『TORA』展 宮内知子(木)・アトリエひこ(絵)・TIGRE BROCANTE(服)9日め & 宮内知子さんの作品の工程 & 菅原裕喜さんの『プチトマトとパセリのキーマカレー』 & 昨夜 高橋朋子さんと打ち合わせ

 

こんにちは。

 

あ、暑い・・・。(汗)

 

 

 

 

 

新企画『TORA』展、9日め。

 

宮内知子さんは、京都で制作しています。

木で器を作る作家さんはたくさんいますが、

知子さんのはキュートな絵が象嵌という技法で漆で描かれています。

この技法については、後日じっくりお伝えいたします。

 

アトリエひこは、大阪市にある知的障害のある人たちの施設。

現在14人が在籍していますが、

今回は、大江正彦さん、中正人さん、茶谷節子さん、金昌裕さんの4人の絵をセレクトしました。

独創的で人の心をわしづかみにする絵の数々です。

 

TIGRE BROCANTEは、福岡を拠点に多くのファンに発信するアパレルブランド。

デニムを主体とした大人のワークスタイルがコンセプト。

今回で3回めの企画展。

トラプリントシリーズをはじめ、定番、新シリーズのいろんなアイテムが勢ぞろいします。

 

 

今日は知子さんの象嵌(ぞうがん)の作品ができていくまでの工程をご紹介します。

気の遠くなるような多くの手数に驚きます。

手間だけではなく、そこに知子さんならではの

良い意味で気のぬけたモダンな絵柄が入り絶大な魅力を放ちます。

また漆器に施される象嵌はよく見ますが、

ナチュラルな木地があらわになり、よりカジュアルでライトな感覚になるのもよいですね。

 

1年半ほど前に知子さんの京都のアトリエを訪れた時、

異なる木在を接ぎあわせた作品が主に作られていました。

今回メインとなっている漆を象嵌する技法を試行錯誤で作り始めた頃でした。

そこから何度もトライアルを重ね、現在に至っています。

 

 

木工旋盤でお皿の形に加工する。

 

 

漆で絵を描く。(下描き)

 

皿にテープを貼り、マスキングする。

下描きに合わせてカッターで切っていく。

 

リューターで下描きに合わせて彫っていく。

 

 

絵付けしたい部分のテープを剥がす。

 

地の粉に水、生漆を入れ混ぜる。

 

 

ヘラで漆を塗る。

 

 

マスキングを剥がす。

 

 

漆が乾いてから、紙ヤスリで研いで余分な漆を取る。

 

 

エゴマ油、蜜蝋、食器用のウレタンを施す。

 

 

 

完成!

 

鳥の輪郭や目や羽根の中のアルファベットが濃い色をしていますね。

これらの線がリューターで彫られ、漆がより深くに入り込み濃くなるのです。

また木地そのものの持つ年輪の線や面も、この絵柄と器により深みを加えています。

 

 

濃い色のブラックウォルナット地には、白漆で象嵌されています。

 

 

 

 

そして、月初めの期間限定カレーランチ。

1日(木)から11日(日)の間、

”迷羊舎”の菅原裕喜さんによる『プチトマトとパセリのキーマカレー』を提供しております。

 

合いびき肉と数種類の野菜やキノコを加えて作ったキーマカレー。

ミニトマトとパセリを加えることで、コクがあり後味のよいカレーです。

パセリが好きな人も嫌いな人も美味しく召し上がっていただけます。

自家製福神漬けと一緒に召し上がっていただくと、また違った味わいが楽しめます。

 

先日、私も食べてみました。

裕喜さん曰く「お肉屋さんに感謝されるほどの合いびき肉を使っている」とのこと。

たしかに肉肉肉~という感じです。

トマトの清々しい酸味、パセリの絶妙な優しい苦み、玉ねぎの甘味・・・。

いろんな味が重なって深い味わい、そしてホッとするカレーです。

 

明後日まで!

どうぞご賞味くださいね。

 

 

 

 

 

 

さて昨夜は大網から車で45分、

来月の企画展でお世話になる友人で陶芸家の高橋朋子さんのお宅に打ち合わせに行きました。

まずは朋子さん手作りの美味しいごはんをごちそうになる。

時々ギャラテンにも来てくれるので、よく話はしているが、

ごはんを食べながらなんだかんだたくさんおしゃべりする。

8時が過ぎ、仕事仕事!と気を取り直し、またそこからいろいろ話す。

ここ数年、全国各地に展覧会で飛び回って大忙しですが、

常にものづくりに誠実に真摯に取り組んでいる朋子さん。

来月の企画展では、有機的なカタチの銀彩やラスターなどでキラキラしたブローチがたくさん登場します。

お楽しみに!

 

打ち合わせに行って、ごはんの写真しか撮っていないじゃないか・・・。(苦笑)

 

 

 

 

今日も外は猛暑ですが、店内涼しくしております。

ぜひご来店くださいませ。

 

 

ではでは。

 

 

 

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