大阪

こんにちは。

今日もさわやかなお天気ですね。

私は生まれも育ちも大阪です。

結婚後20年、ずっと関東に住んでいます。

基本的には、大阪弁を話しています。
初対面で事務的な話をするときは、標準語風に話しています。
めんどくさいから。

こちらが大阪弁で話していると、

結構、関西人が廻りにたくさんいることに気が付きます。
普段は東京弁を話している関西人から
「関西の方ですか?」と話しかけられるのです。
そんな時、ふだんマイルドな大阪弁を話している私も相手も、
気を許してコテコテになります。

同郷の人と会うと、親近感がわいてきますよね。

自分の生まれ育った土地から、

言葉だけではなく、食や生活習慣や社会性など、

大きな影響を受けます。

自分贔屓にいうと、
大阪は食べ物が美味しい。

どんな小汚い飲食店に入ったとしても、ソコソコ美味しい。

不味いものは出たことがありません。

大阪人のソウルフード・お好み焼きは、

娘を妊娠中のツワリのひどい時でも、コレは食べられました。

“ネギ焼き”というのをご存知ですか。

コンニャクと牛スジ肉を、甘辛い濃いめの味付けで水分がとぶまで何時間も煮込む。

鉄板に、クレープのようにメリケン粉(小麦粉)を溶いたものを広げ、

その上に、先ほどのコンニャク・牛スジを載せる。

さらにその上に、ワケギ(根元から緑の太いネギ)を刻んで丼一杯分くらいどっさり載せる。

さらにその上に、メリケン粉を溶いたものを回しかける。

即、裏返し、少しコテで鉄板に押し付けて焼くこと1分。

焼けたネギ焼きに、レモン汁やポン酢をかけて、できあがり。
もうコレが本当においしくて、
ビールがすすむすすむ。
娘と私の一番好きな食べ物は、迷わず“ネギ焼き”。

お試しください。

ホント、美味です。

大阪弁の一番よいところは、
曖昧なニュアンスをカジュアルに表現できるところだと思います。

たとえば、
目上の方や、初対面の人と話すとき、

標準語の敬語表現だと
「~していらっしゃる」とか「~しておられる」とか「~される」など。

これは、大阪でも使われています。

目上の人でも、少し親しくなったり、

ちょっとだけ年上という人に対して、

大阪では「~してはる」という表現を使います。

「~していらっしゃる」では仰々しいというか堅苦しいというか・・・。

「~してはる」は、親近感を伝えながらも敬意も示せて、とても便利な表現なのです。

ただ、京都の人が、
他人との話の中でも身内に対して「お父さんがタバコ吸ってはる」というように使うのは、
ちょっと違和感がありますが・・・。

とにかく、標準語でも、そんなファジー(死語?)な表現があればよいのになぁ・・・。

今日は、朝から夫が庭の木の手入れをせっせとやっています。
先日贈ったDOUCATTYのTシャツを着て。

「よーにおて(≠臭う、=似合う)はるねぇ。」と私は言いました。
大阪人が身内に敬語を使うときは、
敬語というよりはむしろ小バカにする感じです。

その傍らで・・・

わんこのフルは、
今よくCMでやっているカインズホームのクールウエアを着て、
デッキでお昼寝です。

ではでは。

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