注染とは・・・。

こんにちは。

今日は朝ごはんを食べてから家のリビングで
ガーガーとイビキをかきながら爆睡するワンコのフルを横目に
一心不乱にフライヤー原稿を書きました。(汗)
昼過ぎにできあがり、
コラム原稿を次回の作家さんお二人に校正依頼のメールをし、
とりあえず出勤。
返事が来ないとヤキモキしていたら、
ハシヅメさんにメールが届いていなかったらしい。
待ちきれなくて電話して発覚しました。
たった今、印刷入稿したところです。(汗汗)

明日の朝日カルチャーの準備をする前に
PC仕事を終わらせたいと思いブログを書いております。
朝日カルチャーの講座の内容は、
昨夜、布団に入ってから構想を練った。
たぶん5分後くらいには夢の中に入ってしまったけれど、
大筋はできた(ホント?)ので、
あとはきちんと肉付けしてタイムテーブルを作って
イメージトレーニングしてみよう。

今日は、現在展開中の“にじゆら”の手ぬぐいの染めの技法
“注染”についてお話します。

江戸時代からつづくこの“注染”という技法は、
大阪・堺が発祥なのだとか。
手ぬぐいというと江戸とか京都とかいうイメージが強いですが、
その“にじゆら”の染工場のある“ナカニ”も堺にあります。

現在、DVDで、注染の工程をご紹介しています。
動画の方がよりわかりやすいですが、
断片的に撮った画像で工程を説明しましょう。

① サラシの反物を整えながら巻きなおす。

② 型をかぶせて、糊を置く。
  糊のついた部分は染料をはじき、染まらない。

③ 手ぬぐい一枚分の糊を置いたら、型を外して、ぴっちりと次のさらしを重ねる。
  こうして順番にジャバラに折りたたんで糊を置いていく。
  一反で約25枚手ぬぐいがとれる。

④ 一反分の糊が置けたら、一番上と下に砂を蒔き、染台に糊が付くのを防ぐ。

⑤ チューブ状の糊で土手をつくる。
  この土手で囲まれたところ毎に違う色の染料を注ぎ、他と混ざらないようにする。

⑥ “ドビン”とよばれるトタンでできたジョーロ。
  ここにそれぞれの染料を入れて注ぐ。

⑦ 染料を詰める。

⑧ ドビンでその色のゾーンに注ぎ込む。
  下から真空ポンプで染料を吸引する。

⑨ 25枚分ジャバラにたたんだこの部分が染まる。

⑩ きれいに染まっているか確認する。

⑪ 生地についている糊を洗い流す。

⑫ 脱水機にかけ、絞る。

⑬ 高い天井の梁に掛けられた棒に洗った布を吊りあげて干す。
  色が変化しないように自然乾燥させる。

圧巻!

昨年ゲットしたにじゆらの手ぬぐい数枚、
カフェでヘビーに使って洗ってを繰り返していますが、
色落ちが少ないのに驚きます。
そしてどんどんアジになってきています。
額装してインテリアとして飾るのもよいですが、
使って使って使いまくって良さを実感していただきたいと思います。

さ、次なる仕事にかかります。(汗汗汗)

では。

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