矢田典子さん搬入 & ハーバード大学で展示の茶室

こんばんは。
今日は、今秋金曜から始まるWALL企画展の
矢田典子さんが作品を搬入に来られました。
まずは腹ごしらえに、久しぶりに“おゝ葉”へ。

おっ。
杉村徹さんの皿に甘味が♪

美味しい昼ごはんを食べた後は、仕事だ。
まず、持ってきてくださった作品をひととおり全部出してみる。
じっくり考えながら、
「あーでもない、こーでもない」とレイアウトしていきたいと思い、
ディスプレイは私に任せていただくことにした。
お茶しながら、矢田さんといろいろ話をしました。
モノの好みに共感するところが多く、
家族のこと、現代アートのこと、工芸のこと、・・・・・
たくさん話をしていくうちに、
二人とも観に行こうと思っていた
世田谷美術館のアウトサイダー展が昨日で終わっていたことを知り、がっかり。
さあ、どう展示していこうか。
明日来て、ゆるゆるとやってみよう。


昼前に店のポストを見たら
宅急便の不在通知が入っていた。
おーーーーーっ。
お届け日時が、『11月11日 11:11』だぁ!

ゾロ目が出たら何かうれしい。
15年ほど前、当時住んでいたマンションで生活クラブ生協の班買いをしており、
ある日届いたウチの分を取りに行ったときのこと。
注文していたレンコンがいやにたくさんウチの袋に入っている。
誰かのが紛れ込んでいるのかと思って、明細を見たら、
『レンコン 7個』と、7個注文したことになっていた。
ネット注文していたので、誤って『7』と打ってしまったのでしょう。
そして、その明細のレンコンの商品番号が『77番』だった。
『7・7・7』 フィーバーだぁ!!!
「しかも、見通しがよいという縁起もののレンコン!
 なにかいいことがあるに違いない!」
急にテンションが高くなり、家に戻って食材を冷蔵庫に押し込み、
「これは今すぐパチンコ屋に行くべきだ!」
と思ったが、パチンコはちょっと・・・と思い、
「じゃあ、宝くじを買うべきだ!」
と思って、宝くじ売り場に直行したことを思い出した。
そこから特に何の記憶もないので、
宝くじは当たらなかったことは言うまでもありません。
能天気のやることはアホ極まりない・・・。(苦笑)
さて、昨日夕方、
耕木杜の阿保昭則さんがいらっしゃった。
時々フラっと展示を観に来てくださいます。
耕木杜と来月企画展でお世話になるKUROSAWAさんのアトリエは、
歩いてでも行かれる距離。
初めて黒澤さんちに行ったとき、
方向音痴でカーナビ任せの私が
「あれ?阿保さんの事務所の住所を間違えて設定してしまった?」
と勘違いするほどの近さです。
5年ほど前、杉村徹さんが搬入に来られた時、
阿保さんの当時の作業場にお連れしてご紹介したことがあります。
以降、阿保さんは杉村さんの展覧会を観にきてくださいます。
「感性がすばらしいね。」という杉村作品のご感想でした。
お客さまがいらっしゃらなかったので、
またまた阿保さんとじっくり話し込みました。
なんでも、ここ2か月、数か所の現場の仕事と並行して、
茶室を作っておられたのだとか。
それも、ハーバード大学で展示するためのもので、
京都の大徳寺の玉林院蓑庵の古典的茶室の写しを制作。
阿保さん曰く、
「実際のあの茶室は、無駄がなく作為も感じられないすっきりとした空間。
 でも、壁の内側でしかわからない見えないところの
 多くの部材の仕掛けや納まりには
 驚くほどの匠の知恵と技が凝縮されている。」と。
遠い昔の職人の巧妙な仕事のすごさを実感されたということです。
茶室は、住宅とも、神社や寺とも、全く違う次元の
繊細な数寄の建築。
図面を紐解くことに始まり、
特殊な材の調達、
木取り、
刻み、
組み上げ、
小舞掻き、
・・・・・
きっとかなりの神経を使うような大変な仕事だったことでしょう。
少し前に完成し、
いったん解体し、
それらをコンテナに積みいれ、
神戸に搬送、
今頃はハワイあたりを通過中でしょうとおっしゃっていました。
年明けに阿保さんとお弟子さんが渡米し、
到着した解体部材を組み上げる仕事が待っている。
できることなら、その現場に行って、
組んでいくのを見学してみたいものです。
ハーバードでの展示は2か月間、
その後、また茶室は解体され、
いったん千葉の阿保さんの作業場に戻ってきて、
また展示のためフィンランドに搬送されるそう。
そして、近い将来、国内でも巡回展示をするとのことなので、
その時にじっくり拝見したいですね。
それにしても、
阿保さんにお会いするたびに、
次から次へと新しい挑戦を続けておられるのを知るにつけ、
感心するとともに、大きなパワーをいただく。
私にとってのパワースポット(阿保さん)は、
時々、わざわざこちらに来てくださるのだからありがたいことだ。
これらの制作の模様は、
耕木杜のブログでどうぞ。
下の写真は、ブログから拝借したものを2枚。


茶室と言えば、
来月公開の“利休にたずねよ”を心待ちにしています♪
原作本を5年ほど前に買ったが、
まだ20行ほどしか読んでいません。
来月までに読めるか・・・。(汗)

今日はおでんでも作るかなぁ・・・。
そうだ。
林幸子さんに譲っていただいた利尻昆布で出汁とろう♪
明日は寒くなるそうです。
お風邪など召されませんよう。
では。

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