“塀の中のジュリアス・シーザー”を観た

こんばんは。

今日もポカポカ陽気の休日でした。

ワンコのフルも外に出て日向ぼっこをしたがります。
眼を細めて気持ちよさそう。
おじいちゃんっぽいな・・・。

今朝、やっと印刷入稿できました。(汗)

とりいそぎ、目前のやるべきことが片付いた。
何の気なしに、ネットで千葉劇場で何やっているかチェック。
先日、Sさんとの中で話題にのぼったコレ。
午後2時からの上映と知り、即準備して、夫と出かけました。

最近の映画館では、夫婦のどちらかが50歳以上だと
二人で2000円で観られる。
私のおかげ(!)で、2000円ポッキリ。

塀の中のジュリアス・シーザー

イタリア・ローマ郊外の刑務所の実習として演劇の練習を行い、
所内の劇場で練習の成果たる舞台を一般の観客に見てもらうというもの。
この年の演目が、シェイクスピアの“ジュリアス・シーザー”と発表される。
囚人たちに、俳優のオーディションがなされ、配役が決められる。

驚くことに、この映画に登場して、演技をしている俳優は、
全員、この所の重警備棟の囚人たちなのです。
彼らはどんどん自分の役にのめりこんでいき、
日常生活が“ジュリアス・シーザー”一色に染められていく。
舞台のその時はもちろんのこと、
日々の稽古の中で、刑務所自体がローマ帝国へと変貌していきます。

印象的だったのは、劇中劇が終わった後、
「芸術を知った時から、この監房は牢獄と化した。」
と言った、一人の俳優であった終身刑の囚人のことば。

つい数日前、録りためていたテレビ番組をひとつふたつ観ました。
ある日の“情熱大陸”の放送分で、
福岡の高校教師の“命の教育”という会を観て、涙が止まらなくなりました。

この高校の食品流通科の1年生を対象にした授業。
ニワトリの受精卵を一人一つずつ担当し、
大切に愛情を以て育て、卵からヒナが誕生し成長していく過程を経、
親鶏になったところを、屠畜して解体し、それを食べるという内容。

実際に、牛肉や豚肉や魚なども食べている私たちですが、
育て上げた生き物の命をいただくことが、
かわいそうとか罪悪感とかではない“命”を尊重する授業。
でも、何とも言えない複雑な気持ちで観てしまいました。

この放送も、今日観た映画も、
「何かを知って、改めて他の何かを強く意識する」
ということを感じました。

今は、どうも、ずっしりと重い気分で
スパっと晴れ渡った気分になれないのであります・・・。

千葉劇場で、いろんな上映予定のパンフレットの中に、
ハーブ&ドロシー”見つけて、ワクワク♪

一作目は、渋谷までわざわざ観に行ったのです。
これは第二弾で、
どこか近くでやらないのなら、自主上映してしまおうかと考えていたので、
とてもラッキーな発見でした。

千葉劇場では、4月13日からロードショーだそう。

こんな休日の一日でした。

また明日。

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