内田鋼一さんの鉄の蓋物 & 安田裕康さんの登り窯 & お祭り

こんにちは。
きもちのよい秋晴れです。
紅葉してきたカシワバアジサイ

内田鋼一展、16日め。
今日は鉄の蓋物をご紹介いたします。

錆びた鉄の円柱形の蓋物。
美しいです。
内側は布で覆われています。
用途はいろいろですが、茶箱としてもステキですね。
37800円。





茶箱と言えば、10年前に出た『茶の箱』という本。
赤木明登さん、安藤雅信さん、内田さん、長谷川竹次郎さん、ヨーガンレールさんの
5人の作品を取り合わせて構成された茶箱。
ステキです。
ギャラテン本棚にあります。ぜひご覧くださいね。
・・・残念ながらヨーガンさん、先月急逝されました。
ご冥福をお祈りいたします。



若っ。

実はこの鉄の蓋物の作品、
8年前の内田展のときに出たもの。
いくつか常設に買い取ったものの最後のひとつを家から持ってきました。

そして、この掛け軸もその時の作品。
よい字です。
コレは私の家宝としたので、非売品です。(苦笑)




さて、昨夜は荒井恵子さんと、安田裕康さんの窯焚きの見学に行ってきたのですが、
その前に腹ごしらえと、おなじみ“まつ井”さんでごはん。
サトイモと豚肉のサラダ、美味しかった!

土気駅近くで、Kさん夫妻と合流し、車で先導し六地蔵窯へ。
何度も通っている場所だが、万が一迷ってはKさんに申し訳ない。
念のためカーナビを確認しながら行く。(苦笑)
2週間もの長い間、ずっと焚き続けるうちの終盤の昨日、
窯の温度はもうすぐ1000℃。
窯前面の鉄の扉が高温で赤くなっていますね。

20分に一度、この鉄の扉を開けて薪を投じるのですが、
開けた瞬間の10秒くらいだけ見学者に見せてもらえます。
私の写真の技術で内部をうまく撮ることができず残念なのですが、
オレンジの炎の中、配置されている作品の輪郭がくっきりと浮かびます。
窯焚きは明日が最終日で、1000℃を超えると、炎の色が真っ白になります。
神秘的なオーラを放ちます。


窯の煙突から出る煙を見る安田さんと荒井さん。
この窯焚きで出る“煤”を採取し、墨を作り、荒井さんが創作に使わせてもらうのです。
は大きく分けて“松煙墨”と“油煙墨”があります。
文字どおり、前者は松を燃やして出る煤から作る墨。
しかも、安田さんが使う備前の赤松からは、最高級の煤ができる。
この煤を荒井さんが信頼する奈良の墨屋さんに加工してもらうというもの。
安田さんの協力を得て、どんなすばらしい墨ができるのか、
そして、その墨で荒井さんがどんな表現をするのか、今から楽しみです。

また最近大切なご主人を見送られたCさんも合流。
火を観て熱い涙を流され、ほんの少し癒えたと喜んでおられました。
もちろん、私も、日頃の雑念が取り払われ、大きな癒しを受けました。
安田さん、ありがとう!

荒井さんが昨日銀座で行列に並んで買ってきてくれた食パン。
今朝、サンドイッチにしていただきました。
食べちゃったので紙袋だけ。

さきほど出勤時、ギャラテンの入るビルの近くの道路際に、
おまわりさんがたくさんいたので事故か何かかと思ってみたら、
お祭りの神輿の出発点で待機しているたくさんの人がいました。
店で窓を開けたりBGMをつけたりしていると、
「ピーヒャラドンドン♪」という音が聞こえてきたので、
すぐさまカメラ片手に道路までダッシュし写真を撮りました。






お祭りっていいな。
感動しやすいもので、ウルウルしながらパチパチ撮っていたら、
ハッピを着たおじさんに「お守りだよ」と言って手渡されました。
こりゃ、きっと今日何かいいことあるな・・・♪

カフェのスウィーツ
ガトーショコラ

イチジクタルト

モンブラン

楽しい日曜の午後をお過ごしくださいませ。
ではでは。
 

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