一昨日の『おばんざいランチ』

 

 

こんばんは。

 

 

昨日も今日も家でゴロゴロして過ごしました。

ダラダラするのって性に合っている・・・♪

 

 

 

一昨日の『おばんざいランチ』のご報告です。

 

 

喜屋武小夜子さんと小川洋子さんのユニット”teamBB”によるお料理。

現在80歳以上の人たちが昔当たり前のように作っていた日本の伝統食を

小夜子さんと洋子さんが丁寧に正直に作ったものを食べていただくことで伝承していこうというランチです。

 

献立のベースは”まごはやさしい”。

ま→豆

ご→ゴマ

は→わかめなど海藻

や→野菜

さ→魚、海老など

し→椎茸などキノコ

い→芋

 

一本釣りのカツオの漁獲量は今では全体の1%に満たないそうですが、

そのカツオの鰹節でとる出汁は一味も二味も違います。

また、旬の有機野菜や旬の確かな食材、

手作りや昔からの製法にこだわった発酵食品や発酵調味料を使います。

素材が良さを活かしたシンプルな創作おばんざい料理です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の献立

 

・ひじきと切干大根の夏サラダ

 

・わかめとオクラのくずし豆腐和え

 

・タイ風揚げ餃子

 

・いんげんとえのきのさっと煮

 

・麻婆茄子丼

 

(私、麻婆茄子の丼が食べられないので、玄米と別々に・・・。)

 

 玄米ごはん

 

・トマトときゅうりのお吸い物

 

・人参の甘酢漬け

 

・ポテトサラダ

(これは餃子の具の余ったもの)

 

 

 

今月は、洋子さんの旬の食材についてのコラムをご紹介します。

 

 

万国共通で食べ物の旬は喜びを与えてくれるように思います。

 

たとえば、以前ドイツに行った時に、

今が旬だよ、美味しいよ、今しか食べられないから食べなきゃダメだよ、

としつこく言われて初めて食べた缶詰ではないホワイトアスパラガス。

予想を超えて美味しかったのに驚きました。

ヨーロッパでは春から初夏にかけてのこの季節、珍重してみなさん大騒ぎ。

 

以前住んでいた香港で、いつも通っていた飲茶屋さん。

ニンニクで炒めた豆苗が大好きでした。

豆苗の季節は短いので、

なじみのウェイターが「豆苗あるよ」と毎年うれしそうに教えてくれました。

市場でドッサリ買っては家でも作って食べていました。

 

あと、秋の上海蟹。

雌が美味しい時期、雄が美味しい時期。

これも毎年秋のお楽しみでした。

 

日本で言えば、春の訪れを教えてくれる蕗の薹、たまりません。

喜びの筍。

夏の体を潤してくれる梨。

心から愛してやまない果物です。

まだまだありますがキリがないのでこの辺で・・・。

 

このように旬の食べ物は人をとっても幸せにしてくれると思うのです。

不思議と梨を冬に食べたいとは思わないし、

アンコウ鍋を真夏に食べたいとも思わないので、

旬は人の体とちゃんと繋がっていることがわかります。

 

旬の食材の栄養価はとても高く美味しい。

それは自然のサイクルの中で最も生育条件がそろった環境で育ち、最も成熟している時期だから。

旬の食材は季節外れの野菜と比べて同じ量を食べたとしても栄養価が倍もしくはそれ以上と言われています。

 

旬は私たちの体に必要なものを季節ごとに養ってくれます。

例えば先ほどの蕗の薹。

春の苦みは冬の眠っていた体を目覚めさせてくれます。

夏は体を冷やしてくれる果物や野菜が旬を迎え、

冬は体を温めてくれる根菜類や葉物が美味しく冬の体を支えてくれます。

旬の食材は体が欲するものだからこそ、全身で美味しさを感じるのではないかと思います。

 

そして旬の食材は、日本の美しい四季を感じさせてくれます。

江戸時代の食図鑑などを見ると、

季節を味わい大切に食べていたことが伺えます。

四季を通して楽しみ尽くす、質素ではあっても粋な食文化だったのでしょう。

そしてきっとそう遠くない昔までは、わたしたちもそうだったのではないでしょうか。

今から見たら不便なことでも、実は豊かさに満ちていた台所、食生活だったようにも思います。

 

ということで、前置きが非常に長くなりましたが、私たちも常に旬の食材を使っています。

美味しく、安く、栄養もあり、季節を愛でる。

路地物のオーガニックの野菜の旬はスーパーと時期がずれていることがあり、

たいてい少し遅れて旬を迎えます。

それが自然のリズムであり、自然のタイミング。

それを大切にしている生産者と自然の関係は優しく温かなもので、

私たちのおばんざいランチは、

そんな野菜や調味料を扱っている”自然食宅配ゆうきネット”から仕入れています。

ゆうきネットは、喜屋武小夜子夫妻が営んでおり、

安全な食べ物ということだけではなく、自然な食べ物を食べることを提案していて

できる限りの地産地消を目指し、千葉県を中心とした関東周辺の野菜を届けてくれます。

生産者の顔がわかる食材なので、私たちも料理をしながら自然とうれしく笑顔になるのです。

ぜひ今後のおばんざいランチもお楽しみに!

 

 

 

 

 

 

明後日は月イチカルチャー『薬膳料理教室の会』です。

 

薬膳は、中医学に基づき、生薬を使ったものだけではなく、
選んだ穀物・野菜・肉・魚・乳製品等を材料として料理。
心身ともに健康、病気の予防、回復、保健を目的とした食事。
ひいてはアンチエイジングにつながります。
薬膳のエキスパート・田村直美さんによる料理のデモンストレーションと講義の後、
台湾茶とともに試食します。
今回のテーマは“夏バテ、熱中症予防の薬膳”。

夏は陽気が最も盛んな時季です。

身体の陽気も盛んになります。

夏の養生は、デトックスにもなる、上手く汗をかくことです!

そして、発汗で失われた気・血・水を補給し、巡りをよくすることが大切。

浮腫み、倦怠感、体力減退、夏太りなどの症状を予防、回復する料理をご紹介します。

毎回、充実と満足の内容の薬膳料理教室、
ためになる情報がたくさんで、しかも美味しい。

 

参加ご希望の方は、明日の17時までにメールにてご連絡くださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

おやすみなさい。

 

 

 

 

 

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