中島圭一郎さんの絵付けデモ & 通販受付中

 

 

 

こんにちは。

 

 

爽やかな秋晴れの月曜。

暑いです・・・(汗)。

 

 

いつも家を出入りする時に

門扉の支柱の閂穴にケロッピがいないか確認します。

今朝は、ケロッピはいませんでしたが、

小さいドングリがありました。

ケロッピは木の実は食べないだろうし、

小鳥がここに隠したのか・・・♪

 

 

 

 

 

 

 

10月1日(金)~14日(木)

 

中島圭一郎さんの個展

 

 

ギャラテン初の中島圭一郎さん。

 

佐賀出身、現在、都内で制作されています。

 

ちょっと可愛らしくて

ちょっとシュールで

ちょっとユニークな動物たち。

どれもリアルでありながら

少しアンバランスで

各々にキャラクターが浮かび上がってくるような個性があります。

 

中島さんの描く動物たちの顔は

みな目が少し離れていて

幼児の愛らしさとギャグアニメのおもしろさが混在している。

 

それらの動物は擬人化されて、

バーでお酒を飲んでいたり

オシャレしていたり

踊っていたり

みんなでごはんを食べていたり

・・・・・

いろんなシーンがあり、ストーリーが生まれます。

 

細い面相筆で緻密に描かれた中島さんの絵の世界は

ずっと観ていても飽きないほど

楽しくて美しくて心躍る魅力あふれるものだと思います。

 

食器として使うたびに

ワクワクホッコリ。

 

また、カジュアルダウンした絵の陶板もたくさん出ます。

壁に飾ってもよし、皿として使ってもよし、

存分にお楽しみくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日は、中島さんが終日在廊し、

絵付けするところを間近で見せていただきました。

ご来店のお客様方は興味深くその工程をご覧になっていました。

 

 

まず、お詫びをしなければなりません。

私の不勉強で、上絵と下絵の違いをしっかり把握できておらず、

上絵付のデモとお伝えしてしまっていました。

 

ご存じの方も多いかと思いますが、

一応カンタンにご説明いたします。

 

一般的な焼物は、

焼き締めのように素焼き・施釉なしで一気に焼いてしまうものもありますが、

粘土を成形し乾燥後、素焼き→釉薬をかけて本焼き(素焼きか本焼きのタイミングで化粧土を施すこともあり)ということが多い。

作者によっては、その工程の中で、いろんな加工を施すこともあります。

 

有田焼や九谷焼のような、鮮やかな絵付けのあるものを、

私は今まで上絵だと思っていました。

実は下絵も上絵も両方施されたり、

もっと言えば、上絵本焼きの後に再度上絵本焼きを重ねるものもあります。

 

そもそも、絵付けは以下の考え方。

素焼き→『下絵』→施釉本焼き

素焼き→施釉本焼き→『上絵』→低温本焼き

 

 

 

いわゆる『染付』と呼ばれるものは下絵付けです。

 

 

 

 

 

 

一見で下絵とわかるものもありますが、

上絵と思えるものが実は下絵というものもあります。

 

たとえば今展の中島さんの作品を例にとると・・・。

◎ヤシの木の幹、トラの輪郭と縞、真ん中の大きな花、皿の周囲の籠目模様は下絵

◎ヤシの木の幹に描かれたツブツブ、ヤシの葉っぱ、トラの縞を映えさせる白い部分、花など、皿の周囲の模様の白部は上絵

 

淡い色合いが好きだという中島さんの絵付け、

いろんな効果を狙って巧みに描き分けているのです。

そういうことを知ると、観方に奥行きが出てきて趣深いですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・と、前置きが長くなりましたが、

昨日、中島さんが見せてくれた工程は、

素焼きの生地に下絵付けをするところでした。

 

まずは、鉛筆で、絵柄の下描き。

真っ白な曲面に、木の幹や枝から描き始める。

木々に多くのインコたちが描かれていきました。

中島ワールドがここから始まります。

 

 

 

 

ラフな鉛筆の下描きができたところで、

細い面相筆の先につけた呉須(酸化コバルトの顔料)で

少しずつ線が描かれていきます。

細い線ながら、微妙な強弱や濃淡をつけ、豊かな表現に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少しずつ絵ができていくのを見るのは楽しいものです。

中島さんはいろんな人からのご質問などに対応しながら

着々坦々と筆を進め、完成。

この後、アトリエで施釉し本焼き。

そのあと、さらに、色絵具で着彩し、再度焼成します。

ここに金彩などを施す場合は、さらにさらに低温で焼き付ける作業が加わります。

このように高い技術や感性が、気の遠くなるような多くの手数をかけて制作されていくことを知ると、

作品へのリスペクトや愛着も増していきますね。

 

 

今展で出ているタンブラーの絵が、

昨日中島さんが描いたものに似ているので、

できあがり予想の参考まで。

 

筆の先でチュンチュンと白絵具を載せ、

梅の花びらが立体的になっています。

 

 

 

 

 

 

10月については、以下のとおりで営業いたします。

 

コロナウイルスの感染防止対策として、

カフェはお休みしています。

書・日本史・薬膳料理教室・英会話のカルチャークラスも休講します。

 

 

時短営業で12:00~16:00とします。

今回は、来店予約制はとらず、会期中、自由にご来店ください。

一時的に店内が密になる場合は、

ご入店人数を規制し、玄関のところでお待ちいただくこともあります。

 

 

◎ご来店になるお客様へのおねがい

 

マスクをご着用ください。

店の玄関に置いてあるジェルで手指を消毒してください。

店内でご覧になっている他のお客様とはなるべく距離を保ってください。

 

 

 

 

 

 

会期中、ご来店になれない方のため、

ただいま通販を承っております。

作品は少しずつ、このブログでご紹介いたします。

 

通販用のページをアップするのに時間を要します。

初日のブログの画像をご参照になり、お問い合わせねがいます。

 

 

 

 

 

 

今朝のテレビで、

国慶節の中国、

海外旅行ができないので、国内で7億人移動とのこと。

ひゃー(汗)。

我が国も、緊急事態宣言が解除され、

各地で多くの人出があったそうですね。

コロナの感染が広がりませんように・・・。

 

 

 

 

ではでは。

 

 

 

 

 

 

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