人生の岐路

こんばんは。

今日も暑かったですねぇ。

午後から娘の高校で進路面談がありました。

その後、すぐに学校の近くの駐車場に車を停め、
娘と電車で代々木へ。

服部栄養専門学校の見学です。

娘は大学には進学せずに、料理の道に行くと決めました。

今月に入ってから何度か部活を抜けて、
いろんな料理の専門学校の体験授業などに行っています。

私が高3の時は、特にやりたいこともなく、
とりあえず大学に行っておこうという感じでした。

大学の就活の時も、まだ特にやりたいことがありませんでした。

デスクワークはイヤ、服が好き、人が好き。

結局、百貨店に就職しました。

婦人服の部署に配属になり、最初の1年間は、当時全盛だったDCブランドの数ショップに立って、販売をしていました。

私のいたフロアは、ギャルソン、ワイズ、ズッカ、ゴルチェ、ツモリチサト、モスキーノ、・・・。

2年目からMD職となり、担当フロアの企画をしていました。
当時はバブリーな時代だったので、30分の東コレのために何度も出張させてもらっていました。
よい時代でした・・・。
各ブランドの春夏・秋冬のコレクションや展示会の出張は楽しくて楽しくてたまりませんでしたねぇ。

しかしながら、いろんなブランドの展示会に行っては、
「私、コレほしい。1点多くつけといてね。」
とお願いしていた数多くの服の支払いでクビがまわらなくなって
頭に10円ハゲを作ったことがありました。(苦笑)

学生時代、勉強してこなかった私が、社会人になってから、
繊維のことマーケティングのこと流行のことなど、必死で勉強しました。
これは、好きなことを深く知りたいという欲求からくるものだったので、
全く苦にはなりませんでした。

私はペーペーでしたが、当時、生活雑貨の部署の主任だったKさんとの再会は、
私の退社後15年を経ていました。
5年ほど前、目白のmonSakataのお店でバッタリ。
今は彼女は敏腕部長さんで、
坂田和實さん、坂田敏子さん、三谷龍二さん、内田鋼一さん、安藤雅信さん、赤木明登さん、前川秀樹さん、・・・の、
今の工芸界を牽引する錚々たる作家さん方を集結した大イベントの総責任者でいらっしゃいました。

まさか、私が彼女と同じ分野でつながるとは・・・。

感動の再会でした。

娘は料理の世界に入りたいと、自らのやりたいことに邁進しようとしている。

やりたいことが鮮明にあり、その分野の学校に行きたいというので、
親としてはできる限りのことをサポートしようと思っています。

でも、はたして、
料理の専門学校に進むのがよいのか、
大学の家政科に進むのがよいのか、
はたまた、どこかの料理店に皿洗いから修行に入るのがよいのか・・・。

服部専門学校は、設備やカリキュラムがとても充実していました。
説明を聞いていて、私が通いたいと思う授業もたくさんありました。

娘は、これからの人生が長いのだから、
学校行って、修行して、別の道に行って、また勉強して、・・・と、経験値を上げていって、
何年か先、あるいは何十年か先、自分の本当にやりたいことがコレだ!と確信するのでしょう。

結局は、自分で道を切り開いていくしかないのです。

生きていくにはお金が必要。
その糧になる何かが
やりたいことかもしれないし、お金のためにやることかもしれない。

どのタイミングで人生の岐路が現れるのかはわかりませんが、
娘が体育会系の部活で培った“根性”で、突き進んでほしいなぁと思うばかりです。
学校の勉強が嫌いでも、好きなことの勉強や修行は喜びとなるはず。

Boys and girls, be ambitious!

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