『KNOT 7』展 会期後半 & 加藤仁志さんの土鍋と耐熱の器 & 昨日の『薬膳料理教室の会』 & 明後日『おばんざいランチ』

 

 

こんにちは。

 

 

 

空気が澄んでカラっと快晴。

気持ちの良い土曜です。

 

 

 

 

 

 

 

今月の企画『KNOT 7』展、会期後半。

 

 

作品から漂う凛とした空気。

フォルムの美しさ、肌のテクスチャ、手触りの気持ち良さ、しっとりとした落ち着き、・・・。

使っても飾っても、その場にムードをもたらすお二人の作品。

 

 

杉村徹さん

 

茨城県龍ヶ崎市で木の家具や器を制作されています。

ギャラリーテンの企画展でお世話になるのは8回め。

常に穏やかで冷静で優しい杉村さんは、出会って15年の今も全くお変わりありません。

テンでも私の自宅でも、杉村さん作品がいつも側にあり愛用しています。

 

杉村作品には長年のファンがたくさんいらっしゃいます。

ビシっと芯が通っていながら、クールな遊び心がかいま見える。

木の温もりを感じつつ彫刻のような生活の道具を使えるシアワセ。

 

最近杉村さんは立ちのある器(鉢状のもの)を作るのが楽しいのだそうです。

木の塊を彫り進めていくうちにオブジェのようなカタチになっていく。

それが器として使える。

手が自然とうごいていくのに任せてできるフォルムのバランス感度の高さにほれぼれします。

 

今回も、スツール、テーブル、壁の棚、器など、洗練された杉村さんの木工作品を展開。

サイズや材種のご注文も承ります。

ぜひご高覧ください。

 

 

加藤仁志さん

 

岐阜県土岐市で生まれ育ち、現在もその土地で作陶されています。

真面目で誠実なお人柄は、作品そのものでもあります。

 

大阪芸術大学で陶芸を専攻し、卒業後、地元の土岐市立陶磁器試験場で2年間、

岐阜県の陶芸家のもとで1年半勉強したのち独立。

 

山に土を採りに行き、それらを砕いてふるいにかけて水に浸して粘土にする。

いまや、ほとんどの陶芸家が著書から粘土を買い求めるのがあたりまえですが、

土づくりから加藤さんのものづくりが始まるのです。

磁器に至っては薪窯で焼成。

 

カタチがシンプルで正統派。

用の器としてとても重宝します。

肌は、品のある粉引きや、クールな瑠璃釉、深みのある白磁、

どれも料理が美味しそうに映える器です。

オーソドックスが故に、その器に力がなければ安っぽくなってしまいがちですが、

加藤さんの器には何か色気のようなものが感じられ、そのものに確かな魅力を包容しています。

食卓に落ち着いたアクセントが加わります。

 

今回は初の加藤展。

カップ、皿、鉢、ポット、耐熱皿、土鍋、・・・などなど、300点の作品が勢ぞろい。

楽しんで器選びを!

 

 

 

今日は加藤仁志さんの土鍋と耐熱の器をご紹介します。

ピリっと引き締まった黒釉。

ピリピリっと刻まれたしのぎ。

ピリピリピリっとシャープなフォルム。

和でも洋でもシックリとくる作品です。

 

 

 

土鍋

大活躍するのは冬が本番ですが、

これでごはんを炊いたり、

冷たいものを保冷することもでき、

土鍋は年中使える便利調理器具です。

 

私は休みで家にいる時のお昼ごはんは、だいたい鍋焼きうどん。

小さい土鍋の出番が多く重宝しています。

 

大:内径 27.5cm 19440yen

小:内径 19cm 8640yen

 

 

 

 

 

 

 

グラタン皿

直火はダメですが、オーブン、電子レンジがOKです。

大きい方でも、家庭のコンパクトなトースターに入るサイズ。

グラタン、ケーキ、キッシュなど、いろいろ使えますね。

これでプリンやババロアを作って冷蔵庫に冷やしておけば、

卓上でもしばらくヒエヒエでいただけます。

 

大:Φ20cm 5400yen

小:Φ14cm 3240yen

 

 

 

 

 

こちらはトンスイ。

鍋モノなどの時の、取り鉢に最適。

この器も耐熱の土で作られているので、オーブンや電子レンジも大丈夫です。

2916yen

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日の

月イチカルチャー『薬膳料理教室の会』のご報告です。

 

薬膳は、中医学に基づき、生薬を使ったものだけではなく、
選んだ穀物・野菜・肉・魚・乳製品等を材料として料理。
心身ともに健康、病気の予防、回復、保健を目的とした食事。
ひいてはアンチエイジングにつながります。
薬膳のエキスパート・田村直美さんによる料理のデモンストレーションと講義の後、
台湾茶とともに試食します。
今回のテーマは“身体を温め血液の流れをよくする薬膳”。

冷えは万病のもと!

冷えは、肩こり、腰痛、関節痛、内臓の働きや免疫力を低下させ、

全身の活動や痛みに影響します。

寒さが厳しくなるこれから、身体を温め血液の流れをよくする料理を教わりました。

 

 

 

 

『大根の柚子巻』

・大根:消化を助け、気の流れをよくする。便通をよくする。

・柚子:免疫力向上、美肌効果、抗ストレス作用、貧血の予防改善、整腸作用があり、

  下痢や便秘を予防効果。

  コレステロール減らし動脈硬化や心筋梗塞、糖尿病の予防にも効果が期待できる。

 

 

 

『こんにゃくと豆腐の味噌ソース』

・こんにゃく:水溶性食物繊維が豊富で、老廃物、コレステロールを排出。

  消化不良を解消する。痰を取り除く。

・豆腐:五臓を潤し、痰を取り、肌を潤す。

  腸の乾燥を防ぎ、便通をよくする。老化予防効果。

 

 

 

 

『小松菜の辛し和え』

・小松菜:肺を潤し咳を鎮める。高血圧の予防効果。

  食物繊維が豊富で、腸を潤し便通を良くする。

 

 

 

『鶏と当帰の煮込み』

・鶏:体を温め、エネルギーを補う。

  虚弱体質、病後、産後の体力回復によい。

・当帰:ビタミンEを含み、血管や肌・細胞などの老化を防止し、血行を促進、

  生活習慣病の予防に効果。鎮痛作用、補血効果。

・棗:造血作用があり、黄色い顔色、不眠、息切れ、めまい、疲れを改善。

  胃腸を丈夫にする。免疫力を高める。

・生姜:寒気を追い払う。胃腸を温める。食物の生臭さを取り、毒を解く。

 

 

 

 

 

 

 

『小豆と酒粕のデザート』

・小豆:体内の余分な水分を排出し、むくみを取り排毒作用がある。

  母乳の出をよくする。

・酒粕:便秘解消、美肌効果、骨粗しょう症予防、悪玉コレステロール降下に有効。

 

 

 

 

 

今月のお茶

『鉄観音』

 

 

 

余った大根で直美さんが作ってくださった即席漬け。

 

 

 

Sさんがお持ちくださった”千”さんのチーズ。

 

 

 

Nさんが、お持ちくださった大量で大重量のリンゴや柚子やチンピ。

12人のご参加者や私たちスタッフへの嬉しいおみやげ。

 

 

 

まかないをいただき、パワーチャージ。

 

 

 

 

 

 

 

さてさて、

明後日・17日(月)は、月イチ『おばんざいランチ』の日です。

 

喜屋武小夜子さんと小川洋子さんのユニット”teamBB”によるお料理。

 

現在80歳以上の人たちが昔当たり前のように作っていた日本の伝統食を

小夜子さんと洋子さんが丁寧に正直に作ったものを食べていただくことで伝承していこうというランチです。

 

献立のベースは”まごはやさしい”。

ま→豆

ご→ゴマ

は→わかめなど海藻

や→野菜

さ→魚、海老など

し→椎茸などキノコ

い→芋

 

一本釣りのカツオの漁獲量は今では全体の1%に満たないそうですが、

そのカツオの鰹節でとる出汁は一味も二味も違います。

また、旬の有機野菜や旬の確かな食材、

手作りや昔からの製法にこだわった発酵食品や発酵調味料を使います。

素材が良さを活かしたシンプルな創作おばんざい料理です。

1800円 15食限定につき、ご予約の方を優先いたします。

ランチご希望の方は、ご連絡くださいね。

 

 

 

 

 

 

 

時々私のスマホに届く迷惑メール。

開かずタイトルだけ見て捨てていますが、

今朝は「72億円送金・・・」と来た。

悪戯と知りつつ、なんだか嬉しい・・・。(苦笑)

送れるもんやったら送ってみぃ!

 

 

 

 

 

 

気持ちの良いお天気の土曜。

ぜひお出かけくださいませ。

 

 

 

ではでは。

 

 

 

 

 

 

 

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