ごちそうさん

こんばんは。
今日はワンコのフルを散歩に連れて行ったほかは、
ずっと家でテレビを見入っていました。
午後から来月のフライヤーの原稿でも書こうと
店に行こうと思っていたのですが・・・。
9月30日から始まったNHKの連続テレビ小説
ごちそうさん』。
なんだかおもしろそうなので、
初回から毎日予約をして録りためていました。
今日の放送で39話。
8話くらいまではちょこちょこと観進めていましたが、
今日は午前中は、観られるところまで観てみようと思い、
結局、止まらなくなって39話まで全部観てしまいました。(汗)
東京の洋食屋の娘として生まれ育った
食いしん坊の“め以子”が主人公。
食いしん坊を超えて喰い意地が張っていることから、
暮らしの中で多くのエピソードを紡ぎ出していきます。
時々私自身と重ね合わせてみてしまうほど、
毎話、美味しそうに食べるシーンがふんだんに出てきます。(笑)


め以子が通っていた女学校の卒業式の日、
先生のみんなに贈る言葉が心に響きました。
録画したものを一時停止しながら、
まるまる先生のセリフを拾い出しました。
「これからいろいろな人と出会うでしょう。
 温かい人も
 冷たい人も
 幸せな人も
 寂しい人も
 どうしてもウマが合わないという人がいるかもしれません。
 ですが、そんな時にはどうか思い出していただきたいのです。
 食べなければ人は生きていかれないのです。
 あなたと私がどこがどれほど違っていようと、
 そこだけは同じです。
 同じなんです。」
  

め以子が大阪へ嫁ぐため、
東京から列車に乗るのを見送りにきた家族のシーン。
め以子の父が結婚相手の悠太郎に
「食うだけはたらふく食わせてやってくれよ。
 それでほとんど大丈夫だからよ。
 一番大事なことだからよ。」と言葉を贈った。
大阪と東京では、
食文化があまりにも違うことに驚き苦労する。
め以子は同居の小姑の厳しい言動に耐えながら、
大阪の嫁いだ家の
出汁の利いた“おつい(お吸い物)”の味を探求します。
昆布は、利尻、日高、山出し、・・・・・、
魚は、鰹、煮干し、干し貝柱、・・・・・。
いろいろな素材でとった出汁を各々お椀に入れ、
テイスティングするシーンがありました。
まさに、先日やったばかりのワークショップ、
林幸子さんの出汁の会のようでした。


このドラマ、
現在、料理の専門学校に通っている娘に観てほしい。
言ってみたが、本人全く興味なし。
きっと、たくさん刺激を受ける内容がちりばめられているはずなのに、残念だ。
とは言え、ぐうたら主婦歴22年の私が、
いまさらながら
家族や人のために“美味しいごはん”を作ることの大切さを再確認しました。
『美味しいごはんは人を幸せにする』
そして、食べた人の
『ごちそうさん』という言葉が
作った人を幸せにする。
これからの展開が楽しみです。
では。

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