚える英語の会』です。 
”いざという時に堂々と話せる英語を楽しくカラダで覚えましょう”がコンセプト。
好奇心旺盛・チャレンジ精神旺盛な小川洋子さんの
長い海外生活での豊富なおもしろエピソードを題材に、
”読む・書く”英語から”聴く・話す”英語を体感しましょう。
ネイティブスピーカーならではの表現や使い方も教わります。
洋子さん専門のアロマ・呼吸法を取り入れ、リラックスしながら楽しいレッスンを!
毎回、一回完結の内容です。
単発でも連続でもご参加いただけます。
英語が全く苦手という方対象の初級クラス、
英語で日常会話をもっと流暢にという方対象の中級クラスの2クラス編成です。

 

 9:00~10:20(中級クラス)
10:30~11:50(初級クラス)
講師:小川洋子さん
会費:2500円
要予約→各会先着6名まで

 

ご希望の方はメールかお電話でご連絡願います。

 

 

 

 

 

そして、昨日は月イチ『おばんざいランチ』の日でした。

喜屋武小夜子さんと小川洋子さんのユニット”teamBB”によるお料理です。

 

現在80歳以上の人たちが昔当たり前のように作っていた日本の伝統食を

小夜子さんと洋子さんが丁寧に正直に作ったものを食べていただくことで伝承していこうというランチです。

 

献立のベースは”まごはやさしい”。

ま→豆

ご→ゴマ

は→わかめなど海藻

や→野菜

さ→魚、海老など

し→椎茸などキノコ

い→芋

 

一本釣りのカツオの漁獲量は今では全体の1%に満たないそうですが、

そのカツオの鰹節でとる出汁は一味も二味も違います。

また、旬の有機野菜や旬の確かな食材、

手作りや昔からの製法にこだわった発酵食品や発酵調味料を使います。

素材が良さを活かしたシンプルな創作おばんざい料理です。

今回はデトックスがテーマ。

年末年始で疲れ切った内臓をリカバリーするお料理です。

器もいろいろお楽しみください。

 

 

今回の献立

・ジャガイモとリンゴ煮

・ヤーコンとニンジンのサラダ

・鶏と野菜の水餃子

・大根ステーキ

・ターサイの油茹で ヒエソース

・田舎ごはん のり・鰹節のっけ

・海藻とねぎの味噌汁

・ニンジンと大根の糠漬け

 

 

 

 

 

 

 

 

前回のおばんざいランチ報告からシリーズ化している洋子さんのトピック。

 

今回のテーマは『発酵調味料』

 

自然の素材を時間と微生物の力でゆっくりじっくり発酵した昔ながらの天然醸造の調味料を使っています。

日本は世界有数の発酵大国。

日々使っている基本調味料の醤油、酒、酢、みりん、味噌もすべて発酵食品です。

日本食=発酵食。

自然の力でゆっくり発酵した調味料は旨みや甘み、体によい有効成分をたくさん生み出します。

味を決めるのも少ない量で深みが出ます。

深みがあるのにすっきりしている特徴があるように思います。

 

例えば、醤油について。

以前、食養法を学んだ時にきんぴらごぼうを作りました。

ゆっくりとごま油で炒め火を通したごぼうに味付けは醤油だけ。

それなのにびっくりするほど甘く香ばしく驚きの美味しさでした。

火の使い方や他にもポイントはあるにせよ、醤油だけでこんな味わいが出るとは驚きでした。

野菜や素材の味や効能をより高め美味しさを引き出す働きが天然醸造の調味料にはあります。

 

そしてじっくうりと醸された調味料は料理の味を調えるだけではなく、微生物の力で腸の機能を整える作用があります。

腸が整うとキレイな血液が作られ、新陳代謝を促し体を健やかにしていきます。

昔は台所は家庭の薬局と言われ、食べることが癒し養うこと、そしてお手当法がありました。

疲れた時や風邪を引いた時に番茶に醤油を垂らして飲む醤油番茶は疲労回復に効果があり、

そこに梅干しを入れて飲む梅醤番茶はより疲れがひどい時や内臓の不調がある時に飲まれています。

 

お手当効果のある醤油は昔ながらの自然の力による天然醸造のもの。

市販されている手頃な値段の脱脂加工大豆や砂糖、合成アルコール、化学調味料が添加されているものもありますが、

化学の力で似た味を出すことができても、微生物による複雑な自然の働きは真似できないそうです。

 

先人の知恵と自然と共存する暮らしの美しさを大切に守り続けている生産者の数は決して多くはなく、

値段も多少高いのですが、結果的には四方よしのエコにつながる商品を作り続けている

生産者を応援したい想いが私たちのベースにあります。

消費者よし、生産者よし、環境よし、神様よし

いろいろ書き連ねましたが、要はただただ使って美味しく安心で心地が良いので使っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

日中は暖かですが、朝晩がかなり冷え込みます。

風邪も流行っていますので、

体調管理には十分お気を付けくださいませ。

 

 

 

 

ではでは。

 

 

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