カルチャーショック

こんばんは。

今日も爽やかな一日でした。

昨日、ガラス作家の谷川亜希さんの
千葉県市原市のアトリエを訪ねる道中で見た光景。

信号待ちしていたら、何かキラキラするものが横切った。

マッ金金の霊柩車でした。

よく見るのは、黒塗りのところどころに金彩をほどこしてあるもの。
昨日見たのは、全面、金一色でした。
市原の方では、あんな派手な車があるんだと驚きました。

数年前、夫の故郷・島根で、法事があった時のこと。
食事会として用意された大きなテーブルの座席の配置に驚きました。
上座に、遺族の男性。
遺族であっても女性は下座。

血縁が濃い男性から順番に上座側。

女性は全て下座側。
とても意外に思った記憶。

また、お盆の時期に島根に行った時のこと。
そのころは娘も小さかったので、近所であった盆踊りに出かけました。
櫓の廻りを半周くらいしたところで視界に入ってきたものが。
長テーブルの上に、その年に亡くなった人の遺影が並べて置かれていました。

最初、ギョっとしましたが、
そもそものお盆の意義ってそういうことだなと勝手に納得しました。

テレビの“秘密のケンミンshow”という番組で観た事実。
沖縄の宮古島では、子供の高校受験日の昼休みに、
その学校の中庭にブルーシートを敷いて、
家族や親せきが集まり、一緒に昼ご飯を食べるのだそう。
ほぼ全員がそうしているらしいです。おもしろい。

大阪では、エスカレーターの立止側と歩行側が逆なのも
帰阪する度に、毎回違和感を覚えます。

大阪にいた私の高校生くらいの時、
母とスーパーで食料品の買い物をしていた時のこと。
ハムとかベーコンとかの冷蔵庫前で
どれにしようか悩んでいた大学生くらいの男性のところへ
ツカツカと近づいて行った母。
「お兄ちゃん、こっちが美味しいよ。一人暮らししてんの?偉いねぇ。がんばりなさいや。」と言った。

その男性は、苦笑いをしながら「はぁ。ありがとうございます。」と言った。
思春期の私には、そのことがとても恥ずかしかったので、よく覚えています。

また、ある日は、美容室に行った母は、
「ダイアナカットでおねがいね。」とオーダーしたらしい。

その頃すごく話題になっていたイギリスのダイアナ妃は美しかった。
あの母が、どの顔でそんなことがシャーシャーと言えるのか、
同じ大阪人でも理解に苦しみました。
そして、その場にいなくてよかったと思いました。

もし、私が結婚した後も大阪に住んでいたら、
今頃あんなオバタリアンになっていたのでしょうか・・・。

それとも、千葉にいる今、他人にはそんなオバタリアンに映っているのか。
いや、あそこまではひどくない。

・・・と、カルチャーショックの話でした。

桐谷増子さんの銅版画の個展、
明日は4日め。
どうぞご高覧くださいね。

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